(メーカーが特定されてもいけないので、テンプルのみの画像です。ブランド名も見えないように加工しました))

前枠は54mmくらいある大きめのスクエアなセルフレームで、
-7.00Dくらいのプラスチックレンズが入っており、
レンズが厚くて恥ずかしい、
ズリ下がるために掛け心地が最悪、
ということで、フレーム交換を依頼されました。
ウスカル会オリジナルフレームに入れ替えて
厚みはスッキリしましたし、ズリ下がらないようにフィッテイングしました。
今回のお題は、ウスカルフレームが素晴らしい、という話ではないので
その写真は割愛します。
さて、問題のこのフレームですが、国産でハンドメイドと書かれています。
この業界に携わるものならば、まあ大体その名前は知られている有名ブランドです。
ズリ下がるのは、ロクにフィッティングが出来ないからです。
縦に極太のセルロイドテンプル、厚みもあります。
耳たぶの頂点に当てる屈曲点を変えられませんし、下方向への角度の調整もほぼ無理です。
これだけぶ厚いと、
新品時に、熱を加えてから曲げても表面に皺が寄ってしまいますし、
古くなってくると上手に加熱しても割れる可能性が高まります。
そんなリスクを負っても、しっかりとは曲げ調整はできません。
できるのは、頭を横に抱き込むように曲げるだけ。
これではすべってしまいズリ下がるのも当然です。
このようなフィッティングを端から拒否するフレームはたまに見ます。
メガネは、最終的にユーザーのお顔に合わせて完成するものですから、
こういうフレームの作りはどうなんだろうと思います。
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