と電話にて相談がありました。
同じフレームに同じ屈折率で、同じ度数を入れて、同じようにフィッティングした
球面レンズと非球面レンズを比較したら、
まあ、非球面レンズのほうが、少しは小さくならないで済むのは確かですが、
肉眼的にわかるほどの違いが出るかは疑問です。
私の答えとしては、
少しは緩和されるが、実のところたいした違いは無い
と言うことです。
目が小さく見えないようにするためのもっとも効果的な方法は、
なるべく眼とレンズの距離(頂点間距離と言います)を小さくすることです。
まつ毛がレンズの裏面に触れないギリギリのところまで近付けます。
フレームのサイズによっては、眉間や頬がレンズに触れることもありますので、
フレームのサイズにも留意したいです。
フレームが大きいとレンズの厚みも増しますし、レンズに輪郭が映り込んでしまいます。
頂間距離を小さくすると、近視のレンズでは、目に対する有効度数が強くなります。
ということは、所定の矯正視力を得るために必要なレンズの度数が弱くなります。
-10Dのレンズで、頂間距離が2mm変わると、約0.2Dの差が出ます。
ということは、一般的に頂間距離は12mmが良いと言われているようですが、
-10Dのレンズの頂間距離を10mmに出来れば、一段階(0.25D)弱い-9.75Dのレンズで足りるかもしれません。
0.25D弱くしたところで、厚みの変化は少ないですが、わずかでも薄くはなります。
当然のことながら、屈折検査の際は、装用時と同じになるように頂間距離を設定しないといけません。
と、話は逸れてしまいましたが、
非球面化することにより、目が小さくならないことを過大に期待しては、
メガネを受け取ったときに幻滅することになるでしょう。
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