「目が悪い」という表現はいかがなものかと思いますので、正確にしますと、
「これ以上、近視が進行しないようなメガネが欲しい」
と言い換えてみます。
以前にも記していますが
→ http://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-505.html
近視は低矯正のほうが進行を抑制するという所先生の仮説は、
その後の臨床試験の結果で信頼性は揺らいでいます。
最近では、「低矯正は近視進行のトリガーになる」との説すら浮上しています。
したがって、低矯正にすれば良いというものでも無さそうですし、
レンズの下の部分の度数を雲霧して(凸レンズを付加して)調節を助けるタイプのレンズ、
ファンクションレンズとか、調節アシストレンズと言われているもので、
具体的な商品名としては、リラクシー、リマーク、リラクサスなどが該当しますが、
これらも同じ考えをすれば、近視抑制効果は期待できないことになりそうです。
調節を節約して、調節性眼精疲労の軽減には繋がるかもしれませんが、
それと近視抑制効果は別の話です。
相談の回答としては、
結局のところ「よくわかりません」と成らざるを得ないのですが、
なるべく目に負担の少ないメガネということになるのだろうと思います。
眼位の異常があり、輻輳性眼精疲労を来しているのならその矯正、
ヘリングの等量神経支配の法則に則った左右の調節バランスの均衡、
過矯正は調節性眼精疲労の原因に繋がりますし、
低矯正過ぎても良くないのは前述のとおりです。
要するに、可能な限り快適に装用できるメガネということですね。
言葉にするのは簡単ですが、これがなかなか難しい・・・
引退するまで、毎日が勉強です。
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