さらに前回のメガネ調整から3~4年経過してきたこともあり、
老眼の度数が足りなくなりつつありますので、
徐々に自分のメガネのレンズを交換しています。

向かって左の2本は「中近」と呼ばれるレンズです。
水平視線でデスクトップパソコンの画面までの距離が明視出来るように、
レンズ度数とアイポイントで調整してあります。
この二者を比較しますと、アイポイントあたりの加入度数が大きく違います。
ベルーナレアルは遠用重視の中近です。アイポイントより上に充分な面積が確保できれば、
遠くまで充分に明視出来ます。
余り推奨はしませんが、近視系の方なら常用するにも使えそうな感じです。
HOYAの「SCRR」というレンズは、
今現在、メーカーのホームページにもレンズガイドにも載っていないレンズです。
素性は、内面累進で、リスティング則に則った収差補正が施されております。
OEMという形で、当店に供給されておりますが、これ以上は書けません。 ^_^;
こちらは明らかに中間距離から手元重視です。
遠用も見えますが、常用と言うよりは室内専用という感じです。
右の7本は、「遠近」と呼ばれるレンズです。
例によって、メーカー、銘柄ごとの見え方を比較したいので
度数は統一しています。
R=Sph-3.50D Cyl-0.50D Ax90 ADD2.50D
L=Sph-3.75D Cyl-1.00D Ax70 ADD2.50D
遠用度数は5m視力表に於ける完全矯正値です。
SmartSPというのは昭和光学の内面累進レンズです。
他社に比べて調光レンズ偏光レンズのバリエーションが豊富だったので、
興味が湧いて使ってみました。
割と内面累進らしい、ソフトな感じのレンズですね。
水平方向の視野の広さは感じます。
ただ手元の度数変化が緩やかで、表示以上の累進帯長の長さを感じます。
HOYAのSCRは、前述のSCRRの遠近版です。×11というのは累進帯長。
内面累進は、良く言えばソフトな、悪く言うとシャープさに掛けるレンズが多いような気がしますが
これはHOYAらしく割とシャープな感じです。(ソフトに対してハード)
累進体長は他メーカーに比べると「長くない」です。
度数変化が早いので近方も見え易いです。
TSL Inforkは、累進レンズというよりは、境目の無い2重焦点レンズですが、
横方向の収差が累進レンズ並みにかそれ以上に感じます。
中間距離が見えないかわりに近用視野は広いですが、
近用部周辺の度数が変化する部分がモヤモヤしてしまいます。
ゴルフ用に良いかと思いましたが、これなら加入度数を下げたソフトな累進のほうが良いかな、と。
使い道は、座った状態で、手元を広く見る趣味などでしょうか・・・?
TOKAIのエナジーは、累進帯長が9mmという短い距離のものです。
度数変化は早く、中間距離の視野は狭いです。
近用部は広いですが、やはり揺れは感じやすいです。
上下幅の短いフレームを選んだ場合に使うレンズかと。
アイポイント下に距離があれば、同じメーカーのセレノISのほうが使いやすいです。
下の2本はTOKAIのセレノISの累進帯長が13mmと11mmのものです。
同じ銘柄でも累進帯長が変わると見え方も全然変わります。
この内面累進レンズも、HOYAに似たハードなレンズだと感じますが、
度数の変化はHOYAよりもさらに早い気がします。
遠方も近方もシャープに見えます。
足元の揺れは、多少感じますが、上手く抑え込んである印象です。
価格対比を考えれば、優秀なレンズだと感じます。
個人的には11mmのほうが好みですが、
初めてのかた、加入度数が強めのかたは13mmのほうが慣れ易いかと思います。
昭和光学のSmaerSP、
HOYAのSCR、SCRR、
東海光学のセレノIS、ベルーナレアル、
これらのレンズは、価格帯はほぼ同じです。
屈折率やコーティングによって当店価格は変わりますが
1万円台後半からご用意している最多販売価格帯のものです。
各メーカーの1組数万円とか10万円を超えるハイエンドなレンズに比べると
細部の性能などでは劣るかもしれませんが、
充分に安心してお使いいただけるかと思います。
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