

「レンチキュラー」といいます。
白内障手術に眼内レンズが移植される前の時代では日常的に扱っていましたが、
近年は少なくなりました。
レンズの高屈折化と非球面化で、結構な度数までフルビジョン(レンズ全体に度数が入る)で
対応できるようになりましたが、
プラス10ディオプトリーを超えてくると、
メーカーの特注条件が厳しくなりますし、フルビジョンでは厚く重くなってしまいます。
現在プラス10ディオプトリーを超えたレンズをフルビジョンで受注してくれるのは、
屈折率1.60の球面レンズで外径60mm限定、
屈折率1.67の非球面レンズで外径60mm限定かつ0.50D単位、
のものに限られます。
(思い付く限りのレンズメーカーの特注窓口に問い合わせました)
強い凸レンズの需要は、小児の強度遠視や無水晶体眼など、今でもある程度あります。
出来れば13ディオプトリーくらいまで、
屈折率1.67かそれ以上の非球面のフルビジョンンレンズで、
1mm単位の外径指定あるいは玉型対応の薄肉加工にて、
0.25D単位で製作してくれるメーカーが現れると有りがたいのですが・・・。
あるいは、20年ほど前まで実在した、
HOYAのHM-2SASのような、シームレスのレンチキュラーでプラスMETS対応のものを、
屈折率のより高い材質で作って貰えれば良いのですけれどね。
メーカーとしては、需要が少なくて利益に繋がらないものは作りたくないでしょうが、
そういうレンズを必要とするお子様が少なからず存在することを理解していただき、
社会貢献と言う意味でもニッチな分野へも供給していただけると大変ありがたいです。
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