
最近、人気となってきた丸メガネですが、
チョイスを間違えると、確かに滑稽に見えてしまうことがあります。
それをあえて狙うという手もありますので、一概に悪いことではないとも思うのですけれど。
過日、日本最大のメガネ展示会iOFT2016が開催されましたが、
目立って増えたのが、丸をはじめ、ボストン、ウエリントンといった
クラシックなデザインのフレームでした。
ただ、丸メガネについては、ほとんど仕入れはしませんでした。
というよりも、出来ませんでした。
眼鏡メーカーが考える「丸メガネ」と、
私が欲しい「丸メガネ」とは、サイズ的にマッチしないというのが主な理由です。

一般的なメーカー品の丸メガネは、こういう大きさが多いです。
玉型44mm、鼻幅23mm、面心間距離は67mmです。
狭い鼻幅のブリッジを使っていては、
面心間距離を狙った幅にするには玉型を大きくするしかありません。
そうするとコミカルな印象になってしまいます。

そして、丸メガネはクラシックなデザインを踏襲して「割智」になっていたりします。
テンプルはベータチタン。
この組み合わせですと、テンプルの開きの調整が難しくなります。
丸メガネは玉型の関係で、顔幅より小さくなりますので、
ほとんどの場合、テンプルがこめかみ付近に食い込んで、
「ボンレスハム」状態になります。
テンプルが顔を挟むと、メガネは前にせり出して、ズリ下がります。
大きい玉型、ボンレスハム、鼻眼鏡、
滑稽に見える3点セットが揃い踏みになるわけです。
こちらは、ある問屋さんのオリジナルフレームです。

玉型は41mm、鼻幅は26mm、面心間距離は前述のものと同じ67mmです。
丸メガネの玉型は小さいほうが知的な印象になります。
大正、昭和初期の文豪、科学者のイメージですね。

そして、同じく「割智」になっていますが、
テンプルの根元で開きを調整できるようになっています。
こめかみに食い込まずに、頭を優しく抱きかかえるようにフィッティングできます。
ユニークさ、柔らかさを演出するには大きめの丸メガネでももちろん良いのですが、
せっかくの丸メガネを、知的にオシャレに楽しむならば、
やや小さめの玉型を選ぶのがコツです。
メーカー品ですと数は極めて少ないですが、
丸メガネ研究会のオリジナルフレームですと、
小さなものから大きなものまで、いろいろなサイズが揃っております。
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