年齢は30代前半です。
つい最近、富山市内の眼科で処方箋を受け取り、
その眼科の指定である眼鏡店にて作成したところ、
「全く使えない」
ということで、当店に相談に来られました。
R=Sph-2.75D
L-Sph-1.50D Cyl-0.50A Ax180
という度数で、お決まりのブルーライトカットのコーティングがしてあります。
おまけに全くフィッティングをした形跡もなく、お顔に全然合っていません。
いったいどんな理由で「指定」なのやら・・・・
5m視力表における両眼開放屈折検査の完全矯正値
Rv=(1.5*Sph-4.50D Cyl-0.50D Ax180 1△B.In)
Lv=(1.5*Sph-3.75D Cyl-0.75D Ax174 0.5△B.down)を得ました。
等価球面値からすると
右眼で約2.00D、左眼で約2.25Dの近用加入度が与えられています。
遠点距離に換算すると、右で50cm、左で44.4cmです。
パソコン画面までの距離は、姿勢で多少前後し55cm~65cm、
目の高さよりもやや低い位置にモニターがあるそうです。
これでは、画面に顔を近付けないと、モニターの細かい部分がハッキリしませんし、
室内の少し離れたところも大きくぼやけてしまいます。
状況からして
「全く使えない」
のは当然でしょうね・・・(>_<)
50代のかたで、読書専用の老眼鏡としてなら使えるでしょうけれども。
パソコン用に限らず、特定の距離にあるものを明視するためのメガネは、
単に弱くすればよい、というものではなく、
明視域を考慮しないといけません。
この場合、遠点が66.6cmとなる加入度数+1.50Dよりも強い加入度数は必要無いでしょう。
最終的には、近用視力測定用装置を使って、
パソコン画面までの距離を、無理なくピント合わせ出来る
度数を選んで調整いたしました。
せめてフレームだけでも再利用できれば・・・というご要望でしたので、
レンズだけの交換と相成りました。
尚、ブルーライトカットのコーティングはデメリットも多いので、
普通のコーティングにしました。
(理由は以前に書いております)
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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