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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

間歇性斜視の相談

間歇性の斜視についてメール質問を受けました。
プライバシー秘匿の上、一部公開させていただきます。


引用ここから---------------
トレーニングによって回復は望めるか尋ねると、効果を望めないとの返答でした。
また、大きく外れやすいが、外れっぱなしではなく注意して見ようとすれば両眼視できている為、個人的には手術はおすすめしない。
との事で間歇性斜視との診断を受けたのみで、現在何も変わっていません。

--------------引用ここまで

某有名眼科にて受診と言うことでした。


基礎眼位がずれているのか、輻輳不全型なのか、開散過剰型なのか、
あるいはその複合、そして変位の量、年齢にもよって
ビジョントレーニングの効果やプリズム矯正の可否は変わります。
断片的なわずかな情報だけでは答えにくい内容の質問ですので、
お決まりの
「見てみないとわかりません」
という答えに成らざるを得ないわけですが、
それでは余りに無粋ですので、あくまでも一般論としてお答えしました。


強度近視と言うことですので、おそらくは、間歇性外斜視なのでしょうが、
間歇的にでも両眼視が出来ている状況であれば、
トレーニングの効果が望めない、と断定するのは少々乱暴な気がします。

ただし、「回復」という意味が、潜在的な眼位のズレが正位に近づくという意味であれば、
一部の状況を除き、それは望めないかもしれません。
ビジョントレーニングは、融像という目の働きを強化して、
視線のズレをカバーし、両眼視機能を向上させるものです。
つまり、潜在的なズレは変わらないものの、
融像力で左右の視線を揃えて両眼視の状態に持っていくということです。

そして、プリズム矯正は、融像力を補うものです。


プリズム矯正をして、融像力をトレーニングすれば、
もしかしたら視機能は改善するかもしれません。
診断するだけで、放置するのは余りにもお粗末な対応だと感じます。



斜位だけではなく、不同視、強度の乱視、あるいはメガネの修理など、
メールや電話など、いろいろな相談を受けるわけですが、
一般論としてお答えするのも難しい部分はあります。
個別のケースが一般論に当てはまれば良いですが、
そういうわけにはいかないケースが多いことも事実です。

やっぱり、
「見てみないとわかりません」と申し上げるしかないです。^_^;


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