マスクの季節です。
マスクをするとレンズが曇ります。(>_<)
そこでご紹介するのは「曇りにくいレンズ」。
「曇らないレンズ」と広告宣伝されることがあるようですが、
正確には「曇りにくいレンズ」です。
レンズの曇りは、温度差により空気中の水分がレンズ表面に結露してできる細かな水滴に
光が乱反射することで起こります。
レンズの表面に親水性のコーティングを施すことで、
レンズ表面の水分を膜状化し、結露やくもりを防ぎます。
防曇レンズは、実は古くからありまして、
発売されてはいつの間にか消えていく短命な製品でありました。
原因は、過去の防曇レンズには反射防止機能が無かったこと、
そして耐久性の無さに尽きるでしょうか。
現在の防曇レンズは、主にふた通りあります。
東海光学の商品をご紹介しますが
FOGGYガードコート
メンテナンスフリー ノンフォグコート
共に反射防止のマルチコートは付いております。
前者は、親水膜に専用の曇り止めを塗布し、親水性を高めたものです。
メーカーによっては、専用レンズ拭きに曇り止め効果のある薬品を染み込ませたものを
使用するものもあります。
曇り止め効果は高いですが、メンテナンスが面倒なことと、ランニングコストが結構掛かります。
後者は、その名の通り、メンテナンスフリーです。
レンズの親水コートだけで曇りを防ぐのですが、
ホームページの最下部にも記載されているように、
防曇効果は1~2年、キズが入りやすい、レンズの横変が早い、
という従来の防曇レンズと同じ欠点があります。
また、書いてはありませんが、両者ともに、
最近の撥水コート付きプラスチックレンズでは減って来た「水ヤケ」というシミは、
親水性の高い防曇プラスチックでは容易に出来てしまいます。
水滴が付いたら、乾く前に拭きとらないと、
水に含まれる不純物がレンズ表面に食いついて取れなくなります。
(実は、私自身、防曇レンズでメガネを作った翌日にやってしまいました)
しっかりメンテナンスしないと、せっかくの機能が失われるばかりか
不具合の原因となりますのでご注意ください。
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