
遠近両用 放射線テストをしないメガネ店
こういう検索キーワードがありました。
メガネ店で検査をし遠近両用メガネを作った際、
放射線テストをしなかったが大丈夫なのか?
という疑問を感じられたのでしょうか?
放射線とは、雲霧法を用いた乱視の測定に使う視標です。

一定の条件を満たすとき、
乱視があれば、線に濃淡ができます。
それを中和することで、乱視を矯正します。
放射線テストを行わないことは、主にふた通りの理由があると思います。
ひとつは、乱視測定にはクロスシリンダーを使う。
もうひとつは、乱視検査をしない。
この二者です。
クロスシリンダーとは、全長10センチ強の、小さな器具です。
ジャクソン クロスシリンダー、あるいは、手持ち式反転クロスシリンダーとも言います。

私も基本的には乱視の測定はクロスシリンダーを使いますので
放射線を使うことは滅多にないです。
稀に、クロスシリンダーの受け答えが曖昧な場合に放射線を使いますが、
そういう場合は放射線でも答えは曖昧なことがほとんどです。
修行時代も含め、4軒の眼鏡店でアルバイト・社員として働きましたが、
そのすべての店で、乱視検査はクロスシリンダーで行い放射線は使っていませんでしたし、
知り合いの小売に携わっている業界人にもクロスシリンダー派が圧倒的に多いです。
乱視検査をしない、というところもあるでしょう。
オートレフラクトメーターで得られる度数を鵜呑みにして、
乱視の自覚的検査を省略すると言う店は存在します。
(私には信じられないことですが、人件費削減のためには必要なのでしょう)
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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