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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

調節バランステスト

以前、累進レンズの近用加入度数を左右で変えることには問題があることの説明に、
ヘリングの等量神経支配の法則(Hering's law of equal innervation)を紹介しました。

http://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-477.html

http://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-601.html


ただし、これは遠用度数の「調節バランス」が取れているという前提での話です。
私たちは、左右の眼で同時にものを見る両眼視の状態で生活していますので、
左右のバランスと言うのは非常に重要です。
この左右バランスを取るために「調節バランステスト」というものを行います。


例えば、デスクトップパソコンの使用を前提に中近の累進レンズを使用するとして、
完全矯正値
R=Sph-0.75D Cyl-0.50D Ax80
L=Sph-1.00D Cyl-0.50D Ax100


の眼に対して、「調節バランス」を取り損ねて

R=Sph-0.75D Cyl-0.50D Ax80 近用加入度2.50D
L=Sph-0.75D Cyl-0.50D Ax80 近用加入度2.50D


という度数でメガネを作成したとします。


パソコン画面を見る時は、視線はアイポイントの下数ミリ、
近用加入度数の50%が付与される位置を通るとしたら、
右目の遠点は80cm、左目の遠点は66.6cmとなります。

逆に言うと、左右で同じ距離に焦点を合わせるためには、
左目は右目よりもレンズ面の上方に視線を通さないといけなくなります。
これは事実上不可です。

こういう事態を避けるために、調節バランステストを念入りに行います。

よく、眼科やメガネ店で、遮蔽板(しゃへいばん)や遮眼子(しゃがんし)を用い、
左右の眼を交互に隠して
「右と左ではどちらが見えますか?」
などとやりますが、これは全くの不正確です。
左右で矯正視力が必ずしも同じとは限りませんし、
片眼が遮蔽された瞬間に調節が介入してしまうことがあり、
正確な左右の調節バランスは取れないことが考えられるからです。


調節バランステストは、調節を完全に緩解させた状態で行わなければいけません。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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