乱視もわずかばかりあるだけで、眼位の異常や両眼視機能にも全く異常はありませんでした。
レンズのご提案をするにあたり、このくらいの度数ですから、
当店としては一般的な屈折率1.60の球面あるいは片面非球面レンズで十分と考えるのですが、
このお客様は、前回作られたチェーン店の店員により、
徹底的に洗脳(?)されてしまっている状態で、
自分には両面非球面レンズしか合わないのでは?とおっしゃられました。 ^_^;
お話しをうかがうと、男女の店員3人がかりで、
徹底的に両面非球面レンズの素晴らしさを強調されたそうです。
オプションのコーティングもあれこれ説明されて、
結局8万円近いレンズを購入したとか。
確かに付加価値としては高いものが付いていますし、
それをご納得の上でご購入されるのならば、それはそれで良いですし、
良いものを手に入れたという所有欲が満たされるなら、それも良いとは思います。
でもね、度数が変わったり、負荷価値が高くても傷は付きますので、
そうそう長く使うものではないプラスチックレンズに、
そんな大枚はたいても、もったいないと私など思うのです。
当店でも、例えば屈折率1.90のガラスの累進レンズなどは、
心苦しいですが6万円近くで販売せざるを得ません。
他に作ってくれるメーカーがないので、競争の原理が働かず、
値引き要請も強くは出来ないのです。
ただ、さほど強くもない近視のレンズなら、
1.74とか1.76とかの屈折率は必要ないし、
両面非球面による収差補正も必要無いと思っています。
丁寧に洗脳を解いて、4分の一以下の価格のレンズを使用いたしました。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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