医学用語には「老人性・・・」「加齢性・・・」とか、失礼な言葉が多いです。(笑
40歳を超えたあたりから、それまで遠見視力が良かった(正視)かたに、遠視化傾向が現れます。
元々遠視のかたは遠視が進行し、逆に近視のかたは近視の度数が弱くなっていくことが、
しばしば見掛けられます。
理由は、いろいろと考えられていますが、
・水晶体の扁平化による屈折力の低下
・毛様体筋の緊張度の減少
・眼軸長の短縮
などが有力です。
同時に乱視の加齢的変化も良く見られます。
直乱視の減少、倒乱視の増加、あるいは、乱視角が倒乱視方向へ変化することが多いです。
こちらも理由はいくつか考えられていて
・瞼の角膜への圧力の低下
・水晶体乱視の倒乱視の増加
(角膜乱視を水晶体乱視が打ち消すことで、収差の解消をしているという説があります)
とまあ、ざっくり説明するとこういうものなのですが、
実は、私にもこいつがやってきてしまったようです。(笑
久しぶりに自分の目を測りました。もちろん、両眼開放屈折検査にて、
一次検査・調節バランステスト・調節緩解テストというフルコースです。
結果は完全矯正値
Rv=(2.0*Sph-3.50D Cyl-0.50D Ax90)
Lv=(2.0*Sph-3.75D Cyl-1.00D Ax70) 眼位のズレは計測されず
です。
私は、自分の常用メガネは、若いころから完全矯正値にしています。
両眼視機能に於ける、調節と輻輳のバランスを考えると、
完全矯正値にするのが理想的だと考えているからです。

2012年の3月から、今年の2月までの間に作ったメガネは
R=Sph-4.00D Cyl-0.50D Ax90 近用加入2.25D
L=Sph-4.25D Cyl-0.75D Ax75 近用加入2.25D
とまあ、約0.50Dの遠視化傾向(近視が弱くなる)が見られます。
この程度ですので、遠見はほとんど気になることは無いのですが、
近見は実質の近用度数が1.75Dになってしまいますので明らかに見え難くなっています。
さて、業務連絡ですが・・・・
レンズメーカーの皆さん、
もし当店に是非とも売り込みたい累進レンズがあるならば
R=Sph-3.50D Cyl-0.50D Ax90 ADD+2.50D
L=Sph-3.75D Cyl-1.00D Ax70 ADD+2.50D
素材は1.60、無色、撥水コートのみ、
ハイエンド商品ではなく、リーズナブルでコストパフォーマンスに優れていると自信のあるレンズを送ってください。
評価の上、採用するか決めさせていただきます。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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