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検索キーワード39・近視の低矯正

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メガネ 矯正 弱く

1965年に著名な眼科医である 所 敬 先生が低矯正眼鏡は近視を抑制すると報告されました。
おそらく、日本ではそれ以来、近視の眼鏡矯正に関しては弱め(低矯正)が良しとされています。

しかし、2002年のChung氏、2006年のAdler氏の完全矯正VS低矯正のランダムトライアルで、
完全矯正のほうが近視進行が遅い、という、
むしろ低矯正は逆効果という結果が出てしまいました。

米国式21項目検査、ハーゼ先生のポラテスト・プリズム・メソッドに於いても、
眼鏡矯正の処方度数に関しては、低矯正を推奨する表現はありません。
もっとも、両者ともに、両眼視機能を精査する検査法ですので、
両眼視機能をもっとも発揮することのできる完全矯正値を基本にしていると考えるほうが自然です。


それでも、現在の日本では、眼鏡処方は低矯正が正しい、という考えが主流のようです。
(特に眼科医の処方において)
ところが、同じ眼科医が、メガネではなくコンタクトレンズを処方するとき、
なぜか完全矯正であることが多いです。

「メガネよりコンタクトのほうが近視が進みにくい」
という話を耳にすることがありますが、理由はここにあります。
低矯正のメガネ、完全矯正のコンタクトレンズ、
少し近視が進行すれば、低矯正なメガネの矯正視力の低下のほうがより大きいです。
これがこの俗説の真相です。

仮にコンタクトレンズのほうが近視の進行が遅いとしたならば、
近視は低矯正が推奨されるという所先生の説と矛盾することになります。



そもそも近視の原因に関して、
長い間、水晶体屈折説VS眼軸説の議論が続いていたようですが、
現在はほぼ眼軸説で結論が出たようです。

その眼軸を進展させるトリガーは何か?
これも遺伝的要因であったり、
調節ラグ説、栄養説など、後天的環境説もいろいろあるわけですが、
こちらはまだ解明はされていません。



有力な「調節ラグ説」に関して、
1999年、Leung氏がPAL(Progressive addition lens・累進レンズ)に
近視抑制効果があると報告しました。
その後、2001年Shih氏、2004年COMET氏、2008年Hasebe氏(岡山大学)などに同様の報告がありました。
しかしながら、効果は見られるものの、その抑制効果はわずかなものであり、
岡山大学の長谷部先生も臨床現場において実際推奨されるものではないと言われています。

累進レンズが単焦点レンズより割高であることによる経済的負担もそうですが、
累進レンズ特有の下方のボヤケ、
遠方の周辺視界のボヤケというデメリットもあるので当然かと思います。



私自身、10代の終わり頃から近視でありますが、自分のメガネの遠用はずっと完全矯正にしています。
それは
調節(ピント合わせ)と輻輳(寄り目)は連動しており、
低矯正にすると、調節力を節約できる代わりに輻輳がしにくくなる。
よって両眼視機能のバランスが崩れてしまう、という理由です。
この完全矯正をし続けた結果、私の近視が必要以上に進行してしまったのかは、
検証する方法がありません。

私の意見をお客様に押し付けるつもりは毛頭ございませんので、
度数決定の際には、ご希望をお聞かせ願えればそのようにいたします。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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