FC2ブログ

こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

非球面レンズの弊害

お客さまから処分を依頼されたメガネです。

150426_2.jpg

とあるチェーン店で、一番薄いプラスチックレンズということで、
購入されたそうです。
フレームは、有名な女性向けアパレルブランドのチタンフレームで、
日本のメーカーが、中国の自社工場(?)で作っているものです。

一見、どうということもなく見えるのですが、
レンズ面の曲率を測る「カーブ計」というものをあてがいますと、

150426_3.jpg

縦方向では1.37カーブほど、

150426_4.jpg

横方向では3.25カーブあるのがわかります。

削る前のレンズには縦も横も無いですし、
そもそも全方向に均等なカーブを持っています。

どうしてこうなったかというと、
球面レンズ対応設計の5~6カーブで製造されたフレームに、
1カーブ程度しかないフラットな非球面レンズを、
フレームカーブの調整を怠って無理やり嵌め込んだからです。

偏光板を使ってレンズの応力歪みを見ますと

150426_1.jpg

このような悲惨な状況です。



最近は非球面対応と称して3~4カーブで作られているフレームがありますが、
現在でも4.5~5.5カーブで作られているフレームは多いです。
凸レンズや弱度近視から混合乱視、遠視系の累進レンズを入れる場合、
3~4のフレームカーブではフラット過ぎることになりますし、
中高年向けのフレームの場合、4.5~5.5カーブで作られているほうが助かります。


150426_5.jpg

カーブが合わなければフレームカーブはこのような道具で簡単に調整できます。
ただし、カーブ調整すると、テンプルの開きが変わりますし、
前枠の雰囲気が変わることがあるので注意が必要です。

フレーム選び、レンズ選択の際には、
本来はこういうことも気を使わないといけないのですが、
残念ながら、メーカーも小売店もあまり考えていないような気がします。

球面レンズとの価格差も小さくなってきて、
非球面レンズが中心になってきている風潮ですが
非球面レンズを使用する場合、弊害もあることを知っておいてください。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://optpal.blog.fc2.com/tb.php/444-d6d24e61
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)