蒸気を浴びたり、冷凍庫に入ったりと、熱や曇りに困っておられるようです。
行き付けのメガネ店にてガラスレンズの使用を打診すると
「いまどき時代遅れのガラスレンズなんて使う人いませんよ・・・云云」
などと、けんもほろろな言われようにショックを受けて、当店に相談に来られました。
現在、一部のプラスチックレンズには、耐熱コートと防曇コートは
排他的に使用できるようになっていますが、同時使用はできません。
ガラスレンズは、屈折率に関わらず熱には強いですが、防曇仕様のものはありません。
耐熱と防曇、両方の要求を同時に満たすことが出来るレンズは残念ながらありません。
耐熱性の高いレンズに、市販の曇り止めを使うことが現実的な対応となりますが、
私自身はガラスレンズの使用を端から否定したりはしません。
重さや破損の可能性という面ではデメリットは確かにありますが、
強度近視のかたには、ガラスの屈折率の高さは利用しない手はないですし、
プラスチックの表面硬度が高くなったとしても、ガラスレンズの傷つきにくさには敵いません。
私がこの仕事に付いた約30年ほど前は、まだガラスレンズの時代でした。
落として割れた、という事例は、年間に数件は経験しましたが、
それが原因で眼球を怪我したという重大事故は経験していませんし、
業界の話題としても聞いたことはないです。
当店では、ご希望があれば、プラスチックとガラス、両方の良い面悪い面をご説明の上、
お客様の希望されるレンズを提供いたします。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報