単に真中でポッキリと折れたセル枠(アセテート材)です。
気温の低い今の時期は、セル枠は折れやすいのでお気を付けください。

添え木で補強して融着してくっつけられないことはないのですが、
強度は充分に担保できませんので、諦めた方が無難です。
幸い、レンズを利用して入れることが出来る枠がありましたので
フレーム交換で対処しました。
同じフレームに交換するのは問題ないのですが、
レンズを利用して、他のフレームに入れ替えるには条件が必要です。
隙間が空かないこと、
乱視・プリズムの角度が変わらないこと、
レンズの光学中心がズレないこと、
遠近両用の場合はじゅうぶんな視野が確保できること、
レンズの表面が加工に耐えられること、
などです。
見落とされがちなのは、一番最後の条件です。
レンズを削る際、加工機にセットするには保護テープを使うのですが、
この保護テープを剥がすときに、レンズ表面のコーティングまで剥がしてしまうことがあります。
ガラスレンズや新しいプラスチックレンズでは起きないのですが、
経年劣化や、傷が付いていたり、熱クラックの入ったレンズの場合はときどき起りますので注意が必要です。
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