20代後半以降の世代の男性用の、サイズが大きく横長なフレームです。

大別すると「ブロウバー」と呼ばれるものですが、
ブロウ(眉)が一本のバーで繋がっているデザインです。
私なぞ、昭和の時代の不良、いわゆる「ツッパリ」と呼ばれた人たちが
45度などと前傾角を付けて好んで掛けていたデザインを彷彿させる印象があって、
初めは「ええ~!?」と思ったものですが、見慣れてくると、まあ普通になりました。
これを流行らせたきっかけも、売り手側の都合だったように思います。
ステンレスやチタンの薄板の弾力性に任せたフィッティングの簡素化、
要するに、店舗スタッフを技術や知識の無い非正規雇用の従業員で賄いたいということです。
それはともかく、この手のデザインのフレームの多くは、サイズが大きいです。
ちょっとした度数のレンズでも厚くなりますし、
ナイロールはレンズの断面がむき出しになりますので厚みが目立ちます。
そして厚みを誤魔化すために、ごっそりと斜めに面取りをして鏡面加工をしたりします。
こうしてギラギラテカテカの強度近視感たっぷりのメガネの出来あがりとなる訳です。

これは鏡面加工はされていませんが、-6D程度のさほど強くもない度数のレンズが入っていて、
厚みもウズもかなり目立ちます。

こういうクォーターナイロールの構造のものでしたら、
ナイロン糸の長さを詰めれば、玉型を2mmや3mmくらい小さくすることは可能ですし、
無色のレンズを入れる分には、見た目もさほど変わりません。
レンズの厚みが薄くなり目立たなくなるほうがよほどカッコ良いと思いますが、
こういう手間の掛かる非効率なことはやりたがらないのでしょうね。
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