電話にて、KODAK PolarMax 6150の在庫について問い合わせを受けました。
PolarMax 6150シリーズは、CR-39という屈折率1.50素材で作られた偏光レンズです。
一部のカラーを除いて、数年前に廃番になっており、
当店のHPもそのように記載しておりましたが、
お電話を受けてメーカーHPにて確認しましたところ、
すでにすべてのカラーで廃番となっておりましたので、
急いで当店HPも修正いたしました。
誤った情報を掲載していた件、大変、失礼いたしました。
謹んでお詫び申し上げます。
尚、6150シリーズで最後まで残っていた偏光+カラー染色のバリエーションは、
6160Ⅱシリーズで継承されております。
CR-39素材を使った偏光レンズは、各社共に縮小基調にあります。
理由はいくつか考えられますが、
偏光膜の耐久性やレンズ素材の耐熱性、
偏光膜を挟む構造のためレンズ厚が増すことは高屈折素材のほうが有利です。
また、同濃度での偏光度が1.60素材に比べると低い傾向があります。
昭和光学のポラウドという偏光レンズの場合、
1.60や1.67素材では偏光度99%以上のカラーが、93%程度になっていたりします。
あるいは、スポーツサングラスへの需要として、1.60や、1.53の高強度素材が求められるということもあるでしょう。
偏光ではない普通のメガネレンズも、CR-39素材は縮小傾向にあります。
セイコーでは、もう十数年も前に廃止となっていますし、他社でも新製品がほとんど出ていません。
メーカー在庫の払拭に伴い特注化されていくので、
そうなると1.56や1.60素材の在庫量産品のほうが安価に入手できます。
アッベ数が高い(色分散を起こしにくい)という利点はあるのですが、
厚み、重さ、耐熱性など、その他の性能が見劣りしてきています。
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