滋賀県にある近江時計眼鏡宝飾専門学校が、
来年度から時計眼鏡宝飾学科の募集を停止して、時計科と時計宝飾科だけになるそうです。
日本で初めて漏刻を設置した天智天皇を祀る神社として創祀された経緯から、
近江神宮の付属施設として開校した専門学校ですが、
眼鏡科だけが廃止になるという、この業界の将来を暗示していると感じるのは私だけではないはずです。
これで、眼鏡専門学校は、東京眼鏡専門学校と、
名古屋と岡山にある大手小売店が経営している2校の計3校になります。
日本眼鏡技術者協会の認定眼鏡士制度から
国家検定資格の「眼鏡作製技能士」に移行するにあたって、
技能検定を受けるため必要なものは2年(2級)あるいは5年(1級)の実務経験だけとなりました。
そして、眼鏡作製技能士の検定試験はこの眼鏡学教本を一冊勉強すれば良いだけです。

これまでは、眼鏡専門学校を卒業さえすれば、自動的に「SS級認定眼鏡士」の資格が与えられましたが、
これからは眼鏡専門学校を卒業しても、眼鏡作製技能士国家検定の受験資格が与えられるだけなので、
2もしくは3年、年間数十万円の学費を出してまで行く必要もなくなりました。
わずか4,000円(税別)で手に入る眼鏡学教本を一冊買って、
たったの320ページ程度読み込みさえすればよいので、独学で充分です。
ということで、近い将来、他校も同じ運命を辿ることになるのではないかという気がします。
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