VR(バーチャルリアリティー)が、ゲームだけではなくビジネスの分野にまで活用される時代となりました。
我々、眼鏡技術者にとっても、新しい環境に適応する必要があります。
当然ですよね、眼鏡技術者の皆さん?
eSPORTSのように長時間の画面への集中、
VRヘッドセットの独特の視環境への対応など、
頭の中で理屈を捏ねているより、やったほうが手っ取り早いわけで、
現在、自分の眼と頭を実験台にして研究中です。

店の営業時間中にゲームなどをしているのも如何かと思いますので、
自宅マンションの狭い部屋の一角にパソコンを設置しました。
クローゼットとベランダ側の壁の間に60数センチほどの謎の隙間があるので、
そこにギリギリ入るサイズのパソコンデスクと27インチモニター、足元にゲーミングパソコン、
マウス・キーボードにジョイスティックとスラストレバー、足元にはラダーペダルをセットして、
フライトシミュレーターやドラゴンクエストなどで
仕事の一環なのですが、超ブラックな企業ですので、
もちろん残業代は出ません。
これらを使いながら、遠近、中近重視の遠近、中近、単焦点などレンズの種類や度数を試して、
いかに眼に負担の掛からない方法を見つけ出すか。
時には、休みの前日などは、夜中の2時まで6時間ぶっ続けで画面を見たりして
いろいろ試してみました。
我ながら勤勉です。
遊んでるわけじゃないですよ、これも仕事です。(笑
眼の疲労、特に屈折性のものについては、調節ラグが関わってくることは予想通りでした。
調節ラグの状態を調べるにはこれが便利です。

そして、レンズはこれが圧倒的に使いやすかったです。(私にとっては)
残存調節力や眼位など、個別の状況に合わせることが必要ですので
これのみが唯一の正解、ということはあり得ないです。
人によっての最適解を見つけることが必要となります。

もちろん、レンズの種類だけでは無くて、度数も調節ラグを考慮したものにしてあります。
ブルーライトカットは入っていません。
眼精疲労の軽減に効果があるという医学的根拠(エビデンス)は今のところありませんし、
むしろ背後の照明による裏面反射が煩わしいです。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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