「眼鏡学教本 ~眼鏡作製技能士を目指して~ 」という本が届きました。
本体4,000円(税別)、消費税と送料で計4,800円もする眼鏡技術解説書です。

来春行われるであろう国家資格検定「眼鏡作成技能士」という資格試験の
唯一の公式なハンドブックになります。
これを丸一冊覚えておけば、試験もフルマークで合格できるようです。

B5サイズで320ページちょっとありますが、
眼鏡技術専門学校で使われていた「眼鏡士読本」「眼鏡光学ハンドブック」などの内容を
広~く浅~く取り上げて、そこに最近のトピックスを少し加えたような感じでしょうか。
屈折検査のことや眼鏡・眼科医療機器などのことはかなり省略されて簡素になっている印象です。
一通り目を通しましたが、これといって得られた知見は皆無でした。
で、この教本を売っている日本眼鏡技術者協会のサイトに、
「眼鏡作成技能士」の国家試験はこんなん出ますよ、
と書いてありました。
試験科目及びその範囲並びにその細目
受験される方には漏れなく受かって欲しい、という忖度が丸見えです。
これでいいのか、国家検定!
私は、認定眼鏡士に登録されているので、2時間ほどの特例講習だけでこの資格が頂けることになっています。
が、以前にも書いてますが、特例なんて認めず、全員が公平に試験を受けるべきだと考えています。
国家資格として消費者に信頼されるためには、
能力に欠ける人にまで与えるものではないからです。
で、特例講習は受けずに、国家検定を受けてやろうかとも思っていましたが、
こんな試験じゃ、受かっても個人的には意義を感じないのでどうしようかと考えているところです。
別にこの「国家資格」が無いと仕事ができない、ということでは全く無いですし、
内容によっては認定眼鏡士より後退しているとも思えるこんな資格なら
いっそ取らないほうが良い、という考えもありではないだろうか。
そんなことを考えさせられる中途半端な国家検定が間もなく行われます。
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