諸条件によって個人差は出てきますが、
おおむね40代の前半、遅くとも後半くらいには自覚することになると思います。
その時どうするか?
遠近両用コンタクトとかモノビジョンなどの方法もありますが、
一般的にメガネで矯正する場合の選択肢としては以下が考えられます。

左から
青・遠近両用
緑・遠近両用(中近重視)
橙・室内用レンズ(以前は「中近」と呼ばれたもの)
茶・デスクワーク用(以前は「近近」と呼ばれたもの)
桃・シングルビジョン(単焦点の老眼鏡)
室内用レンズも、見え方の違うレンズが用意され、数年前に比べて選択肢は増えてきました。
遠近から、室内用レンズまでは基本的には同じ設計です。
https://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-1626.html
https://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-793.html
アイポイント(水平方向遠方を見たときに視線が通る位置)での加入度の違いと、
累進帯(度数が累進的に変化していく箇所)の長さの違いです。
(それに伴って設計も変わってきますが)
遠近では、アイポイントでの加入度数付加が0%
中近重視の遠近では、同10数%
室内用レンズでは、同20数%、同40%前後
メーカーによって多少の差異はありますが、
アイポイント付近で付加される加入度の違いが何種類か用意されておりまして、
「その中から自分に合うものを選んで使え」
と言っているわけですが、そんなの一般の消費者が選べるはずもありません。
当然、私たち、眼鏡技術者と呼ばれる者がアドバイスしないといけないわけです。
で、全部試してみました。
自分の眼で確かめないとお客様に薦めることもできませんので、眼鏡技術者としては当然の務めです。
なかなか一つのメガネですべてを賄えるものではなくて、
遠近と室内用とか、中近重視の遠近と室内用とか、
シチュエーションに応じて使い分けるほうが、見え方のストレスは少ないですが
掛け替えるストレス、というものも存在するわけです。
一つで何とか万能に使える可能性もあるにはあるのですが、
見え方の要求については、個人差もありますし、
現在の視生活との違いによっても変わってきますので、必ずしもうまくいくとは思えません。
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