近くの眼科から大学病院を紹介され、MRIなどの諸検査を受けたものの特に脳に異常はなく、
不正確な伝聞ですが、筋肉系の異常との診断を受けたようです。
その時は、フレネル膜プリズムの処方を受けるだけで、他には特に治療などは受けていないようです。
その後、主治医が退職したということもあって、大学病院には行かずに数年が経過しています。
フレネル膜プリズムとは?
明らかに右目が内転していました。
複視の訴えはありませんでしたので、フレネル膜プリズムで矯正出来ているのかと思いましたが、
かなり大きな量のプリズムで、しかも劣化して解像度が相当に落ちていました。
劣化もあってレンズメーターではフレネル膜のプリズム量は測定できなかったのですが、
中和法で25△か30△であることは想像が付きます。
が、なにぶん、劣化していますので、確定には至れませんでした。
片眼を遮蔽した状態で両眼の完全矯正値を得て、
バゴリーニ(Bagolini Striated glass test)を行うと、抑制はしていませんでした。
光束は二本とも見えています。
私の顔が二つ見えるのか確認すると、やはり二つ見えると・・・・
フレネル膜を貼ったご自分のメガネを掛けていただくと、複視は起こしていません。
もしや・・・
その状態でバゴリーニを行うと、案の定、右眼抑制です。
つまり、フレネル膜は眼位を矯正していたのではなく、
遮蔽板として機能していたということです。
実際の眼位は、30△を超えるような内斜視です。
レンズへの組み込みプリズムでは実現不可能な量ですし、
フレネル膜を貼ったところで、このプリズム量では、膜の劣化が無くとも解像度の低下は免れませんので
遮蔽板としてしか機能しないでしょう。
斜視が発生する前までは、両眼視出来ていたと思われますので、
もしかしたら、斜視手術をすれば、ズレがゼロにはならずとも小さくなれば、
プリズム矯正やビジョントレーニングを行うことで、
正しい両眼視に持ち込めるかもしれません。
当ブログに既出の眼科に連絡をして、診ていただくことになりました。
ただ、大学に行っても、斜視手術の適応になるかはわかりません。
前回も書いておりますが、
斜視手術(斜位)の適応は、私が期待しているよりも圧倒的に少ないようです。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報