以前にも触れたことがあるのですが、
眼鏡技能士なる資格試験が来春から行われることが決まったようです。

眼鏡技術者国家資格推進機構NEWSというものが送られてきまして、
とりあえず目を通してみたのですが、
それによると、学科試験と「視力測定」「レンズ加工」「フィッティング」の実技試験があって、
1日ですべてやるようです。
で、学科試験は誰が作って、実技試験は誰が合否の評価をするのか、などと疑問があるのですが、
(公社)日本眼鏡技術者協会が指定試験機関に指定されるように厚労省に申請しているようです。
って、私らやんけ!
さらにプレスリリースによると、
「認定眼鏡士に対する特例講習会の準備を進めて参ります」とあります。
ということは、私たち認定眼鏡士は、講習を受ければ試験無しに横滑りで資格を得られるということのようです。
それ、アカンでしょ。
認定眼鏡士の時の失敗(私は失敗だと思っています)の二の轍を踏むだけです。
どうも協会のお偉いさんがたは、「特例」がお好きなようで、
認定眼鏡士の時も、既得権や、年齢による特例で、試験や講習が免除になったりして、
認定眼鏡士なぞ、ザルのような資格になってしまいました。
私は「特例」や「聖域」など認めず、一律に試験を課すべきだと思います。
とはいえ、東京都で800人超、石川県でも58人、全国では3000人を優に超える認定眼鏡士が居ますので
公平に同時に試験を受けるというのは事実上不可能ではあります。
(時差があると問題が洩れて後から受けるほうが有利になってしまう)
そして、学科試験の概要が一切わからないので、どういう勉強をすればよいのかが不明です。
全部やれと言われても、余りに範囲が広くて仕事の合間では間に合いません。
「眼鏡学ハンドブック」「眼鏡士読本」「眼鏡光学ハンドブック」あたりを頭に叩き込めばいいのか、
公衆衛生学や点眼薬、光学機器の構造なども出題範囲に含まれるのか、
まさか、国語や英語、数学は無いでしょうが・・・
せめて学科試験のアウトラインの公表、そのためのテキストなども作成しないと
来春の実施は無理じゃないかと思うのですが。
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