
たまにですが、
「エグゼクティブ型」という指定のある処方箋が持ち込まれます。

調節不全のある内斜視や、内よせ過剰の内斜視の矯正に使われる
「すり分け直線分離型」の二重焦点レンズのことです。
遠用と近用の2枚のレンズをフレームに嵌め込んだフランクリン型遠近両用の発展形になります。
レンズが厚くなり、重くもなる欠点はありますが、
小児の場合、近用部を広く取らないと学習に困難が生じるためと、
遠用部と近用部の光学中心が干渉しないので、余計なプリズムが発生しないというメリットがあるため
これを選択するしかないのです。

A型の二重焦点も上部は直線ですが、
台玉に近用加入度数が付いた形になるので、光学中心が合成されてしまい、
近用部の光学中心が所定の場所には無く、近見時の視線に意図しないプリズムが発生してしまいますのでよろしくありません。
遠用部の度数がゼロならば良いのですが、
ほとんどの場合、遠用度数は中等度の遠視のことが多いです。
少子化で、需要は少ないので新規開発は難しいのでしょうが
せめてもう少し屈折率が高い素材で、薄型加工のできるレンズを作って貰えないでしょうか?
屈折率1.67の素材なら、強度もあるのでもう少し薄く作れるのではないかと。
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