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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

合成プリズム

県南部のほうから深視力用のメガネの相談に来られた方が、
現在使われているメガネのデータを印刷したものをご持参されました。

2年ほど前の日付で
R=Sph*** Cyl*** Ax** P3.0△45° PD=34.5mm
L=Sph*** Cyl*** Ax** P3.0△225° PD=34.5mm

あとはアイポイントの位置とかレンズの種類とかなど。


う~ん、通常のメガネ処方で、プリズムを合成して角度表示しているのは初めて見た気がします。
小児の斜視治療用のフレネル膜プリズムでは使うこともあるので、経験無いわけでは全く無いです。
フレネル膜を2枚張ることは出来ないので、合成せざるを得ないのです。

210222_1.jpg


中学校の数学で習う三平方の定理で計算することになりますが、
この場合、プリズムを水平と上下方向に分解すると
右レンズは2.12132△B.in 2.12132B△.Up
左レンズは2.12132△B.in 2.12132B△.down
となります。

このかたの眼位検査はどうやって行われたのだろう・・・
フォングレーフェ(プリズム分離)、ショーバー・テスト(赤緑分離)、偏光テスト(偏光分離)、マドックスなど
一般的な眼位検査では、水平の斜位と、上下の斜位は別々に測定します。(のはずです)
シノプトフォアなら合成で測れますが、普通は斜位の定量検査には使わない気がします。

別々に測って合成したのだろうとは思いますが、何か意味があるのかな????
と考えてみたら、なるほど!


メーカーによっては、プリズムレンズの製作には3△まで、とか5△まで、とか製作範囲に制限があります。
メーカーによっては、製作範囲をオーバーした注文でも受けてくれますが、
特注加算料金が上乗せされます。

例えば、製作範囲が5△までの場合、
右レンズに2.5△B.up 4.00△B.inというプリズムを入れたいとき、
合計は6.5△となり、製作範囲外になりますが、
合成プリズムだと212°方向に、4.71699△の製作範囲内の量で作れるわけです。
でも、0.25プリズムディオプトリーの単位でしか作れないので、
半端が出てくる違和感は否めません。


このプリズム合成ですが、過日ご紹介した眼鏡技能士試験には
最低でもこの程度の問題は用意しておいて欲しいです。
正解率はいかほどでしょうか?
眼鏡販売従事者の何割、いや、下手すると一桁パーセントかもしれません。(汗

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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