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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

乱視の測り方

前々回の記事で、乱視とクロスシリンダーについて書きました。
ちょいと補足を。


乱視というのは珍しいものではなく、
むしろ、両眼ともに全く乱視が無いかたのほうが珍しいです。

乱視については →こちら


で、乱視の検査についてですが、
乱視は、乱視軸(乱視の方向)と、乱視度(乱視の強さ)の2種類を検査する必要があります。
そして、この検査方法には、おおよそ3種類の方法があると思います。

3種類と書くと、一般的な認定眼鏡士のかたなら????となると思います。
おそらく、放射線(乱視表)とクロスシリンダー以外に何があるんだ?という反応ですね。
それはある意味正しいです。


まずは放射線視標(乱視表)について。

201014_1.jpg

360度のものや半分の180度のもの、15度刻みや10度刻みのもの、棒線のものや点線のものなど複数ありますが、
視力検査表には必ずあるのがこの放射線視標です。

で、どうやって検査するかというと、
後焦線を網膜上に置くと、乱視がある場合はこういう風に放射線に濃淡が出来ます。

201014_2.jpg
(当店の視標は10度刻みで、点線ではなく棒線でした)

この見え方ですと、乱視軸は45~48度くらいでしょうか。
                 
「時計で言うところの1時と2時の間と、その反対が濃く見えるので45度付近。」
「2時-8時の線が、1時-7時よりも若干濃い気がするので50度寄り。」

ですが、これを聞き出すのがなかなか難しいです。
で、被検者に見え方を順次問いながら、全体が同じ濃さに見えるように、乱視軸と乱視度を微調整していきます。



そしてクロスシリンダー。

201014_3.jpg

±0.25D、±0.50D、±0.75Dなどの混合乱視のレンズがその正体です。
これは最小錯乱円を常に網膜上に置いて検査をする必要があります。(マストです)
乱視軸を調べるときは、赤と緑の中間にある白い点を乱視軸に合わせ、
乱視度を調べるときは、赤と緑を乱視軸に合わせます。
反転することで網膜上の最小錯乱円の大きさが変わりますので、
反転の前後の見え方を比較し、乱視軸、乱視度数を追い込んでいきます。
乱視軸の場合、「10度進んで5度戻る」「5度進んで2.5度戻る」「2.5度進んで1.25度戻る」というふうに細かく追い込むことも可能です。
乱視度の場合は単純に上げるか下げるかの2択になりますが、乱視度を0.50D変えた場合は乱視軸も再測定したほうがよいです。



そしてもうひとつは、機械任せです。

(恐ろしいことに)案外これが一番多かったりして。
オートレフやオートケラトメーターなど他覚的屈折検査のデータを妄信して自覚的検査はしないパターンです。
信じられない現実ですが、眼科の「屈折」の領域において著名な眼科医ですら、
オートレフラクトメーターの乱視軸・乱視度数を妄信して自覚的検査をしていないそうです。


クロスシリンダーで乱視を測定すると、オートレフラクトメーターの数値のいい加減さは自ずと理解できると思うのですが、
クロスシリンダーの使い方を知らないと、それすら検証できないのかもしれません。。

乱視軸がズレると、
あるいは、乱視度が少なかったり多かったりすると、
残余乱視」というものが発生します。
この残余乱視、特に乱視軸のズレによるものは思いのほか大きいです。
残余乱視の量から換算すると、乱視軸が
5°ずれると  18%
10°ずれると 34%
15°ずれると 53%
20°ずれると 68%
25°ずれると 84%
30°ずれると 100%
も乱視矯正効果が落ちてしまうのです。


乱視軸は、可能な限り正確に合わせたいです。
当店では、両眼開放下にてクロスシリンダーテストを行っています。(両眼開放屈折検査)


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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