他店の検査の動向などの話を報告してきます。(別に聞きたくもないのですが)
なんでも、20いくつだとか50いくつ項目だとか、
時間をたっぷりかけて丁寧にやるとか、
検査に力を入れていることをアピールするメガネ店が増えているそうな。
項目数というのは全くテキトーです。
例えば、「カバーテスト」をやるとします。
一言だと「カバーテスト」ですが、
まずは、「カバー・アンカバーテスト」「オルタネイト・カバーテスト」で斜位か斜視か、内斜か外斜かの定性をみます、
「プリズム・カバーテスト」や「プリズム・オルタネイト・カバーテスト」と定量を見るわけですが
この一連の流れを1項目とするか4項目とするかで項目数は変わります。
眼位の検査も、フォン・グレーフェですと、プリズム分離させて水平・上下の眼位を2項目測定しますが
偏光式で検査すると、偏光十字・固視点付き偏光十字、コの字、時計、第一立体視、第二立体視、立体視反転などと、
項目が増えてきます。
まあ、全然何もしないというところよりは遥かにマシだとは思いますが、
それでも、やみくもに項目数だけ増やして、いたずらに時間を掛けても、
それで正確に検査ができているとは限らないと思うのですけれど。。。
いや、むしろ、やればやるほど、被検者の肉体的(主に眼)な疲れ、精神的な負担、集中力の欠如などが起こってきますし、
眼に調節が介入してくるリスクが増えます。
「調節の介入」は絶対に避けるべき最重要課題です。
(「調節の介入」については、話が長くなりそうですので、また別の機会に解説したいと思います。)
個人的には、検査は、極力手数を掛けずに短時間でやることも重要だと思っています。
手数を掛けないことと、手間を省くこと、あるいは手を抜くこととは別です。
必要な検査を最小限の手数で効率的に行うこと。
当店では、「調節の介入」を防ぎ、「正確」に「素早く」行うように心掛けています。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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