で、この玉摺り機を新しくしました。
新型コロナウィルスで先が見通せない中で、大きな投資をするのは不安を伴いますが、
これだけはケチれない設備なのでしょうがないです。

自分のこの仕事のキャリアの中で、最後の機械になるかもしれないので奮発しました。
昨年秋の展示会で見た新製品です。

レンズにサクションカップ(今はレンズカップと言うのかな?)を取り付けることをブロッキングと言いまして、
これまでは原寸大の投影式というのが当たり前の仕様でした。
老眼になると、これが見え難くなり困っていたのですが、
今回の機械はカメラで撮影したものを液晶画面に表示してくれて、おまけに拡大もできるという至れり尽くせりの仕様です。
これまではいちいちメガネを外して、近づいて裸眼でやることも多くなってきた作業です。
近見に特化した仕事用の中近を使ってはいますが、この作業は裸眼のほうがやりやすかったのです。
しかしもうその手間もなく、メガネを外す必要も無くなりました。
フチなしメガネの穴あけも機械任せでできます。(正確な穴位置の入力は必要ですが)
これも、これまではメガネを外してやっていた作業ですが、その必要が無くなります。
何枚か練習用のレンズで試し摺りして、
ちょうど受注していたレンズが数組届いていたので早速加工しました。
精度はさすがに上がっていますね。正確です。
「正確なPD(瞳孔間距離)=技術の証」とばかり、PDフェチになっているようなメガネ店もありますが、
今は、デジタルでPDを測定して、加工機械にもデジタルで入力すれば、
コンピューター制御の機械が正確に加工してくれます。
「正確なPD」などすでに「当たり前」の世の中です。
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