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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

人工的な強度不同視

コロナウイルス感染拡大防止のために自主休業中ではありますが、
お急ぎの用件でメールを頂きましたので応対いたしました。

黄斑上膜症(黄斑前膜症)の手術で、片眼のみ、人工水晶体(以降IOL)眼になったかたです。

裸眼の完全矯正値
R=Sph-9.25D Cyl-0.50D Ax100
L=Sph-0.50D Cyl-0.25D Ax10 (IOL)
眼位ズレなし

右目に普段使用のコンタクトレンズ(-7.00D)を装用の状態
R=Sph-1.00D Cyl-0.25D Ax110 with SCL
L=Sph-0.50D Cyl-0.25D Ax10 (IOL)
眼位ズレなし やや不等像あり(R<L)

という屈折状態です。
もともと、両眼ともに強度近視だったということですので、
白内障手術後としては、しょうがないでしょうか。
IOLの度数を調製して、手術前と同じ強度近視にするのも無理があります。
黄斑上膜症を放置するわけにもいかないですし、
健康な右目の水晶体を摘出するのも無理もありますので
こうせざるを得なかったことは理解できます。

私が両眼ともに-9.00Dの近視で、片眼のみ白内障手術を受けることになったとしたら、
やはり、手術するほうの眼は-1.00D~-2.50Dくらいの弱い近視にしてもらうと思います。
そして、手術しないほうの眼は単焦点コンタクトレンズで手術眼の屈折状態に合わせて
遠近両用メガネを掛けることにするでしょう。



それで、なぜか、手術をした眼科ではない眼科の
R=Sph-2.50D
L=Sph±0.00D
という近用眼鏡の処方箋をお持ちでした。

正直、全く意図がわからない処方箋です。
実際に掛けていただいて、全く何の役割も果たさないことを確認しました。
近用鏡としてなら
R=Sph±0.00
L=Sph+1.50D
くらいのほうが、まだ現実的だと思うのですが。

また、
R=Sph-7.50D Add+1.25D
L=Sph-0.00D Add+2.50D
という遠近両用コンタクトの処方箋もお持ちでした。

このコンタクトレンズを装用した時の屈折状態は
おそらく両眼とも-0.50Dの近視が残るだろうと想像されます。
加入度数が右は弱すぎ、左は強すぎかと思いますが、
トライアルレンズが週明けに届くようなので、まずは、それを試してみてからですね。
遠近両用コンタクトよりは、現状の右目だけ単焦点コンタクトの上から
遠近両用メガネを装用するほうが、いろいろな面で有利だと思うのですが。


で、現状ですが、右目に単焦点コンタクトを入れた状態で、
近くの細かいものを見さえしなければ、日中は大きな問題は無いと。
不自由なのが、夜にコンタクトを外した後の見え方とのことです。
どうやら右目の利きが強くて、左目のちゃんと見えている映像に、右目のボヤけが被ってくるようです。
それで、手術前に使っていたメガネの左目のレンズを外したものを使用しているとのことですが、
5分ほどかけていると頭が痛くなってくるとのことでした。
拝見すると右目に-8.50Dのレンズが入っています。
8.50Dの不同視になりますので頭痛がするのも当然かと思います。


じゃあどうするか?
ということですが、正直、この左右差に対してできることは余りありません。
後天的で人工的な9ディオプトリーに近い不同視を、
不等像や左右のプリズム差の問題を克服して「快適に」装用できるメガネは、現状ではあり得ません。
いくらかでも不自由を減らす方向に持っていく手はないこともないですが
それでも「快適」とは程遠いです。

この先のお話は、私のメシノタネということになります。

*メシノタネ
要するに、門外不出のネタということです。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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