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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

累進レンズをモニターしました

レンズメーカーのHOYAより、モニターとして累進レンズを頂戴しました。

190522_1.jpg

HOYALUX ノゾミ FL167 SFT という商品名で、
HOYAのインディビデュアル累進レンズ群の、もっとも低いグレードのものです。
低いグレードといっても、最高峰のカテゴリに属するレンズですので結構高額です。

この「ノゾミ」の上に、「ミヤビ」「RSi」などのさらに上のグレードが控えているのですが
まあ、販売価格も馬鹿げているので、当店ではあまり用事が無いです。

それはさておき、レンズ名の記号ではありますが、
FL・・・(field)いわゆる遠近両用です。中近だとroomになりますし、近々だとdeskとなります。
167・・・屈折率1.67の素材です。他に1.6、1.74といった屈折率のレンズ素材があります。
SFT・・・コーティングの種類です。他にラピス(ブルーライトカット)Venusguard(帯電防止)など。
となります。


処方レンズの詳細を伝えた時には、
・屈折率1.6のアイアスで良いよ
・コートはVPで良いよ(一番安いコート)
・アンカットで送ってね。(丸い生地)

と言ったはずなのですが、
なぜか、屈折率1.67で、カットされた状態で送られてきました。
コートはSFTなのは、この硝種にはVP仕様が無かったからでしたし、
ナイロールフレームなのでカットレンズのサイズが不正確でも糸の調整でなんとかなりました。



累進レンズとしてはもの凄く良くできています。
加入度数+2.50Dにも関わらず、足元の浮き上がりやボケも少ないですし、
遠用部側方の歪みなどもすごく少ないです。
さすがのHOYAの両面複合累進とインディビデュアル技術のタッグだと感じます。

ただ、横目使いした時に、「色収差」が気になります。
これがあるので「屈折率は1.6で良いよ」と言ったのです。

irosyuusa.jpg
(ランドルト環の色のにじみが色収差です。)


色収差の感じ方は個人差がありまして、
私は非常に神経質なのですが、
これまでお客様から色収差についてクレームを受けた記憶はありません。
ということは、私が異常なんでしょうけど・・・^_^;


この「HOYALUX ノゾミ」ですが、HOYA様が非常に頑張った納品価格を提示してきました。
当店も、非常に頑張った販売価格に設定しましたので、
ちょっと良いレンズを使ってみたい、というかたは是非。 


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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