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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

他店購入品のフィッティング調整

以前にも同じような内容のことは書いたと思うのですが。


今朝、「ホームページを見て電話している」というかたから、
「最近、他店にて購入されたメガネの掛かり具合が悪いので見て欲しい」旨の連絡がありました。


作ったばかりで転勤などで引っ越して、購入した店舗に行けない、という場合はともかくとして、
個人的には、何度でも、納得がいくまで、購入した店に相談すべき事案だと思います。
メガネを販売した者、あるいは店が責任を持ってフィッティングするのが当然ですし、
フィッティングがお粗末でお客さんに迷惑を掛けているという自覚を持たせ、
練習して技術を習熟させることにもなります。
下手だという自覚が無いから、練習しないし、いつまでも下手なままなんだと思うんですよね。

尚、誤解があると困るのですが、私自身は、自分のフィッティングは上手だとか自惚れているつもりはありません。
この仕事は35年以上やっていますが、今でも試行錯誤しながら、勉強の毎日です。



190413_1.jpg

フィッティングや修理には、ヤットコとかプライヤーと呼ばれるこんな道具を使います。
良く使うのは、このうち15本くらいですが、適材適所に使い分けます。

190413_2.jpg

そして、フレームヒーター、温熱器です。
ドイツ製の古い機種ですが、火力が強くて手放せません。


ヤットコで掴んで曲げる、ヒーターで加熱して柔らかくして曲げるなど、
フィッティングには、フレームに対して不可逆的侵襲を加えることがあります。
ヤットコの掴み傷が付いたり、加熱でプラスチックにシワが寄ったり、ということも無いとは言えません。
古いフレームだったり、海外製の質の悪いフレームだと、ロー離れが起きたりもします。
そもそも、加熱調整できない樹脂フレームというものも多く存在しますし、
迂闊にヒーターで暖めると、トップコート(着色のためのフィルム)が剥がれるなんてこともあります。

万が一、他店購入品に対して意図しないミスが起きて破損した場合、
弁償しろと言われても困るので、やはり、購入店にお持ち込みいただく方が、
お互いが嫌な思いをすることがないので都合が良いです。



などと、このブログ記事を書いている間に、
福井県で作ったメガネの調整をして欲しい、とお持ち込みがありました。
福井まで行くのがしんどい、そうです。
それならなんでわざわざ福井まで作りに行ったのか不思議ですが、それは置いておいて、
フィッティングの状態を見ると「モダンが直角」という良く見掛けるパターンでした。
こんな感じ。

190413_4.jpg

屈曲点の位置が悪い(先の方にある)ために、無理やり曲げて耳介の後ろに食いこむように当てている状態です。
本来は、一旦、テンプルをまっすぐにして、屈曲点の位置を変えないといけないのに、
手抜きをした結果、そうなったのだと想像します。
見たところ、お高そうなフレームにお高そうな遠近両用レンズが入っているようですが、
これではそれも台無しです。


これはフィッティング済みのテンプルです。

190413_3.jpg

耳介の真上に屈曲点を作って、後頭部を抱きかかえる様に包み込むのが正しいフィッティングだと私は思っています。
ただ、耳介の後ろにピッタリと沿わせていく、というやりかたが流儀の方もいるようですが。
どっちにしても、ズリ下がらない、痛くないフィッティングさえできれば正解な訳で
どちらが正しく、どちらが正しくない、ではないとは思います。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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