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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

調節と輻輳の関係

目が疲れやすいということで、かなりの低矯正の近視用メガネを掛けているかたで、
それでも疲れやすさを訴える場合があります。(眼位は正常)

近視のかたが、低矯正のメガネを掛けるという事は、
眼前の有限距離にピントが合うということになります。
例えば、完全矯正値(過不足ない度数)から
0.50D雲霧(弱く)すると2m、
1.00Dの雲霧で1m
1.50Dの雲霧で0.6666666666・・・・・m
2.00Dの雲霧で0.5m
2.50Dの雲霧で0.4m
という風に、雲霧量を増やすと、遠点(焦点の合う最も遠い距離)が近くなってきます。


50cmの距離で近業をするので、単純に2.00D雲霧すると、
調節力(ピントを合わせる力)はゼロで済みます。
調節をしないで済むので、調節性眼精疲労は起きないはずです。
でも、なんか疲れる・・・・
という場合はあります。

私たちの眼は、通常、近方視するときには、
調節(ピント合わせ)、輻輳(寄り目)、縮瞳(瞳が小さくなる)という近見反応が連動して起きます。
調節すると、調節性輻輳が喚起されて、左右の視線が対象に向きます。
ところが、調節をしないで済むと、調節性輻輳が喚起されないので、
近方の目標物を見ようとすると、融像性輻輳をより多く使う事になります。
このため、調節と輻輳の不均衡から生じる輻輳性眼精疲労が起こる、
というメカニズムではないかと思います。

余談ですが、調節量に対し、調節することによって起こる調節性輻輳の量を
プリズムディオプトリーで表した値を「AC/A比」と言います。
日本語では「調節性輻輳/調節比」と言えば良いでしょうか。
ちなみに、正視で、両眼単一視を持つ(両眼視機能が正常)かたのAC/A比は、
少し幅がありますが、2~6△/Dとされています。


つまり、疲れるからと、単純に弱くするだけでは解決しない場合もあるということです。
また、眼前に焦点を合わせると、当然のことながら遠方はボヤけてしまいます。
知らず知らずのうちに、眉間にしわを寄せて、目を細めて見ようとすることもあろうかと思います。
こういった行為も疲れの原因に繋がります。

斜位による輻輳性眼精疲労はもちろんですが、
眼精疲労の大きな原因の一つにドライアイも挙げられます。
一つの原因だけではなく複数の原因が重なっている場合もありますので、
簡単に問題を解決するのは難しいことも多いです。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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