ただの自転車趣味のオッサンのブログになってしまっていますので、
ちょっと真面目なお話しを。
さて、以下の2枚の画像ですが、同じプラモデル(ダイキャストモデル)が写っていますが
見え方がなんだか違います。
それはなぜでしょう?


これは、カメラを少し触られたことのあるかたならすぐにわかるでしょうけれど、
実は「絞り(F値)」が違います。
上の画像は、絞りを開いて(F値は小さく)手前の被写体にピントを合わせることで背景がボヤけ、
下の画像は、絞りを閉じて(F値は大きく)手眼の被写体だけではなく、奥にもピントを合わせています。
これを「被写界深度」といいます。
正確には「ピントが合っているとみなせる範囲」のことですね。
私たちの眼でも、同じような現象が起きます。

これはピンホールと呼ばれるもので、遮蔽板に小さな穴が空いています。
近視や遠視のあるかたが、この穴を通してみると、裸眼で見るよりもクッキリと見えます。
少し目を細めるとちょっとだけ良く見えるようになることを経験的に知っているかたも多いはずです。
これを「ピンホール効果」と呼びますが、「焦点深度が深い」とも言います。
小さな穴をいくつか開けたアイマスクやカッペを付けて視力回復という宣伝文句のものがありますが、
これはこの原理を利用しただけのもので、これをつければ視力が良くなる(近視が治る)というわけでは
全くありませんのでご注意ください。
【追記】
画像の紹介に、戦闘機のプラモデルを使っているのは、
機体の細かい模様が、被写体深度の比較に向いていると判断したためで、
他意はございませんので、ご了承ください。
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