FC2ブログ

こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

ハズキルーペ

特に、売りたいと思っているわけではないのですが
あれだけ派手な宣伝をすれば、誰もが「さぞかしスバラシイものであろう」と期待を抱かれるのでしょう、
最近問い合わせが多いので、一応「ハズキルーペ」のサンプルは置いております。

181030_1.jpg

ところが、相談を受けて、試着していただくと、
がっかりされた表情を浮かべるかたが少なくありません。

当然と言えば当然です。

左右に度数差がなく、弱い近視、正視、ごく弱い遠視で、乱視が少ない方が裸眼で、
あるいは、遠用眼鏡で屈折異常を正しく矯正されているかたがそのメガネを掛けた上
での装用の場合はそれなりに見えますが、
そうでない場合、
例えば、老眼の進んだかたが老眼鏡代わりに使いたい場合や、
近視のかたが裸眼で使いたい場合、
強度の乱視や不同視がある場合などは、期待するような見え方は得られないと思います。


このハズキルーペの仕様は以下の通り。

181030_2.jpg

屈折率とありますが、これは間違いです。
レンズの素材はアクリル樹脂のようですので、1.49程度です。
(他のモノマーと共重合することで改質することが可能ですので、もう少し高い可能性はあります)
「2.5ディオプトリ」とありますので、「屈折率」ではなく「屈折力」です。
まあ、この間違いは光学品を扱う上ではかなり恥ずかしい部類に入る間違いです。


倍率は1.6倍となっていますが、これはD値を4で割って1を足すという、
一般的なルーペでの倍率表示の仕方をしているのでしょうか。
(計算では1.625倍となりますが、実際の正確な倍率とは異なります)。
実際は、鼻当てを鼻の先端くらい当たるように頂間距離(眼とレンズの距離)を伸ばしても
1.2倍か1.3倍程度にしかならないです。


では、老眼鏡と比較したらどうなんだ?というところですが、
老眼鏡は、凸レンズの像拡大を極力少なくして、目的距離に焦点を合わせることを目的としており
ハズキルーペは、焦点を合わせることよりも凸レンズの像拡大を極力利用しています。
ハズキルーペのそれは、頂間距離を長く取り、OCD(光学中心間距離)を狭くして
ベースインプリズムを負荷して、脳内での像の拡大効果を利用しているものです。
よって同じ2.5ディオプトリの既成老眼鏡と見え方を比較するとずいぶんと違います。


現在は、2種類の倍率のものがあるようです。
2.5ディオプトリのものでは、パソコン画面を見ようとすると
顔を画面に相当近付けないとピントが合わないので、
そうした需要に合わせたのでしょうが、「屈折力」が小さいと、当然のことながら倍率は低くなります。


他にも書きたいことはたくさんあるのですが今回はここまで。
通販などでも売られているようですが、
ご自分の眼で確かめられてから購入された方が良いですよ
というのが声を大にして言いたかったことです。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://optpal.blog.fc2.com/tb.php/1213-c334e6dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad