「30cmの距離で、近見視力0.5以上あることの証明が欲しいので検査をしてくれ」
という内容でした。
どうやら、近見視力の測定には、当店にあるような(当店にしか無いような)特別な近用視標を持った器機が必要だと思われたようです。
実は、近見視力だけの測定でしたら、このような検査機は必須ではありません。
必要な視力表は、どこの眼科でも所持されているはずです。

ひらがななのに「万国」というのもどうかと思うのですが、
中には、30cmの距離で見たときの視角を計算して視力がわかる、ひらがなとランドルト環による視力表が印刷されています。

(古くて色褪せたりシミが出来てますが・・・)
近用視力を測るだけならこれで十分です。というか、これがもっとも信頼できる近用視力表です。
当店に設置の器機は、視力よりも、
眼位、融像、不等像、調節ラグ、加入度数、左右の調節バランスなど、
近見時の両眼視機能を調べることが目的です。
そして、職場だとか、何かしらの資格試験に提出する「証明書」は、
普通は、医療機関で、医師の診断書みたいなものが必要だと思います。
街の片隅で細々とやっているぁゃしぃメガネ屋のものが有効とは思えません。
ということで、眼科にご相談いただくようにお話しいたしました。
また、本日の午前中のことですが、
「小学3年生の子供の両眼視機能検査をして欲しい」
という電話がありました。
当店はメガネの小売店です。
基本的に、お客様との共同作業でメガネの処方度数を決定するために、
必要な情報の収集の一環として種々の検査をしておりますが、
診断目的のためにやっているのではありません。
その収集した情報から色々とご説明することもありますが、それは診断とは違います。
ただ、当店に相談が来たその理由は、
「眼科で両眼視機能について相談したけれど取り合って貰えなかった」
ということなのですけれども。 (-_-;)
ただ、カバーテストなどで、眼位の定性の把握は数秒で出来ると思いますので、
やった上で、特に異常無しと判断されたのかもしれませんが。
結論として、
当店はメガネ店ですので、メガネ調製(作成)を目的としない検査はお引き受けいたしかねる、
というのが基本的なスタンスですので、事情をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
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