というかたからの電話相談を受けました。
白内障手術を受けると、羞明(しゅうめい・眩しさを感じること)を感じる場合がありますが、
片眼の場合は、手術を受けていない方の眼が、多少なりとも白内障を起こしていることも多いため
明るさに関して、左右のギャップが大きくなりがちです。
ただ、残念ながら、レンズの透過率を下げるには色を付けるしか方法がありませんので、
左右で色を変えたり、濃度を変えるというのは現実的ではありません。
見た目という点はもちろん、正確に左右眼の感覚の差を埋めるのは難しいです。
「光の干渉」という現象を使って、
無色レンズでありながら透過率を下げる、という謳い文句のレンズもありますが、
視感透過率という数値では、ノーマルなレンズに対して1%程度下がるくらいで、
その効果はプラシーボの域を出ない程度だと考えております。
手術を受けた側をこのレンズ、非手術眼をノーマルにしたところで
ほとんど効果は得られません。
片眼のみ白内障手術を受ける場合は、不同視(左右眼の屈折度数の差)の問題が多いのですが、
明るさ・色味の違いも問題になってきますね。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)
テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報