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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

30cm「くらい」

老眼鏡がみえにくい

今年の春に、当店にて遠用眼鏡をお作り頂いたかたの相談を受けました。
ご所持の老眼鏡を拝見しますと、
乱視の角度に多少違いはありますが、おおむね加入度数+2.50D程度で、
40cm程度の距離ならピントが合いますので、
つまりは、メガネの焦点距離と、お客様の近業距離が合わないものと思われました。


「どのくらいの距離で見えれば都合が良いですか?」
とお尋ねすると
「30センチくらい」
とのお答え。


実は、この「くらい」というのが曲者で、
物差しを当てて測ったものではなく、その方の「感覚」なので、
案外当てになりません。 ^_^;


実は、このかた、趣味が詩吟や唄いでありまして、
独特の歌詞カードというか、楽譜を見る必要がありまして、
「30cmくらい」という適当なものではありませんでした。


自宅で練習されるときは、確かに眼前30cmくらいで読まれるのですが、
舞台の上で詩吟を披露するときは、
正座をして、譜面台のようなものに楽譜を置いて唄います。
その時、師匠というのか先生というのかは存じませんが、
背筋を伸ばして顔を起こして唄いなさい、という指示がでるそうです。
必然的に、眼と譜面の間には距離が出ます。

ところが、今の老眼鏡ではそれでは譜面が読めないので、
どうしても前かがみになり、顔を近付けて見ざるを得ない状況です。
つまり、必要な老眼鏡は「30cmくらい」ではなく、「50cm以上」にピントが合わせられるものだったのです。

ただし、「50cm以上」に合わせた場合、自宅で「30cmくらい」の距離で見るときには
度数が弱くて見えづらくなります。

これだけの距離差があると、調節力が少ない状況では単焦点レンズではカバーできません。
遠近累進、もしくは中近の累進、場合によっては近々というデスクワーク用の多焦点レンズが必要になります。
もちろん、それにも、視野の問題や使いこなしが必要という点がありますので万能とは言えないですが、
遠近累進のサンプルレンズではおおむね良好なようでした。


遠用、近用に限らず、メガネというのは、視力を調整するものではなく、
ピントの合う距離を調整するものです。
その結果として、矯正視力を調整することになります。

なるべく、ピントを合わせたい距離を正確にお知らせいただきますと
より適切な度数を提案することが可能です。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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