
中国で発覚したこの事件が絡んでいるのでしょうか。


私は、必ずしも、排他主義、排外主義、国粋主義、右翼思想の持ち主ではありません。
むしろ、これまでは中国の一部の人の不祥事を取り上げて中国全体の問題とすることを避けてきましたし、
「中国製品」と名指しせず「一部の東アジアの国の製品」と固有名詞を避けて表現してきました。
しかしまたしても起きたこの事件をもって、
こうした配慮はもう無用だと確信しました。
現在の店をオープンするにあたり、お客様の安全を鑑みて、
中国製のメガネフレーム、レンズは一切取り扱わないつもりでいました。
しかし、中国製品を排除すると、思うように商品が集まりません。
特に、セル(アセテート)フレームや、中・高校生のカジュアルでお手頃な価格の商品がどうしても手薄になります。
また、日本の大手レンズメーカーのレンズも、中国メーカーへの
中国製を排除することは不可能だと思われました。

「食べても死なない」
こんな理論がまかり通るんでしょうか?(;一_一)
これまで、メガネから、鉛などの有害物質が検出されたというニュースは聞いておりません。
といいますか、そんな検査が行われたということすら聞いていません。
「掛けても死なない」
問題が発覚してからこう開き直られてももう手遅れです。

当店には、店頭に展示できないフレームはストッカーに収納しておりますが、
このフレームは、福井県にある製造卸メーカー、オナガメガネさんによる、100%国産部品を使った純国産チタンフレームです。
100%中国製のパーツを集めても、国内で組み立てれば、一応「Made in Japan]として取り扱いができてしまいます。
公正取引規約やその勧告に基づいた内部規約などはあったのですが、
その規約の隙間をついて不当な表示をする業者が存在するために、
100%の純国産フレームは、悲しくなるほど少ないのが現状です。
その貴重な純国産フレームでも、店頭価格は1万円台前半からあり、
中国製の同価格帯のフレームに比べても質も安全性も抜群に上です。
(合金フレームなら1万円未満です)
しっかりと管理すれば、Made in Japanでも価格競争力は負けないように、
そして世界一の品質を持つ産地ですから、競争力の高い物を供給できると思うんですけどね。
中国に進出したり、生産委託しているメーカーも国内回帰すれば、
産地の復活によるスケールメリットなどもできるので、
ALL JAPAN体制で取り組めば、十分、中国製品に対抗できるのではないでしょうか?
安全なメガネを安心して提供できる日を待ち望みます。
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