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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

バーチャルリアリティー

スマートフォンを眼前に固定するタイプのVRゴーグルが届きました。

スマートフォンのVR動画再生アプリをインストールして
無料配布されていた動画を読み込みましたら、
想像通り、右目用と左目用のステレオ動画が分割されて再生されました。

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これをゴーグルを使って、それぞれ右目と左目で拡大して見ることでVR映像となるわけです。

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ゴーグルの光学系は、+17.00ディオプトリーのダブルコンベックス(両凸)レンズが片眼に1枚ずつでした。
このレンズが水平方向に瞳孔間距離60~70㎜の範囲で調整できるようになっており、
前後に数ミリ動いて視度調整(ピント合わせ)できるようになっています。
おそらく正視~-3.00D程度の近視の方までは裸眼で見えるのではないかと思われます。
遠視のかた、老眼のかた、乱視があるかた、左右の屈折差の大きいかたは、適切に矯正されたメガネが必要になるでしょう。


画質は荒いです。
最初は、フレネルレンズでも使っているのかと思ったほどです。
分解してレンズを見るとフレネルレンズではなく普通のプラスチックレンズでした。
非球面ということですが、確かにこの度数で球面ですと、周辺部のパワーエラーで樽状に見えるはずです。
+17.0Dの凸レンズの拡大率はかなりのものなので、スマートフォンの画面のピクセルが見えてしまうので
画像が荒く感じるのでしょう。


対象年齢は15歳以上となっています。
長時間連続して画面を見続けると視力低下の恐れがあると注意書きがされています。


自分で使った感じとしては、
私の場合はすでに残存調節力がほとんど無いために、特に調節系の負担を感じることはありませんでした。
瞳孔間距離も設定可能な範囲なので、輻輳や開散といった眼球運動にも負担はありませんでした。

ただ、調節力の旺盛なかただと、視度調整を適切に行わないと調節機能にストレスが、
瞳孔間距離が設定範囲外のかたは、輻輳・開散がストレスになるのではないかと思います。



金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)


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プリズム矯正のご相談

過日のことですが、

・自分は「斜視」であるらしい。
・そちらのホームページでプリズム矯正という方法があると知った。
・一度相談したい。


このような電話を頂戴しました。

斜視ならば、プリズムの適応ではありません。
斜位ならば、プリズム矯正できる可能性があります。
間歇性斜視と呼ばれる「斜視」は、条件により両眼視は可能なので、むしろ「斜位」です。
プリズム矯正の適応もあるかもしれません。

ただ、眼鏡業界に従事している人間ですら、斜視と斜位の違いを理解していないほどなので、
一般のかたがその違いをご存じだとも思いませんので、
ご予約を賜りました。


そして後日、ご来店いただきました。
普段は裸眼で生活しているとのことなので、裸眼視力はそこそこあるらしいので、
まずは屈折検査よりも、眼位の定性を知りたいので、遠見のカバーテスト。
カバー・アンカバーテスト、オルタネイトカバーテストの結果、
恒常性の外斜視、右上斜視があるようでした。
残念ながら、プリズム矯正の適応では無いことをご説明しようと思ったら、
ちゃんと両眼視をして私のほうを見ていらっしゃる感じです。

眼前にペンライトを示して、同じくカバーテストをすると、
やはり、かなり量は多いですが、外斜位・右上斜位で両眼視は可能でした。
プッシュアップで輻輳近点は10cm弱。
Bagorini Striated Glass Testでも、3mちょっとまでは中心窩融像が確認できました。

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Bagorini Striated Glassを45度に置いた時の見え方

これだけでは断定は出来ませんが、開散過剰型の外斜位の可能性が高いです。
簡単に説明すると、開散過剰型とは、近いところは両眼視できますが、
左右の視線が水平になろうとすると(遠見)、外側に引っ張られて視線が外を向くタイプです。
(みかけ上の開散過剰と真の開散過剰、運動因子と感覚因子などがあって単純な話ではありません)


しかし、オルタネイトプリズムカバーテストが中和するほどの量までプリズムを入れても
遠見(5メートル視力表)の両眼視は確認できませんでした。


お話を伺うと、
18歳の頃まで、東京にある有名な大学病院で定期検査を受けていたこと。
斜視手術の話も出たが、今やっても「戻り」が出てしまうのでもう少し待とう。
そうこうしているうちに、大学の受験や進学で忙しく、通わなくなってそのままになったそうです。(十数年)


ということは、十数年前には手術の適応はあったということなので、
もしかしたら今でもあるかもしれません。
当店のお客様にも、20代、30代で斜視手術を受けられて、両眼視を得ているかたがいらっしゃいます。

ですので、眼科を受診するようにアドバイスいたしました。
とはいっても、多くの開業医では、大人の斜位は見て見ぬ振りをされてしまう可能性があるので、
視能訓練士が常駐して、大人の斜位でも診ていただけることを確認している眼科への紹介状を書きました。
こちらの眼科では、自院での斜視手術はしておりませんが、
もし斜視手術の適応があるならば、大学病院へ紹介していただけるようになっています。


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バーチャルリアリティー

現在、コロナウィルス対策の一環として午後6時までと短縮営業いたしております。

住まいまでは徒歩2分程度なので、スーパーに寄って帰宅しても長い夜が待っています。

インターネットのニュース、Youtubeなどを見たりしながら晩酌していると、
ついつい酒量が増えてしまいます。

そこで、ゲームなるものを始めてみました。
ゲームなんて、ファミコンでスーパーマリオブラザーズをやったり、
スーパーファミコンでドラゴンクエスト6か7くらいまでしかやったことがないので
チンプンカンプンなのですが、とりあえずゲーミングパソコンとモニターを揃えて
狭いマンションの部屋の片隅にセットしました。

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実は、眼鏡技術者協会の生涯学習スケジュール2018年度版に
「VRの時代に於ける眼鏡技術者の立ち位置」という講習がありまして、
好奇心旺盛な眼鏡技術者としては、このバーチャルリアリティーという、
近未来ではなく現実のものとなったこの技術に、どう向き合うべきかを自分の眼で体験する必要があると考えたのです。

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バーチャルリアリティーをもっとも体感できるソフトとして、フライトシミュレーターを選びました。
なんと「無料」のソフトウエアです。(ゲーム内課金あり)
DCS Worldといいまして、航空機をエンジンスタートの段階から操作して、
様々なフライトミッションをこなして空港に戻ってくるものです。


いわゆるジェット戦闘機も乗りこなしさえすれば操れるので(かなり難しい)
もし、将来、宇宙人が巨大な宇宙船に乗って地球を侵略にやってきても、
インデペンデンス・デイに登場した、ベトナム戦争時の元パイロットで、
農薬空中散布を仕事としている飲んだくれのおっちゃんのように、地球を救うヒーローになれるかもしれません。

戦車道が乙女の嗜みならば、戦闘機道は男児の嗜みといえるでしょう。(笑


ともあれ、老眼になった眼でゲームをするとなると、それに合った仕様で度数を持ったメガネが必要となります。
画面の大きさ、画面までの距離、画面と目の高さ、諸条件によって変わりそうですが、
今のところ、過日作ったCityというレンズが一番扱いやすいようです。

まだVRゴーグルは入手していないので、これからボチボチ勉強していきます。


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電子マウントアダプター

数年前に叔父から譲り受けた古いカメラとレンズの中に、
Leitzのレンズが2本と、Leitzのマウントの付いたCANNONのレンズが1本有りまして、
これまではNIKONのZマウントとLeitzのMマウントを変換するマウントアダプターを使い、
マニュアルフォーカスで撮っていたのですが、
先ごろ、オートフォーカス用のモーターを内蔵した電子マウントアダプターが発売されました。

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シャッターボタンを半押しすると、ギュイーンギュイーンとモーターが唸って、
フィルムカメラの時代のオートフォーカスよりも遅い感じですが、ちゃんと合焦します。
電車や飛行機など、動きものを撮るのは難しいでしょうが
スナップや風景を撮るには充分に使えそうです。

さらに、マウントアダプターを介せば、他のレンズも使うことができますので、
古いニッコールレンズもオートフォーカスで撮影できるようになります。
なかなか楽しい。


で、それがどーした
と言われるとそれまでなのですが、
古いレンズで撮ると、それなりの味のある画が撮れます。

玄関先のコムラサキに蕾が付いてきました。

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Leitz Summicron 1:2/35 (F:2)

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2年ほど前に発売されたコンデジの絞り開放 (F:3.2)


コンデジのほうがちゃんと写ってるじゃねーか
と言われるとやはりそれまでなのですが・・・。



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植え込み(13回目)

昨日は、後期高齢者の定期通院と新型コロナウイルスのワクチン接種の付き添いのために休業しました。

その他雑用も終えて帰宅した18時頃、
植え込みに異変を感じたので確認したところ、やはり手前の2本のツツジがなぎ倒されていました。
少し起こして土を掛けて踏み固めて置きましたが、
画面向かって右方向の根が切れているようです。

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昼過ぎに用事があって一旦店に来た時には違和感は感じなかったので、
おそらく、昨日の13時頃から18時頃に「犯行」が行われたようです。

*敢えて「犯行」という厳しい言葉を選んだのは、
樹木の損壊ならば、単なる「事故」ですが、
事後処理をしない場合は「当て逃げ」という犯罪だからです。



当店の前を走るこの道は、「市道1級幹線120号諸江・二口線」という道路で、
始点から終点まで、欅の木と赤・白・紫に咲き誇るツツジの街路樹が整備された美しい道なのですが、
当店の前の植え込みだけが、いつも見すぼらしい姿を晒しています。

ちなみにこれまでの経緯

https://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-1625.html

こういう事故を起こすかたは、
植え込みが見えていないのか、見えていても運転操作を誤るのかはわかりませんが、
どちらにしろ、もっと重大な事故を起こす前に、
運転はおやめになったほうがよろしいのではないかと思うのですが・・・。


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刀利ダム

昨日は、半年に一度の血液内科受診のために休業いたしました。

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結果は相変わらずですが、
ヘモグロビンが久しぶりに11台を記録しました。
一桁の頃に比べると、いくぶん顔色はマシでしょうか。


思ったより早く診察が終わったので、自転車で出掛けることにしました。
貧血の具合がちょっと良さそうなので、久しぶりにヒルクライムしてみることにして、
刀利ダムまで行くことにしました。

刀利ダムの1㎞ほど手前、太美ダムのエレベーターかモノレール小屋に差し掛かった時、
山側の斜面から黒い動物が現れました。

熊です。まだ体長数十センチの小熊のようです。
目が合ったかどうかわかりませんが、驚いて逃げて行きました。
親熊が近くにいて出てくるかもしれないので、その前にスタコラサッサと逃げました。

刀利ダムの作業車のガレージに職員のかたが居られましたので、
熊が居たことの報告と、警察に連絡したほうが良いのか相談しましたが、
この辺りでは熊は日常的に出るので、集落の近くでなければ問題ないのではないかとのお話。
確かに、ここは熊様のテリトリーです。

それに、携帯電話の電波も届いていませんでした。

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刀利ダムは、オレンジのキャットウォークと、左岸のウイングダムが特徴のアーチ式のダムです。
黒部ダムと同じ構造ですが、施工者も同じです。
ダムマニアの間ではイケメンとしてちょっと知られたダムなので、
ハウエルハンガー・バルブを備えているので、観光放水でもすると人気が出るのではないかと思うのですが。
ダムカレーもあったら良いな。

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刀利隧道の向こうは富山県道54号線。
ブナオ峠を超えて五箇山に繋がる主要地方道なのですが、
今世紀に入って一度も開通したことのない開かずの険道です。



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眼鏡技能士なる資格・続編

眼鏡技能士なる資格

以前にも触れたことがあるのですが、
眼鏡技能士なる資格試験が来春から行われることが決まったようです。

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眼鏡技術者国家資格推進機構NEWSというものが送られてきまして、
とりあえず目を通してみたのですが、
それによると、学科試験と「視力測定」「レンズ加工」「フィッティング」の実技試験があって、
1日ですべてやるようです。

で、学科試験は誰が作って、実技試験は誰が合否の評価をするのか、などと疑問があるのですが、
(公社)日本眼鏡技術者協会が指定試験機関に指定されるように厚労省に申請しているようです。
って、私らやんけ!

さらにプレスリリースによると、
認定眼鏡士に対する特例講習会の準備を進めて参ります」とあります。
ということは、私たち認定眼鏡士は、講習を受ければ試験無しに横滑りで資格を得られるということのようです。

それ、アカンでしょ。
認定眼鏡士の時の失敗(私は失敗だと思っています)の二の轍を踏むだけです。

どうも協会のお偉いさんがたは、「特例」がお好きなようで、
認定眼鏡士の時も、既得権や、年齢による特例で、試験や講習が免除になったりして、
認定眼鏡士なぞ、ザルのような資格になってしまいました。

私は「特例」や「聖域」など認めず、一律に試験を課すべきだと思います。
とはいえ、東京都で800人超、石川県でも58人、全国では3000人を優に超える認定眼鏡士が居ますので
公平に同時に試験を受けるというのは事実上不可能ではあります。
(時差があると問題が洩れて後から受けるほうが有利になってしまう)

そして、学科試験の概要が一切わからないので、どういう勉強をすればよいのかが不明です。
全部やれと言われても、余りに範囲が広くて仕事の合間では間に合いません。
「眼鏡学ハンドブック」「眼鏡士読本」「眼鏡光学ハンドブック」あたりを頭に叩き込めばいいのか、
公衆衛生学や点眼薬、光学機器の構造なども出題範囲に含まれるのか、
まさか、国語や英語、数学は無いでしょうが・・・

せめて学科試験のアウトラインの公表、そのためのテキストなども作成しないと
来春の実施は無理じゃないかと思うのですが。



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屈折検査

昨日の記事の続きになりますが・・・

屈折検査の作法にも色々あるとは思いますが、
私のルーチンワークとしては、

片眼遮閉屈折検査で左右各眼のほぼ完全矯正値を把握した後、
カバーテスト、プッシュアップで両眼視機能の大まかなアタリを付け、
一部融像除去眼位視標を使い両眼視の評価をし、
必要ならばプリズム矯正をした上で、
両眼融像下でクロスシリンダーを行い(両眼開放屈折検査)、
調節を充分に寛解させてから(調節寛解テスト)、
左右眼の調節バランスを取って(調節バランステスト)、

最終的な完全矯正値を得るというのが手順になります。

フォロプター(レフラクターヘッド)は使わずに、試験枠でやります。
また視力表は5メートルのものを使います。

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試験枠・クロスシリンダー・偏光板

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テストレンズ・ペンライト・手持ち偏光など

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5メートル偏光視標付き視力表

文字に起こすと複雑なように見えますが、
すべては余計な調節の介入を防ぎ
精度の高い完全矯正値を得るためです。


それで得られた完全矯正値ですが、
遠視(遠視性乱視も含む)、混合乱視の場合は、そのまま装用度数にするのがベストです。
(装用感の問題で出来ない場合もあります)

近視(近視性乱視も含む)でもそうするのがベストだと思うのですが、
この国では近視のメガネは低矯正が良いという説が幅を利かせており、
それに慣れたかたの場合は、完全矯正値にすると「見えすぎて疲れる」などということになりますので、
その場合は装用者との相談で雲霧する(≒弱くする)ことになります。

で、昨日の記事の問題は、この装用者との相談に於いてコミュニケーション不足だったという訳です。

その前に、完全矯正値を取得することが出来ていなかった可能性もあります。
それと、その眼科は私も通院したことがありますが、その時は3m視力表でした。
クロスシリンダーはおろか、乱視検査の放射線も提示してくれませんでした。
乱視度数はオートレフ任せで、片眼遮閉で度数をすこしづつ上げて行って1.0だか1.2が見えた時点で他眼の検査となり、
眼位検査、調節寛解やらバランステストも無く、2分くらいで終わりました。

こんな検査で眼鏡処方箋出されたら迷惑だ、と思った記憶があります。

ただたくさん検査すれば良いものでもないですが、
必要最低限の検査は省いてはいけないと思うのですけれど。


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電話相談

こういう電話相談がありました。

某病院眼科で処方箋を書いて貰い、某量販店にそれを見せて新しいメガネを作った。
ところが、受け取ったメガネは、眼科で検査した時に比べて見えにくい。


趣旨はこんな感じです。
医療機関、量販店の名前もお聞きしています。
お話の節々で、量販店が間違って作ったのでないかと疑っているようなニュアンスは感じました。



出来上がったメガネ、処方度数、ご本人の屈折度数という情報が皆無なので憶測でしかありませんが、
処方箋を受け取ってメガネを調製したのならば、
違う度数で渡してしまった、という可能性は極めて低いと思います。
勝手に度数を変えて渡すなどということは考えにくいです。


当店では眼科の処方箋を持参された場合、念のためにチェックして、
もし、処方箋と違う度数のほうがお客さんの利益になると判断した場合(圧倒的に多い)、
その度数と、処方箋の度数を比較していただき、お客様に判断を委ねます。
そして、当店の提案した度数のほうが良いとの返答を頂いた場合(ほぼそうなります)、
処方箋は「見なかった」ことにして、お客様に取り下げていただいています。



話は元に戻って、
すなわち、処方箋に記入された数字が、装用者の希望に合わなかった、
あるいは、何かの意図があって、敢えてそうした度数になったのかもしれません。
前者の可能性が高いですが。


確か、その量販店では、合わなかったら一定期間の間、度数を変えるという保証サービスみたいなものをしていたはずなので、
もう一度、眼科に問い合わせて再処方を受けて度数を変えて貰ってみれば良いと思うのですが、
合わない度数を処方するようなレベルでは、再処方したところでうまくいくとは限らない、かもしれませんね。

ですので、当店は、小児の治療用眼鏡、あるいは、特定疾患の遮光眼鏡など、医師が発行する処方箋が必要な場合以外は、
眼科の処方箋は持ってきていただきたくない、というスタンスです。


視力検査と呼ばれたりしていますが、正確には屈折検査です。
オートレフなどでピッ、ピッと測定するのが他覚的屈折検査、
検者と被検者の対話形式でレンズを交換しながら進むのが自覚的屈折検査で、こちらが最終的な度数を決定します。
自覚的屈折検査は、検者と被検者のコミュニケーションが大事。
被検者の回答を元に、矯正度数を「追い込んで」いくものです。

処方度数が合わない、というのは、このコミュニケーションが合わずに、
「追い込み」未遂をしてしまったということになると考えます。



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スポーツサングラス

スポーツサングラスを探している、というかたのご来店がありました。
度付きは必要ないとのことです。


adidasのサングラスが、大人の事情(ライセンス関係)でsilhouette社を離れて以来、
正直なところ、余りスポーツサングラスには力を入れておりません。
ホームページのコンテンツもスポーツサングラス関係は削除しました。


adidasブランドとして人気のあったモデルの多くは、
現在、Silhouette社が「evil eye」という名前のオリジナルブランドで継続しています。
プロサイクリングチームなどのスポンサードも始めていて、徐々にヨーロッパでは認知されてきているのですが、
まだ日本での販売はされておりません。
これが日本で発売になったら扱いをするつもりなのですが、まだそういう話も上がっておりません。


スポーツサングラスとしては、OACLEYやRudy Projectなどが人気があるようですが、
当店の販売力ではとても扱える品物でもありません。

年間のノルマが決まっていて、最低100本などといった、まとまった本数を仕入れないといけない縛りがあり、
当店の販売力ではとてもじゃないですがそんなに売れるものではないので、
その在庫に追われてしまうことになるでしょう。。
デッドストックが積み上がってしまい、その他の売れ筋商品を仕入れる余裕が無くなり、
なおさら売上が落ち込んで、さらにノルマに圧迫される悪循環が目に見えています。

実際に、このノルマで潰れたり、
デッドストックを抱えたまま取引中止を余儀なくされたという小売店を複数知っています。


そんなリスクを負ってまでスポーツサングラスに注力したいとは思ってません。
当店の場合、スポーツサングラスでも度付きを要求されることが多いのですが、
どんなに適切な度数を選んで作ったとしても、スポーツサングラス特有の装用の違和感があります。
視線と光軸のズレで起こる度数の変化、プリズムの発生、収差の発生などです。
度数やプリズムなどの計算をしてある程度補正は出来ますが、それでも違和感が完全に消えるわけでもないので、
なかには慣れずに掛けられないというかたも出てきます。
数万円、場合によって10万円を超えるような金額を払ってそんな状態ではお客さんも納得しないでしょう。
顧客満足度MAXを目指している私にとっては、積極的に扱いたい商品ではないのです。

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私物の度付きサングラスです。主にサイクリングに使います。
安全確認のために後ろを振り返ったり、スマートフォンを見たり、
コンビニで飲み物のボトルに手を伸ばした時の距離感の狂いなど、
ある程度慣れはしましたが、今でも多少の違和感は残っています。
違和感を完全に消す方法は・・・・・・・・・・
残念ながらありません。

この手のサングラスはこんなもの、と割り切るしかないのです




ということで、スポーツサングラスは「evil eye」待ちです。
ただし、Silhouetteが何か勘違いしてノルマ制になったら、また別の方法を考えます。


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XTRActiveという調光レンズ

夏が近づいてくると、「調光レンズ」の問い合わせが増えます。
太陽光で色の濃度が変わる、などと言われるレンズです。


太陽光というのは必ずしも正しい表現ではなく、
調光レンズは紫外線の強さに比例して着色します。

レンズ基材に含まれるハロゲン化銀が紫外線と反応して何とかこんとか・・・・
と習いましたが、今は違う原理かもしれません。


ですので、UVカットガラスが当たり前になった昨今、
自動車の中では発色が弱いです。
つまり、自動車運転用のサングラスとしては濃度が足りないかもしれません。


そこで、調光レンズ最大手のTransitions社よりXTRActiveという、
紫外線だけでなく、可視光線にも反応する調光レンズが発売されました。

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自動車の中

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太陽光下

XTRActiveも、自動車の中では太陽光下よりは着色が少ないですが、
従来型の調光レンズに比べると濃度の違いは明らかです。

自動車の運転中に、突然、暗いトンネルに出くわした時に、
余り濃いと暗順応が追い付かずに危険ですので
このくらいのほうが具合が良いのではないかと思います。


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