気温の上昇と強風で、一気に花粉が飛んだのか、
アレルギー症状が近年になくひどくなりました。
鼻詰まりで口呼吸になるため喉の粘膜が乾き、
鼻詰まりで行き場を失った鼻水が喉のほうに落ちてくる(後鼻漏)ので、
喉に絡んで痰のようになったりで、
喉も痛くて声も枯れてしまいました。
くしゃみをした時に鼻の奥の粘膜が傷ついたのでしょうが、鼻水にも血が混じる始末。
咳をするのも憚られるこのご時世、
お客様にコロナ感染の不安を与えてしまうのもいけないのですが、
かといって、長期に臨時休業でもすると、
コロナちゃう?と疑われてしまいそうで、どうしたものやら・・・・
もともと普段から、鼻が詰まったような声をしているのですが、
しばらくはより一層になり、電話口や接客中も、声が聞き取りにくいかもしれません。
申しわけございませんが、花粉の飛び交うこの時期だけはご容赦ください。
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県南部のほうから深視力用のメガネの相談に来られた方が、
現在使われているメガネのデータを印刷したものをご持参されました。
2年ほど前の日付で
R=Sph*** Cyl*** Ax** P3.0△45° PD=34.5mm
L=Sph*** Cyl*** Ax** P3.0△225° PD=34.5mmあとはアイポイントの位置とかレンズの種類とかなど。
う~ん、通常のメガネ処方で、プリズムを合成して角度表示しているのは初めて見た気がします。
小児の斜視治療用のフレネル膜プリズムでは使うこともあるので、経験無いわけでは全く無いです。
フレネル膜を2枚張ることは出来ないので、合成せざるを得ないのです。

中学校の数学で習う三平方の定理で計算することになりますが、
この場合、プリズムを水平と上下方向に分解すると
右レンズは2.12132△B.in 2.12132B△.Up
左レンズは2.12132△B.in 2.12132B△.down
となります。
このかたの眼位検査はどうやって行われたのだろう・・・
フォングレーフェ(プリズム分離)、ショーバー・テスト(赤緑分離)、偏光テスト(偏光分離)、マドックスなど
一般的な眼位検査では、水平の斜位と、上下の斜位は別々に測定します。(のはずです)
シノプトフォアなら合成で測れますが、普通は斜位の定量検査には使わない気がします。
別々に測って合成したのだろうとは思いますが、何か意味があるのかな????
と考えてみたら、なるほど!
メーカーによっては、プリズムレンズの製作には3△まで、とか5△まで、とか製作範囲に制限があります。
メーカーによっては、製作範囲をオーバーした注文でも受けてくれますが、
特注加算料金が上乗せされます。
例えば、製作範囲が5△までの場合、
右レンズに2.5△B.up 4.00△B.inというプリズムを入れたいとき、
合計は6.5△となり、製作範囲外になりますが、
合成プリズムだと212°方向に、4.71699△の製作範囲内の量で作れるわけです。
でも、0.25プリズムディオプトリーの単位でしか作れないので、
半端が出てくる違和感は否めません。
このプリズム合成ですが、過日ご紹介した眼鏡技能士試験には
最低でもこの程度の問題は用意しておいて欲しいです。
正解率はいかほどでしょうか?
眼鏡販売従事者の何割、いや、下手すると一桁パーセントかもしれません。(汗
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某レンズメーカーから、
「抗菌コートレンズを発売するが、扱う気はあるか?」というような趣旨の電話がありました。
「コロナウィルスに対するエビデンスはあるの?」と聞くと、
「ウィルスには無い」とのこと。
まあ、全く無意味とまでは言いませんが、正直なところ魅力は薄いです。
メガネの場合、レンズ表面にのみ抗菌処理をしても
顔に触れたり指で触れることもほぼありませんので、
抗菌処理を施すならば、むしろフレームのほうが有用です。
そして、メガネに抗菌処理を施すよりも、
常日頃から、メガネを除菌消毒して使うほうが良いと思うのです。
レンズにはホコリや油汚れがいつの間にか付着していますし、
フレームは、常に皮膚や頭髪と接触しています。
どこでコロナウイルスが付着するかもわかりません。
台所にある中性洗剤で水洗いすることで、
これらがすべて綺麗になる上に、除菌・消毒できるのです。
レンズ、フレームにやさしく、コロナ対策にもなり一石三鳥です。
メガネの手入れの方法面倒くさいと思われるかもしれませんが
慣れると大丈夫です。
綺麗なメガネを顔に掛けると気持ち良いですよ。
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「公益社団法人 日本眼鏡技術者協会」より会報が届きまして、
同封されていた「眼鏡技術者国家資格推進機構」によると、
来年あたりに省令改正で「眼鏡技能士」という国家資格(?)が誕生するかもしれないとのことでした。
現行の「認定眼鏡士」という
私的な資格は2001年にスタートしました。
全国に幾つかある眼鏡専門学校を卒業すると、教育年月に応じてS級もしくはSS級に振り分けられ、
所定の試験を受けると最高位のSSS級に進級となります。
卒業生ではない場合は、所定の条件を満たせばA級となり、講習、試験を経てAA級、AAA級となりましたが、
現在はA系の資格ははなくなり、S系に統合されました。
さて、この「認定眼鏡士」という資格、こういうリーフレットがあります。

以下引用----------消費者が眼鏡士の技術レベルを判断することができるように2001年にスタートしたのが日本眼鏡技術者協会の「認定眼鏡士制度」です。
「認定眼鏡士」は、
知識や技術の厳しい審査をパスした者だけに与えられる、メガネ関連では唯一の資格です。
----------引用ここまでん?厳しい審査なんてあったっけ?私は専門学校を出ているので無条件にSS級ですが、
この卒業生の中には、学校では日がな一日昼寝して、卒業試験で基準以下の成績でも、
とりあえずお情けで卒業していった連中も少なからずいます。
また、眼鏡専門学校出身であっても、長年実務から離れており、 実際は眼鏡調製がおぼつかないのだけれど 、
もしも国家資格になったら困るので、一応資格を保持したまま という人もいます。
そして、資格制度スタート時にあったA級というクラスは、
既得権、年齢での試験免除などの優遇措置があり、申告だけで取得することができましたし、
一部は試験とは名ばかりの簡単なものが行われたに過ぎません。
さらに・・・
以下引用----------認定眼鏡士の資格有効期間は3年間のみ。資格維持のためには生涯にわたって教育受講の回数が定められており、
規定回数を満たさなかった場合は、
資格を喪失するという厳しい内容となっています。
----------引用ここまで認定眼鏡士の3年ごとの更新には試験がありません。
指定の講習会などを受講するだけでよく、
その会場に居さえすれば、 たとえば、居眠りしていても更新できるのです。
会場に行けない場合は、通信教育の手段があります。
申し込むと、テキストとDVD(ビデオテープ)が送られてきて、テキスト巻末の試験回答を送付すれば受講したことになります。
試験内容はテキストやDVDにそのまま含まれていますので、
それを見ながら簡単に○や×を付けるだけで済んでしまいます。
しかも、
採点はされるものの、仮に全問不正解でも不問とされる甘い甘いものです。
厳しいのは、講習会に行く時間の都合を付けることと、丸一日座っていないといけないこと、
通信講座の場合はお財布にだけですね。
さらに、平成19年度までは、65歳以上の眼鏡士のかたには
更新講習受講免除特典がありました。
ここに、平成20年度版の日本眼鏡技術者協会の広報「教育特集号」があります。
教育本部長の冒頭のあいさつから一部引用します。
以下引用----------いよいよ、A級が廃止となり、認定眼鏡士もS級、SS級、SSS級に統一され、
65才の更新講習受講免除特典も廃止され、消費者に胸をはって、説明できる姿に近づいてきました。
----------引用ここまでそれまでは、
胸をはって説明できなかったんですかね?? (;´Д`)
消費者が、 眼鏡技術者の技術レベルを判断しやすいように、と設けようとしている制度なんですから、
胸をはれないような方が認定されていてはマズイんではないでしょうか・・・?
さて、早ければ来年度にも行われるという、この「眼鏡技能士」の検定試験。
国家認定資格ということでしたら、ある程度以上の水準が求められてしかるべきです。
答案に名前を書き忘れさえしなければ合格、などという甘い基準では消費者の利益になりませんし、
「認定眼鏡士」の時のように、
既得権だとか、ある年齢以上は免除だとか、では国家資格の名折れです。
さて、合格率はどのくらいになるのでしょうか。
私としては、落ちるつもりはさらさらありませんが、
せめて、私もうっかりすると落ちる、くらいのレベルには設定してもらいたいです。
そうじゃないと、現行の「認定眼鏡士制度」と大差なくて
取得するステイタスが全くありませんので。
ただし、日本眼鏡技術者協会の生涯学習の試験問題のような
実務の役に立たないふざけた問題は止めて欲しいです。
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当店が金沢に移転した翌年、
2015年1月に買い替えたレーザープリンタが紙詰まりを頻発するようになりました。
取扱説明書やインターネットを調べると、ヒューザーユニットに問題がありそうです。

前面カバーを開いて、ヒューザーユニットを取り出し分解してみましたが、
特に紙詰まりを誘発するような汚れなどもなく・・・・
ヒューザーユニットの値段を調べると17,000円くらいです。
もし原因がヒューザーユニットで無かったら、ドラムカートリッジが原因かもしれません。
ドラムカートリッジが16,000円くらいですので、
もし両方交換が必要だったら33,000円掛かります。
すると、当店で使っているプリンタの同メーカーの後継機が19,950円で売られていました。
もちろん新品です。
仕様書を見ると、
自動両面印刷ユニットが標準装備になっていたり、
Wi-Hiに対応していたり
印刷時間も早くなっているし
手差し給紙の枚数が増えているし、
と至れり尽くせりのアップグレード。
敢えて古い機種を延命させるのもどうしたものかと。
まだトナーを換えてあまり使っていないプリンタでしたが、
このような状況では新しくするほうが良さそうです。
環境のこともありますので、古いプリンタはリサイクルに出して
再資源化に役立てていただこうと思います。
プリンタの分解や組み立てをしているうちに、
腰が痛くなりました。
ちょっとヤバイかもしれません。
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近視の進行予防についてというページをアップしました。
昨年8月に、拙ブログで書いた記事をまとめたものです。
それ以降、新しい論文の情報なども得ましたので
随時更新していきたいと思います。
また、私が良く読んでおります大阪の竹内眼科さんのブログをご紹介いたします。
https://takeganka.exblog.jp/特にこの記事など、参考になります。
https://takeganka.exblog.jp/32124022/金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102
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国民生活センターから下記のような注意喚起がありました。
↓
眼鏡型の拡大鏡による見え方-視力・老眼等を矯正できるものではありません-今頃になってやっとといいますか、少々遅きに失した感がありますが・・・・
メガネの形をした拡大鏡は、2.0ディオプトリーから3.0ディオプトリーの凸レンズを、
頂間距離(眼とレンズの間の距離)を離して、
PD(左右の光学中心間の距離)を狭くしてベースインプリズム効果を使って、
凸レンズの持つ像の拡大効果を利用するものです。
眼前に凸レンズを置きますので、遠点(ピントの合う最も遠い点)は眼前の比較的近いところに来ます。
遠点より遠方は、ピントが会わずにボケて当然です。
ところが、この手の商品の広告には、
ルーペ型眼鏡を掛けてステージから遠くを見渡したり、
テレビ画面が大きくはっきり見えることをアピールするシーンがあったりします。
もちろん、それだけの量の遠視があれば遠くは見えるのですが、
そうだとすると、そのルーペでは、手元はおそらくぼやけて見えません。
片眼2枚のレンズを使って度数を可変させるものですと、場合によっては不可能ではないですが、
それでもテレビを明視できるかたは非常に限られます。
もし、正視からやや遠視気味のかたが、このルーペを使ってテレビ、もしくは以遠を見ようとすると、
加齢性遠視の進行の遠因になるかもしれません。
遠視になると、近くはもちろん、遠くの視力も落ちてきます。
さらに眼精疲労の大きな原因になりますので、なるべく増やさないほうが良いです。
また、この手のルーペは、屈折度数や残存調節力によって全く使えない場合も多く
常用しているメガネの上から掛けないと役に立たない場合も多いです。
ですので、購入は、通信販売でなく、店頭で確認してからのほうが良いです。
しかも、取り扱い上の注意をしっかり指導できる店で、納得して購入するほうが良いです。
尚、当店では、眼鏡型ルーペのサンプルはありますが、
常備在庫はしておりませんし、販売にも積極的ではありません。
なぜなら、この手の拡大鏡よりも、遠近や中近の累進レンズを使った「メガネ」のほうが
圧倒的に使いやすいと思うからです。
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突然、使用中のメガネのテンプル(腕)が外れてしまった。
何とかネジを見つけて、精密ドライバーで締めることに成功したはずが、
なんだかテンプルがグラグラして、パタッと簡単に倒れてしまう。

こんな経験はありませんか?

実は、テンプルが外れた拍子に、丁番に付いている座金が取れてしまうのが原因です。
こんな部品が付いているのは、摩擦や電蝕に依る摩耗対策です。
すり減って来てバタついてきたら座金を新しくすることで復活出来ます。
で、この座金を入れるのが結構難しい作業で、
手がもう一本欲しくなります。
そこで「丁番座金ホルダー」という道具を導入しました。


これを使うとスムーズに入れることが出来るということなのですが、
いうほどスムーズでは無かったり。
(もうちょっと先が長く、細かったらもっと使いやすいと思う。)
これまでは先細のプライヤーで挟んでいたのですが
慣れているぶんそっちのほうがやり易かったりします。
ま、新しい道具なので慣れるまでの辛抱です。
尚、一般のかたが、この座金を見つけて取り付けるのは至難の業です。
とりあえず、見つかった部品を集めて、メガネ屋に走りましょう。
そのためには予備のメガネがあれば良いですが、
無ければ、テンプルには爪楊枝を挿したりテープで巻いたりして止めてください。
針金とか接着剤は避けてください。治るものも治らなくなりますので。
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