メガネの調整の際に行われる視力検査は、「屈折検査」と言います。
検者が被検者から得られる自覚的な返答により進んでいきますので
「自覚的屈折検査」と呼ばれる手法になります。
装用度数の決定は、いわば検者と被検者の共同作業となります。
眼科による眼鏡処方箋にてメガネを作成した場合、
仮に、仕上がったメガネに不適切な度数による不具合があっても、
メガネ店はその度数決定に関与しているわけではありません。
その時のクレームは、処方箋を書いた眼科では無く、
処方に関与していないメガネ店側に来る場合が多いです。
そういう場合、おそらく眼科で再処方を促すケースが多いと思うのですが、
最低限、再診料69点、屈折検査69点、矯正視力検査69点の3つの診療報酬が掛かり
(保険の種類により患者負担率は変わります)その費用は患者負担になるでしょう。
診察待ちなど、時間も相当に浪費することになります。
再処方されたレンズ代金の負担をどうするのか?という問題も起こります。
眼科が負担してくれるということはほとんどあり得ないことですので、
結局はメガネ店が泣き寝入りすることになるのでしょう。
(保証システムなどを設けて、再処方の際には無償交換などと謳っている場合もありますが、
その費用は価格に転嫁されていると考えるのが妥当です。)
さらに、再処方されたとしても、それが不具合を起こさないという確証もありません。
幸いに当店の場合、ホームページを検索されて来店される方がほとんどですので、
眼科処方箋を持参されるかたは非常に少なく、
上記のケースで苦慮することは少ないです。
(当店のHPを見れば、処方箋を持参するかたが少ないのも当然かと思います)
もちろん、小児の斜視・弱視の治療用眼鏡、
指定難病や身体障害者福祉法の補装具としての眼鏡などは、
眼科医に処方していただかなくてはいけません。
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視覚関連の問題で、学習につまずきのあるお子様をケアする施設や人材は少ないのが現状です。
当店でも検査やトレーニングをお引き受けしたいのはやまやまですが、
諸般の事情で、積極的に受け入れることは難しい状況です。
そこで、現実的な方法として、
独学的に各ご家庭で取り組むという手段を取らざるを得ないのではないかと思います。
![80799-1[1]](https://blog-imgs-73-origin.fc2.com/o/p/t/optpal/2015062918111238b.jpg)
そこで、独学的に取り組むための教材として、
北出勝也O.D. 著の「子どものビジョントレーニング」をご紹介します。
こちらで購入できます
→
http://www.php.co.jp/family/detail.php?id=80799以前紹介した「
WAVES」でももちろん良いのですが、
内容が少し高度で、専門用語の解釈などの問題があるので、
こちらの書籍のほうが扱いやすいと思います。
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昨日の仕事帰り、いつものようにフィットネスクラブに行くと、
受付に、良く見たことのある顔のかたがいらっしゃいました。
オリンピックのフィギュアスケート競技で、金メダル獲得経験のある偉大な選手です。
やはり存在感があります。
後光が差すようなオーラを感じました。
プライベートな時間にも関わらず、握手やサインにも笑顔で気さくに応じていましたし、
時折、テレビのバラエティー番組の出演時に見せるような
愛嬌のある屈託のない笑顔でスタッフと話をしたりして、
本当にNice guyなんだなぁ、と感じました。
元々好きな選手でしたが、ますます彼のファンになりました。
すぐ横のロッカーで並んで着替えました。(^-^)
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昨日は定休日でした。
午前中は、墓参り、ゴルフ練習場、貧血の検査で病院に行ったりして、
午後から少し自転車で散歩(ポタリングと言います)に出ました。
医者から「無謀」と言われない程度の、
心肺に負担を掛けない軽めのコースを選びました。
犀川上流に建設された辰巳ダムです。

ダムの上流は・・・・

ダム湖がありません。
まあ、いろいろとオトナの事情があるようですね。
→
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B0%E5%B7%B3%E3%83%80%E3%83%A0大乗寺丘陵公園から金沢市街地の眺め

空気が澄んでいれば、日本海まで見渡せるのですがちょっとモヤが掛かっていました。
夜は日課のフィットネスクラブです。
しばらくスカッシュをしてヨガのレッスン、
ヨガはヨガでもパワー系のちょっとハードなメニューです。
結構疲れてはいたのですが、誘われて再びスカッシュをしました。
誘いは断れない(断らない)性分ですので・・・
そんなこんなで休日の夜は更けていきました。
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著書多数で、テレビ等にも良く出演される
「高名な」眼科医の先生が
屈折検査に関する
画期的な方法を編み出されたそうです。
記憶が定かではありませんが(笑)、「ナントカ雲霧法」とか名付けられたとか。
その手法をざっくり紹介しますと、
・オートレフ(以下、レフ)をしっかり操作
・レフ値2D以上の不同視は片眼遮蔽にて検査し、モノビジョン(単眼視)などを考慮
・レフ値の1D未満の乱視は無視
・1D以上の乱視は、0.5~0.75D弱い度数をレフ値の角度に入れる
・レフ値の球面度数に左右3Dずつ雲霧する
・両眼視力を確認しながら0.5Dずつマイナス側に換えていく
・矯正視力が0.5~0.7に達した時に、片眼遮蔽にて左右の視力のバランスを取る
・両眼視で最良矯正視力が得られる最もマイナス度数の弱い度数を求める
・上の手順で得られた度数を、処方の基準の度数とする
・一連の作業は1分半のうちに終える
とまあ、こんな
お粗末なところなのですが、
どこから突っ込んでよいのやら困ります。(-_-;)
一番問題なのは、全く眼位のことに触れていないことです。
両眼視機能の検査も無しに、両眼を雲霧してしまうと、
融像の弱いかたは両眼視できません。
両眼視機能の評価も無く、いきなり両眼開放で屈折検査を行うのは
乱暴以外の何物でもありません。
そして、ここでも「
根拠のない2Dの差」が出現します。
http://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-281.html不等像が無く、左右のプリズム差の発生を適切に処理すれば、
2Dの差があっても両眼開放にて検査は出来ますし、眼鏡としての装用も可能です。
両眼視機能を放棄するモノビジョンは、「最後の手段」あるいは「苦肉の策」だと考えます。
乱視レンズ装用時の空間の違和感の有無も考慮せずに、
十把一絡げ的に乱視を無視、または低矯正にする事に正当な理由があるのでしょうか?
乱視があると、眼は水晶体を膨らませるように矯正しようとします。
屈折検査に於いてもっとも禁忌とすべき「
調節の介入」が起こります。
オートレフが測定した乱視軸をそのまま使うとは
愚の骨頂とも言えます。
クロスシリンダーで正確な乱視軸を測定するすべを知っていれば、
いかにオートレフの乱視軸が不正確かは自明の理です。
また、乱視軸のズレがどれだけ大きな矯正効果の低下を招くかを知っていれば
こんな過ちは犯さないでしょう。
左右眼で矯正視力に差がある場合に、この左右の比較方法では調節バランスが取れません。
また、調節力の介入を防ぐための雲霧ですから、
その途中に片眼遮蔽してしまっては
元も子もありません。
片眼遮蔽は調節の介入を誘因します。
屈折検査を短時間で済ませることにはそれなりの意味はあると思いますが、
このやり方では検査手順を端折って、短時間で済ませてしまおうと言う魂胆が丸見えです。
高名な先生ですので、相当に外来患者数が多いのでしょう。
他にも疑問に感じるところはありますが、主だった個所を指摘してみました。
論理の破たんは明らかです。
いや、この手法にはそもそも論理の欠片すら感じません。
なんでも、この書籍の出版にあたり、
あるレンズメーカーが眼鏡店の従業員を100名ほど集め、講演会を催したそうです。
どの程度の知識・経験のある業界人が集められたのかは存じませんが、
高名な先生の講演会ですから、新人や非正規雇用の若造と言う訳にもいかないでしょうし、
おそらく経営者や店長クラスが招集されたのだろうと思います。
皆さん、講演を聞きながらバカバカしくて頭を抱えるか、
そうとう冷ややかな眼で静聴していたのではないかと想像することは難しくありません。
お医者さんは、患者さんの病気を診ることに専念して、
屈折検査は、その道のエキスパートである視能訓練士さんにお任せになられたほうが
患者さんのためにも、医院の効率のためにもよろしいのではないのでしょうかと思います。
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血液検査の結果が出ました。
赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値、血清鉄以外は、
極めて平均的な普通の数字しか出なくて拍子抜けでした。
もちろん、普通が一番なんですけど・・・^_^;
アルコール起因の肝臓や腎臓のデータが心配だったのですが、
悪いどころか、これまでにない良い数値です。^_^;
コレステロールも問題ないどころか、
善玉が平均より多いくらいで、
血圧も高くも無いので、なんで血管が硬いのか理由すらわかりません。(-_-;)
ともあれ、慢性貧血の程度が悪化したのは間違いないところなので
原因をしっかり究明しないといけません。
脚の浮腫は、利尿作用のある漢方を3日ほど飲んだら嘘のように無くなりました。
体重が3日で2kgも下がり、7年ぶりに60kgを切りました。(59.95kg)
それだけ水が溜まっていたんですねぇ。
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過日記した 「
近視の低矯正」 に対して、今度は過矯正について書いてみます。
近視を過矯正にすることについては、それを是とする道理的な理由は見当たりません。
眼位が正常で、且つ、輻輳機能が低下している場合に、
調節性輻輳の喚起を期待してマイナス処方をするという理屈はありますが、
必ずしも現実的な対応では無いと思います。
おそらくは、「近視の過矯正はよろしくない」
というのは、全世界的なコンセンサスになると思うのですが、
実際は、近視にも関わらず過矯正のメガネを掛けているかたは少なくないと感じます。
原因は、これまで何度も書いておりますように、検査中の「
調節力の介入」です。
オートレフでピッと測定した度数をそのまま処方、
オートレフの値でレッドグリーン視標を見せて緑が強くないことだけを確認して処方、
フォロプター(レフタクターヘッド)で測定するだけで試験枠で確認しない、等々、
まあ無責任としか言いようのない検査が横行しています。
オートレフにしろレッドグリーンにしろ、測定するのはその一瞬です。
オートレフには調節を緩解する所動作が行われますが、完全とは言い難いです。
レッドグリーンに関しては、「赤>緑」「赤=緑」の状態は、
調節力が介入している可能性を考えれば信用できません。
唯一信用できるのは「赤<緑」の状態で、これは調節力の介入の有無に関係なく、
網膜後方に結像していることを意味します。
特に、片眼遮蔽している場合のレッドグリーンは、
調節力が介入していることを前提で取り扱うべきだと考えます。
フォロプターを覗き込むことによる器械近視の発生は常に指摘されます。
調節刺激の多い近接BOX型視力表との相性は悪いです。
まあ、とどのつまりはいつもの結論に落ち着きます。
両眼視機能検査の上に、両眼開放屈折検査をいたしましょう、
というところです・・・^_^;
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昨夜、自宅に帰ると宅配便が届いていました。
東京にいる娘からです。
仏前に備えるお菓子と、
短い手紙を添えて、父の日のプレゼントが入っていました。
今度、タ●ミ
(今さら伏せてもしょうがないですがw)とゴルフに行く、
と言う話をしていたからでしょうか、
ゴルフウエアとウインドブレーカーです。

なんと表現すれば適切なのかわかりませんが、
まあ、ホント、よく出来過ぎたような娘で、
14歳のときに親元を離れ、
独りで高校受験をして、大学受験をして、就職活動をして、
全然手も掛からず、勝手に育っていってくれました。
その間、母親の闘病と他界など、悩み苦しんだこともあったでしょうが、
それを乗り越えて独り立ちしてくれました。
自分が子供たちにとってHappyな父親だったとは到底思えませんが、
子供たちのおかげで、Happyな父親冥利に尽きる気分は味わわせて貰えています。^_^;
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昨日とは逆に「遠視の低矯正」を考えてみます。
その前に、遠視とはどういう状態かをおさらいです。
こちらのページをご覧ください。
→
http://www.optpal.jp/eyeball/hyperopia.htm遠視(以降、遠視性乱視を含むとします)を低矯正にすることは、
弱い遠視が残ることを意味します。
そうしますと、眼は余計な調節(輻輳・縮瞳も連動)をすることになり眼精疲労の一因となります。
したがって、遠視は完全矯正にするのが基本です。
強度の遠視で、完全矯正すると空間の違和感が大きく装用が困難なときなど、
低矯正にせざるを得ない場合はありますが、
それでも将来的には完全矯正に移行できるように度数を選択していくべきです。
この、空間の違和感が大きく装用が困難、という状況はたまに経験します。
主に、医学用語で「老人性遠視」と表現される、中高年以降に発生する遠視のケースです。
若い頃から視力が良くて、眼に自信を持たれていらっしゃるかたに多いです。
「老人性遠視」とは中高年以降に見られる現象で、
水晶体の水溶性タンパク質の変質、それに伴う扁平化など、複数の要因が絡み、
眼球全体の屈折力の低下により起こります。
近視のかたの度数が弱くなったり、正視のかたが遠視になったり、遠視のかたがさらに進む、
という形となって現れます。
同時に倒乱視の発生、乱視軸が垂直方向へ変遷することも多いです。
正視や、弱い遠視のかたは、ご自身の視力に自信を持っています。
そして老人性遠視は急激に起こる変化ではなく、じわじわと進行していくものですので
なかなかご自身の視力が低下していることには気付きません。
なにかの機会、たとえば、眼科での検診や自動車の運転免許更新などで
視力の低下を指摘されることで、はじめて気付くことが多いです。
こういう形で、気付かないうちに大きく遠視が進行してしまったときに、
完全矯正値のメガネでは空間の違和感が大きく装用出来ない、というケースが発生します。
装用できるギリギリの強さの度数から初めて、
徐々に完全矯正に近づけていくしかありません。
が、たまに眼科から、、完全矯正に近い処方を受け、
メガネを作ったもののなかなか掛けられないかたに出くわします。
眼科からは
「掛けているうちに慣れる」
「掛けてないとダメ」と言われ・・・・
それはその通りなのですが、なかには受け入れられないかたもいらっしゃるのです。
こんな時は、時間を掛けて説明と、処方値の決定をしないといけないのですけれど、
忙しい医療の現場ではおそらく無理だと思います。
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メガネ 矯正 弱く1965年に著名な眼科医である 所 敬 先生が
低矯正眼鏡は近視を抑制すると報告されました。
おそらく、日本ではそれ以来、近視の眼鏡矯正に関しては弱め(低矯正)が良しとされています。
しかし、2002年のChung氏、2006年のAdler氏の完全矯正VS低矯正のランダムトライアルで、
完全矯正のほうが近視進行が遅い、という、
むしろ低矯正は逆効果という結果が出てしまいました。
米国式21項目検査、ハーゼ先生のポラテスト・プリズム・メソッドに於いても、
眼鏡矯正の処方度数に関しては、低矯正を推奨する表現はありません。
もっとも、両者ともに、両眼視機能を精査する検査法ですので、
両眼視機能をもっとも発揮することのできる完全矯正値を基本にしていると考えるほうが自然です。
それでも、現在の日本では、眼鏡処方は低矯正が正しい、という考えが主流のようです。
(特に眼科医の処方において)
ところが、同じ眼科医が、メガネではなくコンタクトレンズを処方するとき、
なぜか完全矯正であることが多いです。
「メガネよりコンタクトのほうが近視が進みにくい」
という話を耳にすることがありますが、理由はここにあります。
低矯正のメガネ、完全矯正のコンタクトレンズ、
少し近視が進行すれば、低矯正なメガネの矯正視力の低下のほうがより大きいです。
これがこの俗説の真相です。
仮にコンタクトレンズのほうが近視の進行が遅いとしたならば、
近視は低矯正が推奨されるという所先生の説と矛盾することになります。
そもそも近視の原因に関して、
長い間、水晶体屈折説VS眼軸説の議論が続いていたようですが、
現在はほぼ眼軸説で結論が出たようです。
その眼軸を進展させるトリガーは何か?
これも遺伝的要因であったり、
調節ラグ説、栄養説など、後天的環境説もいろいろあるわけですが、
こちらはまだ解明はされていません。
有力な「調節ラグ説」に関して、
1999年、Leung氏がPAL(Progressive addition lens・累進レンズ)に
近視抑制効果があると報告しました。
その後、2001年Shih氏、2004年COMET氏、2008年Hasebe氏(岡山大学)などに同様の報告がありました。
しかしながら、効果は見られるものの、その抑制効果はわずかなものであり、
岡山大学の長谷部先生も臨床現場において実際推奨されるものではないと言われています。
累進レンズが単焦点レンズより割高であることによる経済的負担もそうですが、
累進レンズ特有の下方のボヤケ、
遠方の周辺視界のボヤケというデメリットもあるので当然かと思います。
私自身、10代の終わり頃から近視でありますが、自分のメガネの遠用はずっと完全矯正にしています。
それは
調節(ピント合わせ)と輻輳(寄り目)は連動しており、
低矯正にすると、調節力を節約できる代わりに輻輳がしにくくなる。
よって両眼視機能のバランスが崩れてしまう、という理由です。
この完全矯正をし続けた結果、私の近視が必要以上に進行してしまったのかは、
検証する方法がありません。
私の意見をお客様に押し付けるつもりは毛頭ございませんので、
度数決定の際には、ご希望をお聞かせ願えればそのようにいたします。
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富山県からお越しのお客様よりレンズの指名を受けました。
大変良く下調べされておりまして、少々驚きました。
量販店の、不勉強な店員よりも知識が豊富なのではないかと思います。^_^;

そのレンズは、大阪・岸和田市にあるホッタレンズ製の
「1.7 AE-1 SV」というものです。
屈折率1.70のガラス製非球面レンズで、特筆すべきはそのアッベ数の高さです。
高屈折レンズにも関わらずアッベ数52もあります。
アッベ数と言うのは、過去にも触れましたが、「色収差」に関連します。
http://optpal.blog.fc2.com/blog-entry-378.html屈折率・比重・アッベ数は光学レンズの三大要素と言われており、
どれかを上げるとどれかが下がると言う微妙な三角関係にあるのですが、
この素材だけはアッベ数が突出しています。
色収差に敏感なかたでも、このレンズなら色のにじみを気にすることは無いと思われます。
さて、昔を振り返ってみます。
記憶があいまいな部分もありますので間違っていたら申し訳ないです。
AE-1が世に出たのはもう30年も前のことでしょうか?
当時はまだプラスチックの創成期で、ガラスが主流でした。
屈折率は1.8のものはありましたが、1.9はもう少し後だったと思います。
ちょうど同じ時期に流通していた1.70の高屈折ガラスレンズ、
NIKON ニューハイパワーというレンズの同度数帯のものがあるので比較してみます。

Sph-4.25 Cyl-1.00 のニューハイパワーの前面カーブは約5、

Sph-4.75 Cyl-0.50 のAE-1 SVの前面カーブは約2です。
当時は、プンクタールやらチェルニング曲線という理論に基き、
レンズカーブの強かった時代です。
レンズカーブをフラット化して大口径化すると、周辺部でゆがみが発生しました。
そこでレンズを非球面化して非点収差を抑えたのが非球面レンズです。
非球面レンズの技術は、すでに白内障手術後に用いるレンチキュラーという
強度凸レンズで市販されていました。
凹レンズでも、HOYAがアルファルックスというレンズで市販していたのではないかと
思うのですが、ガラスの凹レンズで非球面化したのはホッタさんが最初だと思います。
HOYAも1.6の非球面ガラスレンズをほんの一時だけ発売していましたが、
ガラスの需要減に伴い廃版になりました。
プラスチックレンズの普及に伴い、ガラスレンズの需要は激減しました。
それでも、強度近視のかたや、農業に従事されているかたなど、
ガラスレンズには屈折率の高さや耐傷性、耐熱性という優位さもあります。
今でも、少ない需要にも関わらず、ガラスレンズの製造を続けてくださるホッタさんに感謝です。
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ふくらはぎから下の浮腫に気付きました。
ひと月ほど前から、足が太くなっているのはわかっていましたが、
筋肉が付いたか、筋肉がpunp upしているのかと、
特に気にも留めていなかったのですが、
フィットネスクラブのリンパマッサージのレッスンで浮腫だとわかりました。
そういえば先月のinBodyの体成分分析でも、水分量が標準より多かったのも
これが原因なのかもしれません。
浮腫に心当たりは・・・・というとやっぱりアルコールくらいしか思い当たりません。
肝臓とか腎臓が悲鳴を上げてるのかな?と思って近くの内科医院に行きました。
血液検査の詳しい結果は後日にならないと出ないのですが、
レントゲンや心電図、動脈硬化などの検査の結果、
なんと
「血管が硬い」「貧血」と言われてしまいました。
ヨガやストレッチで体はやわらかくなったけれど、
血管はやわらかくならないでしょうかねぇ・・・・
貧血自体は、もう20年以上も前から指摘されていて、
消化管からの出血の可能性ということで何度も内視鏡検査は受けていますが
これまでは異常ありません。
標準値の下限の9割程度のさほど重症な貧血ではありませんでしたので、
「体質」として特に治療を受けたこともないのですが、
今回は標準の2/3程度しかなくて
「こんな貧血で自転車で200km走るとか山を登るとか無謀」とドクターストップが掛かりました。(T_T)
貧血は自転車乗りとしては致命傷です。
ロードレーサーのドーピングというと血液ドーピング、
いかにして血液中の酸素の供給量を増やすかが目的です。
ヒルクライム中に、脚が余っているのに呼吸が苦しくて登れないことがあるのは
やっぱり貧血の所為なんだなぁ、と再認識しました。
自分では、まだまだ若くて元気だと
自負して自惚れていましたが
やはり寄る年波には勝てないようで・・・・(-_-;)
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