FC2ブログ

こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

「メガネをかけていると新型コロナに罹りにくいかもしれない」という報告

JAMA Ophthalmologyという医学誌に以下のような論文が掲載されました。

Association of Daily Wear of Eyeglasses With Susceptibility to Coronavirus Disease 2019 Infection



その概要は、

・中国・湖北省随州市の Zengdu Hospitalという病院に
2020年1月27日から3月13日までの間に新型コロナウイルス感染症と診断され入院となった276人に関する考察

・このうち、近視のために日常的に1日8時間以上メガネをかけていたのは5.8%だった

・湖北省のメガネ装用者の割合は31.5%であり、新型コロナの入院患者のメガネ装用者の割合よりもはるかに高かった


というものです。

そして、研究の余地はまだあるとしたうえで、最後にこう結んでいます。

私たちの研究では、毎日眼鏡をかけるCOVID-19入院患者の割合が一般人口よりも低く、
眼鏡の毎日の着用は、COVID-19感染に対する感受性が低いことと関連している。
これらの調査結果は、目はCOVID-19の重要な感染経路かもしれません。
そして、頻繁な手洗いや目に触れないようにするなど予防策にもっと注意を払うべきです。



金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)



テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

Flashの終了

2020年末をもって、adobeの動画ファイル形式のFlashが、
この規格を終了することになりました。

エンターテイメントなホームページを構築出来て、一時は人気がありましたが、
モバイル対応の遅れからすでに時代遅れの規格になってしまいました。

当店のHPにもFlashを利用した動画があります。(ありました)
HPを作り始めた頃なので、もう20年以上前のことでしょうか。
何度も何度も修正を繰り返して、3日ほど徹夜して作り上げた大作(当時)でしたが、
使い続けることができなくなるので、どうしようか思案していたところ・・・


なんと!
今じゃ、GIF画像(GIFアニメ)で再生できるらしい。
GIFも進化してました。
で、変換してみました。

遠視
hyperopia.gif

近視
miopia.gif

老眼
presbyopia.gif

動きはぎこちないですが、まあ、何とか伝えたいことは表現できているでしょうか。
ファイルも軽いですし、何よりセキュリティー面で安全です。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

日蝕性眼炎

明日21日午後4時ころから午後6時ころにかけて部分日食が観られるそうです。

日食といえば、日蝕性眼炎
太陽を直接見ると、眼の屈折系が凸レンズとなり網膜に結像して、
黄斑部中心窩が火傷を起こしてしまう危険があります。
絶対に直接見るのはやめましょう

サングラス程度の遮光度では危険ですので、
専用の日食グラスを使うか、
光を通さない紙などに小さな穴を空けて白い紙に投影して間接的に観るようにしましょう。


ガラスを火で炙ってすすを付けたものや、下敷きなどを使い、透かして観る方法などもあるようですが、
こちらも危険です。

ご注意ください。



金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

半盲の視野拡大

半盲のプリズム眼鏡を作って欲しい、
ということで、どこかのお医者から当店に行くように紹介があったそうで、今朝、ご来店がありました。
(眼科なのか脳神経科なのかは聞いておりません)

同名半盲の視野拡大」については、過去にブログ記事にしておりますので、
その記事を検索されたのでしょうか。


半盲というのは、視野の半分が欠けるものです。

左右眼の右側(右眼の耳側+左眼の鼻側)が欠けるものを右同名半盲

左右眼の左側(右眼の鼻側+左眼の耳側)が欠けるものを左同名半盲

左右眼の耳側(右眼・左眼ともに耳側)が欠けるものを両耳側半盲

と言います。
左右眼の鼻側(右眼・左眼ともに鼻側)が欠ければ両鼻側半盲と呼ぶことになるのでしょうが、
そういう状態を作る疾病がありませんので、実際には(ほとんど)起こりません。


このうち、同名半盲は、メガネのレンズにプリズムを入れるか、フレネル膜プリズムを貼ることによって
視野の拡大が得られることになっております。(拡大というより移動の側面が大きいですが)

但し、フレネル膜プリズムによる解像度の低下、像のイメージジャンプという光学的な欠点、
外観上の不自然さという美的な欠点があって、それほど普及しているとは思えませんし、
原理を理解していない眼鏡技術者が圧倒的に多いということ(医療従事者も?)もその一因かと思います。
そして、装用者の「慣れ」についても、結構厳しい報告があります。
確か、慣れることのできる患者が12か月後に40%台だった、
という外国の医学論文があったと記憶しています。



それで、ご来店のお客様に、どういう種類の半盲かをお伺いしましたら、
右眼の外側(耳側)のみの半盲でした。左眼は健常だとのことです。


こ、これは・・・!?

私の勉強不足でしょうか、片眼性の半盲にプリズム矯正の適応がある?

右眼の耳側半分が見えていなくても、左眼の視野で補える範囲は結構ありますので、
死角になる範囲はあまり広くは無いです。

(通常の右同名半盲の場合のように)
右眼の瞳孔領の外側にフレネル膜を貼ったとしたら、
少し視線を右に振ると、右側のみベースアウトプリズムが付加されて左眼には付加されないことになります。
これは無理です。融像幅に余裕があれば融像は可能でしょうが、
右眼の視線がフレネル膜の境界を移動するたびにプリズム量が増減して
実用には耐えられないと思われます。


同名半盲の視野拡大の理屈をお話しして
適応にはならないことをお伝えしましたが、
果たしてご理解というかご納得していただけましたでしょうか。
お力になれなくて申し訳ございませんでした。


また、当店をご紹介いただいたお医者様におかれましても、
当店では、同名半盲に対する視野拡大しか対応することができません。
私の力不足でお役に立てずに申し訳ございませんでした。


【追記】

ブログ記事を投稿した後に、
片眼性の半盲に対するプリズム矯正について、インターネット上の情報を検索してみましたが、
(探しまくりました)
医学的論文はおろか、メガネ屋(眼鏡技術者)の自画自賛レベルの記事すら見当たりませんでした。
もちろん、同名半盲なら存在するのですが。

やはり、片眼性の半盲については、一般的にはプリズム矯正の適応にならないようです。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

人工的な強度不同視

コロナウイルス感染拡大防止のために自主休業中ではありますが、
お急ぎの用件でメールを頂きましたので応対いたしました。

黄斑上膜症(黄斑前膜症)の手術で、片眼のみ、人工水晶体(以降IOL)眼になったかたです。

裸眼の完全矯正値
R=Sph-9.25D Cyl-0.50D Ax100
L=Sph-0.50D Cyl-0.25D Ax10 (IOL)
眼位ズレなし

右目に普段使用のコンタクトレンズ(-7.00D)を装用の状態
R=Sph-1.00D Cyl-0.25D Ax110 with SCL
L=Sph-0.50D Cyl-0.25D Ax10 (IOL)
眼位ズレなし やや不等像あり(R<L)

という屈折状態です。
もともと、両眼ともに強度近視だったということですので、
白内障手術後としては、しょうがないでしょうか。
IOLの度数を調製して、手術前と同じ強度近視にするのも無理があります。
黄斑上膜症を放置するわけにもいかないですし、
健康な右目の水晶体を摘出するのも無理もありますので
こうせざるを得なかったことは理解できます。

私が両眼ともに-9.00Dの近視で、片眼のみ白内障手術を受けることになったとしたら、
やはり、手術するほうの眼は-1.00D~-2.50Dくらいの弱い近視にしてもらうと思います。
そして、手術しないほうの眼は単焦点コンタクトレンズで手術眼の屈折状態に合わせて
遠近両用メガネを掛けることにするでしょう。



それで、なぜか、手術をした眼科ではない眼科の
R=Sph-2.50D
L=Sph±0.00D
という近用眼鏡の処方箋をお持ちでした。

正直、全く意図がわからない処方箋です。
実際に掛けていただいて、全く何の役割も果たさないことを確認しました。
近用鏡としてなら
R=Sph±0.00
L=Sph+1.50D
くらいのほうが、まだ現実的だと思うのですが。

また、
R=Sph-7.50D Add+1.25D
L=Sph-0.00D Add+2.50D
という遠近両用コンタクトの処方箋もお持ちでした。

このコンタクトレンズを装用した時の屈折状態は
おそらく両眼とも-0.50Dの近視が残るだろうと想像されます。
加入度数が右は弱すぎ、左は強すぎかと思いますが、
トライアルレンズが週明けに届くようなので、まずは、それを試してみてからですね。
遠近両用コンタクトよりは、現状の右目だけ単焦点コンタクトの上から
遠近両用メガネを装用するほうが、いろいろな面で有利だと思うのですが。


で、現状ですが、右目に単焦点コンタクトを入れた状態で、
近くの細かいものを見さえしなければ、日中は大きな問題は無いと。
不自由なのが、夜にコンタクトを外した後の見え方とのことです。
どうやら右目の利きが強くて、左目のちゃんと見えている映像に、右目のボヤけが被ってくるようです。
それで、手術前に使っていたメガネの左目のレンズを外したものを使用しているとのことですが、
5分ほどかけていると頭が痛くなってくるとのことでした。
拝見すると右目に-8.50Dのレンズが入っています。
8.50Dの不同視になりますので頭痛がするのも当然かと思います。


じゃあどうするか?
ということですが、正直、この左右差に対してできることは余りありません。
後天的で人工的な9ディオプトリーに近い不同視を、
不等像や左右のプリズム差の問題を克服して「快適に」装用できるメガネは、現状ではあり得ません。
いくらかでも不自由を減らす方向に持っていく手はないこともないですが
それでも「快適」とは程遠いです。

この先のお話は、私のメシノタネということになります。

*メシノタネ
要するに、門外不出のネタということです。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

次のページ