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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

各種免許に必要な視力(まとめ)

各種免許に必要な視力をまとめてみました。
ご参考になれば幸いです。

自動車免許
・原動機付自転車免許(原付免許)
運転免許の区分である排気量50cc以下の二輪車のこと。
原付免許試験の合格に必要な視力は、両目で0.5以上。
片目が見えない場合はもう一方の目の視野が左右150度以上、視力が0.5以上
であることが求められます。


・普通第一種免許・中型第一種免許(8t限定中型)・二輪免許・大型特殊免許
普通第一種免許では、乗用車や原付を公道で運転できます。
中型第一種免許(8t限定中型)は、2007年の改正法施行前に「普通自動車免許」を取得した人が持っている免許で、
乗車定員10人以下または最大積載量5t未満の車を運転できます。
二輪免許はバイクを、大型特殊免許は重機や農業用の車を運転できます。

これらの免許の試験の合格に必要な視力は、片目でそれぞれ0.3以上、かつ、両目で0.7以上です。
片目の視力が0.3未満の場合や片目が見えない場合は、もう一方の目の視野が150度以上、視力が0.7以上
であることが求められます。


・大型第一種免許・中型第一種免許(限定なし)・けん引免許・第二種免許
大型免許は、乗車人員30人以上、最大積載量6.5t以上の車(トラックやダンプカーなど)を運転できます。
中型第一種免許(限定なし)は乗車定員29人以下、最大積載量6.5t未満の車(マイクロバスなど)を運転できます。
けん引免許は貨物トレーラー等を連結させた乗用車を運転できます。
また、第二種免許はタクシーやバスなど仕事で乗客を乗せることができます。

これらの免許の試験の合格に必要な視力は、両目で0.8以上、かつ左右それぞれの目が0.5以上で、
さらに、「深視力」という立体視検査が求められ、三桿法の奥行知覚検査器で検査を3回行い、その誤差の合計が6cm以内
であることが求められます。


船舶免許
・小型船舶操縦士(ボート免許)
外洋を航行できる1級免許、沿岸を航行できる2級免許、湖や川を航行できる湖川免許、水上バイクに乗れる特殊小型免許の4種類があり、
免許取得に必要な視力は、両目とも0.5以上(矯正可)です。
片目が0.5未満の場合は、もう一方の目の視野が左右150度以上、視力が0.5以上
であることが求められます。


航空身体検査
・パイロット免許
各眼が裸眼で0.7以上及び両眼で1.0以上の遠見視力を有すること、
あるいは、各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上かつ両眼で1.0以上に矯正することができること。
このどちらかの条件を満たす必要があります。
そして遠見視力以外にも、中距離視力、近見視力、両眼視機能、視野、眼球運動、色覚の計7項目が必要となります。

200311_1.jpg

かわいいフリー素材集 いらすとや さんからお借りしました。


余談ですが、
ガールズ&パンツァーでおなじみの戦車に乗るためには、大型特殊免許が必要です。(笑
免許の条件欄に「大特車はカタピラ車に限る」という一文があれば、それは戦車乗りの証となるようです。
大型特殊免許の試験の合格に必要な視力は、片目でそれぞれ0.3以上、かつ、両目で0.7以上です。
片目の視力が0.3未満の場合や片目が見えない場合は、もう一方の目の視野が150度以上、視力が0.7以上
であることが求められます。
加えて、自衛隊の戦車に乗るためには、
自衛官の採用試験における視力の合格基準である、両側とも裸眼視力が0.6以上となっており、
裸眼視力が0.1以上の場合は矯正視力が0.8以上、裸眼視力が0.1未満の場合は矯正視力が±8.0ジオプトリーを超えない範囲の屈折度のレンズで0.8以上
が求められます。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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複視の相談

今年に入ってから、直接のご来店だけでなく、メールや電話も含めてやけに複視の相談が多くなりました。

残念ながら、メールや電話では、眼位ズレの定性や定量、眼球の動き、両眼単一視に持ち込めるかどうかなど、
具体的な情報がわかりませんので一般的なお話しかできません。
プリズム矯正できるのか?などと問われても、プリズム矯正の適応の有無などは、
「見てみないとわかりません」としか言いようがないです。

お近くにお住まいなら、予約の上、ご来店いただければもう少し踏み込んだお話もできるでしょうし、
遠方にお住まいなら、お近くのプリズム矯正のできる施設(眼科もしくはメガネ店)を探して相談に伺えばよろしいのではないかと。


ただし、急に現れた複視だったり、急激に進行した複視だったらば、
早急に眼科に行き、脳神経内科や脳神経外科を紹介してもらって、頭の検査も含めて調べてもらってください。
経験上、脳下垂体腫瘍、松果体腫瘍、脳梗塞、バセドウ病、副鼻腔炎、外傷(交通事故)
などが原因で起こった複視を見ています。
原因不明の外眼筋の炎症という診断を受けたかたも知っています。


今朝も、開店直後に複視を訴えるかたのご来店がありまして、
お話を聞くと、頭の手術を受けて、その前後から複視を感じているとのことでした。
病名までは聞きませんでしたが、両耳側半盲も伴っているので、
視交差あたりの病変で神経が障害を受けているといったところなのでしょうか、
大学病院での検査でも矯正不能と診断されたそうです。
確認したところ、眼球運動に問題がある、大きい量の外斜視と上下斜視で、
残念ながらプリズムでは両眼単一視に持ち込むことはできませんでした。
仮に単一視に持ち込めたとしても、レンズが製作できるかどうか微妙なプリズム量で、
実用に耐えられるかという点でも微妙な量ですが。


複視と一口に言っても、
このような病気が原因の複視ではプリズム矯正の適応にならないことも多いです。
普段は正常で時々複視を感じるという程度の生理的な眼位のズレの場合はプリズム矯正は容易かったりします。

もし複視を感じたら、
病気によるものかどうか、これが一番重要です。
まず医療機関で調べてもらってください。



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不同視の相談

19歳のかたの「不同視」について、その母親と思われるかたから電話相談がありました。
関西弁でしたが、関西弁ならネイティブに理解できます。(笑

「不同視」が原因で「不等像視」を起こしているのではないか、
頭痛がする原因はこれではないか、ということです。


メガネの度数データが曖昧で、
片目がほぼゼロで、もう片目が+1.25Dの遠視で+1.50Dの乱視ということで、
調製したメガネ店では「タテの乱視」と言われたそうですが・・・

普通、屈折矯正の段階では、マイナスの乱視レンズを使います。
調節力の介入を防ぐというのが理由です。

当店では、お客様の度数データは、すべてマイナス乱視で表記していますが、
眼科で処方箋を発行する際に、プラスに変換されることがありますし、
レンズ注文でもプラスに変換を要求するメーカーのサイトもありますので、
今回ご相談のメガネがプラスに変換された度数で知らされているので、
メガネ店で言われた「縦」がどっちか怪しい状況です。

この場合、各主経線での屈折度数の差は、最小で1.25D、最大で2.75Dです。
不等像視が起こる可能性は、一応はあります。
屈折性の屈折異常では起きやすく、軸性の屈折異常では起きにくい傾向にありますが、
子供のころからの遠視のようなので、可能性は低いと感じるのですけどね。

むしろ、個人的には、不等像よりは、左右のプリズム差の方が影響が大きいと思います。
あるいは、フレームの変形だったりとか。

理由は省きますが、
乱視の符号がプラスで言うところの縦と、
マイナスで言うところの縦とでは、全く性質が違って来ますので、微妙なところです。

こういう事例は、実際に調べてみないと具体的なことはわかりません。
12分38秒ほど電話でお話ししましたが、一般論でしかお答えできませんでした。

それよりも、調製した店に、
あるいは眼科で出された処方箋で作ったのならその眼科に問い合わせた方が
もう少しマシな情報を引き出せるのでないかと思うのですが。


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仕事の限界

今朝、開店後に店内の整理をしていたところ、
「パソコン画面と手元が見えるメガネが欲しい」
という女性が来店されました。

デスクトップパソコン、すなわち目の高さにディスプレイがあって、
現在使用中の老眼鏡では、手元しか見えずに使いづらいという主訴です。

中近のレンズで明視域の微調整をすれば行けるかと思ったのですが・・・・


190704_5.jpg

オートレフのデータでは、両眼とも遠視性乱視。
両眼ともエラーが出て、、特に左目に多く出ました。


自覚的屈折検査では
Rv=0.4*Sph-1.50D Cyl-0.50D ax90
Lv=0.5*Sph-1.00D Cyl-0.25D Ax90


クロスシリンダーの乱視軸の反応が悪く、90度付近という程度しか追い込めませんでした。

オートレフで頻発するエラー、
オートレフデータの斜から倒方向への異常な乱視の検出、
矯正視力の出なさ、

これはどう見ても白内障です。
レチノスコープで網膜反射を確認すれば確実ですが、その必要も無いほど明らかです。


お伺いすると、眼科医からは、左目の白内障を指摘され、
どうせなら左右とも手術をしたらどうだ?
という話が出ているそうです。
メガネでは無理、という話も。


メガネでは無理、という訳でも無いですが、
この矯正視力の場合、メガネを作っても満足な視界が得られるかは微妙で、
またどちらにしろ、近いうちに手術は受けなくてはならないでしょうから、
いつまで使えるかはわかりません。


眼科医からは左目の白内障のほうを指摘されていますが
今日現在は右目の矯正視力の方が低いです。
そして、近視化の度合いも、オートレフデータと自覚的検査の乖離も右目の方が大きいようです。
これ、現在、右目の白内障と、それに伴う近視化が急激に起こっているのでないかと思われます。


そして、パソコン画面が裸眼で見え難いとも。
右目の遠点、左目の遠点が、それぞれ60cm、90cmくらいなので、
それでパソコン画面が見え難いとしたら、矯正出来る余地はほとんど無いです。


たぶん、メガネを作っても、満足できる見え方は得られないかもしれませんし、
仮に得られたとしても、使える時間は相当に短いと思われますので
白内障の手術の相談を医師とされたほうが良いのではないでしょうか?


ということで、眼科への受診をおすすめしました。


ご期待に添えることが出来なくて申し訳ございません。
メガネ屋に出来る範囲の仕事では、これが精一杯です。

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パイロットの視力検査

これまで、
航空大学校に入学するかた、
航空自衛隊でパイロットを志すかた、
現役のパイロットのかたのメガネを調製しましたが、
航空機の免許には、細かい規定があります。

航空身体検査マニュアル


特徴的なのが、各眼の屈折度数が(±)8ディオプトリーを超えないこと、
という部分です。
以前は、1種、2種ともにもっと厳しかったはずで、それぞれ4と6ディオプトリーだったと思います。
(うる覚えですので間違っていたらすいません)

どういう根拠があるのかはわかりませんが、
8ディオプトリー以下の近視なら、裸眼でも計器飛行が出来る、ということかと思ったのですが
逆に8ディオプトリーの遠視だったらそれは無理なので、また違う理由があるのでしょう。


強度近視で、8ディオプトリーでは規定の視力が出せない場合ですが、

2-2 オルソケラトロジーによる矯正
2-3 屈折矯正手術の既往歴のあるもの

は不適合とされています。
一応、屈折矯正手術の既往歴がある場合でも適合とされる方法はあるのですが、
(1)視力の日内変動(同日3回以上の測定結果)
(2)コントラスト感度
(3)グレアテスト
(4)角膜形状解析
検査方法のレベルがわからないので何とも言えませんが、
レーシック系の手術では、コントラストの低下、グレアの発生は程度の差こそあれ起こりますし、
角膜形状解析をすれば、「正常では無い」ことは明らかです。

眼内レンズ(前房レンズ)で矯正する手術も、広義では「屈折矯正手術」に含まれるかと思います。

屈折矯正手術に関しては、適合かどうかは、医師の判断に委ねられるということです。



場合によっては、白内障による近視化が起こり、8ディオプトリーを超えることもあると思います。
この場合は、手術後3カ月以上の観察期間を経て視機能が良好な場合は
検査結果等を付して申請すれば、適合となる可能性が高いです。


糖尿病性網膜症などの網脈絡膜疾患や、緑内障についての基準や、
目以外にも、全身の健康状態に細かな規定があるようなので、
パイロットのかたの健康管理は大変そうですね。


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