41.解剖学的フィッティングについて、正しいのはどれか。
A.頭部形状は左右で異なっていても、基本的には左右対称に調整をする。
B.テンプルチップは、耳介後方下部の乳様突起に当てるように調整をする。
C.パッドが軟骨を圧迫すると、呼吸の妨げや声質の変化、軟骨の変形につながる。
D.鼻の側面には、血管や神経が走っているので、パッドで押さえるように調整する。
解説のし様もないです。
C.42.フレーム装用時の美的要素について、誤っているのはどれか。
A.黄金比や白銀比などが美的要素に用いられる。
B.眼鏡のフロント部の上下幅は、眉からあごまでの1/3程度を基準とする。
C.眼鏡のフロント部の横幅は、眉尻にかかる左右の鉛直線間の幅を基準とする。
D.眼鏡のフロント部の水平は、レンズが濃い色のサングラスでは左右の瞳孔中心を基準とする。
眉の高さなども考慮してフィッティングしますので、誤りを一つ挙げろとすれば
D.ただし、個人的にはA.B.C.いずれも個人の好みではないかと思うのですが。
43.小児眼鏡のフィッティングについて、正しいのはどれか。
A.小児の鼻根は低いので、パッドはリム上方に位置したものが良い。
B.ブリッジ・智・テンプルは、堅牢性よりも調整しやすく変形しやすいものが良い。
C.テンプルは、テンプルチップ部が耳介全体を固定する二段曲げの巻手や縄手タイプも良い。
D.小児は大人よりも下方視が多くなるため、玉形は下方への注視野が確保された形状が必要となる。
個人的には二段曲げやケーブルモダンは好きではないですが、
消去法で答えるとこうなります。
C.44.累進レンズの遠用ビジュアルポイントを正しく合わせたうえで、近用の心取りをミラー法で確認したところ、
装用者の瞳孔中心とレンズの近用参照部の位置関係は、瞳孔が左右とも外側にあった。
この時の対処として正しいのはどれか。
A.装用時前傾角を大きくする。
B.角膜頂点間距離を広くする。
C.累進帯長の長いレンズに変更する。
D.顎を少し引いて近方視するように指導する。
前傾角を少なくするか、角膜頂点間距離を長く取るかのどちらかになるのですが、
別に原因があるような気もします。
B.45.再フィッティングについて、誤っているのはどれか。
A.再フィッティングでは、常に眼鏡の劣化状態を考慮して調整する。
B.左のテンプル開き幅が不適切で狭いときは、左のパッドが片当たりしている。
C.両方のパッドに痛みが有っても、原因はテンプル開き幅やテンプルチップも考えられる。
D.左のテンプルチップの下曲げ角度が不適切で強すぎるときは、右のパッドが片当たりしている。
左のテンプルの開きが狭い場合、右のパッドが強く当たります。
B.46.個人情報保護法について、正しいのはどれか。
A.個人情報取扱事業者とは、法人、集合住宅の管理組合、自治会などすべての営利・非営利組織が含まれるが、同窓会は対象外となっている。
B.個人情報の対象となる個人識別符号には、パスポート番号や免許証番号など公的な番号があるが、住民票コードなどは対象外となっている。
C.商品発送などの発送伝票に指名・住所等を記載してもらう場合は、利用目的の公表や、本人への通知は必要ない。
D.個人情報を第三者に提供する場合に限り、原則として本人の同意は必要ない。
常識的に考えると
C.47.薬機法に基づく医療機器の販売ついて、正しいのはどれか。
A. コンタクトレンズの販売業は、許可制となっている。
B. 一般医療機器の販売・賃貸業は、許可制となっている。
C. 眼鏡の販売業は、営業所の所在地の都道府県知事への届出制となっている。
D. 補聴器の販売業は、その営業所の所在地の都道府県知事への許可制となっている。
コンタクトは高度管理医療機器です。信じられないような流通形態をしていますけれども。
A.48.眼鏡処方箋を持参して眼鏡作製に来店したお客様への対応として、誤っているのはどれか。
A.外斜視を認めたので、眼鏡処方箋の度数はそのままで、プリズムを追加して眼鏡を作製した。
B.眼鏡処方箋記載の乱視軸が、誤っていると思われたので、発行元の眼科医療機関に確認の電話を入れた。
C.視機能に影響しない程度の薄いカラーを入れる程度であれば原則として眼科医療機関に確認しなくてもよい。
D.瞳孔間距離の記載がなかったので、眼鏡処方箋発行元の医療機関に連絡のうえ承諾を得て、眼鏡店で計測し眼鏡を作製した。
蛇足ですが、
外斜視のうち、プリズム適応になるのは間歇性外斜視です。
恒常性外斜視ではプリズム適応はありません。
A.49.7歳の小学生が、眼鏡処方箋を持参し眼鏡作製に訪れた場合に対応として、正しいのはどれか。
A.作製した眼鏡は、必要時のみの使用で良いと説明した。
B.眼鏡作製後、保証期間内には必ず眼科医療機関を受診するように説明した。
C.最近の子供はICT機器を使用することが多いので、ブルーライトカット眼鏡を勧めた。
D.保証期間内の破損の場合、作製後ある程度の期間が過ぎていても同じ度数での作り替えであれば、再度眼鏡処方箋を発行してもらう必要はない。
何の保証期間でしょうか?
50.眼鏡店のホームページへ記載する文言として、誤っているのはどれか。
① 当店には、国家検定資格である眼鏡作製技能士が複数名在籍しています。
② 当店は、より良い眼鏡を作製するために眼科医療機関との連携を密に行っております。
③ 当店には、眼鏡作製技能士が在籍しておりますので、屈折異常や視機能の異常検出などの検査が可能です。
④ 当店は、より良い眼鏡を作製するために、通常の視力の測定以外に、両眼視検査や色覚検査を行っています。
A.①② B.②③ C.③④ D.①④
眼鏡作製技能士の資格制度に断固反対します
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31.レンズメータの基準波長はe線546.07nmが用いられているが、望遠鏡式のコロナ(ターゲット)の色で正しいのはどれか。
A.黄緑
B.青紫
C.橙
D.赤
昨年も似たような問題がでていますが、この手の問題は可視光の真ん中あたりを選んでおくと間違いないです。
ターゲット式のレンズメーターを覗いたことがことがあればわかるはずです。
A.32.近用眼鏡を作製する場合に、近用CDを設定するために必要でないのはどれか。
A.装用時前傾角
B.レンズ設計
C.作業距離
D.遠用PD
CDとは、Centretion Distance、芯取り点間距離です。
PD、Puillary Distanceは瞳孔間距離なので混同しないことが肝心。
レンズ設計の意味が不明なのですが、累進レンズ等のことを指していると仮定して
A.33.屈折率1.6素材のレンズの前面をカーブ計で測定したら+7.00Dであった。
このレンズ前面の実際の面屈折力に近い度数はどれか。
A.9.00D
B.8.00D
C.7.00D
D.6.00D
通常のカーブ計は屈折率1.523のクラウンガラスを想定していますが、
フレームカーブなどとのマッチングを考えて素材の屈折率が変わっても同じ基準で測定されています。
D'{D}=n2-n1/r{m}
n2はレンズ素材の屈折率、n1はこの場合空気の屈折力なので1
n2を1.523としてrを求め、その解にn2を1.60にすると7.9715・・・・となりました。(多分これで合ってる)
B.34.プレフィッティングの終了したメタルフレームの加工時に、
レンズカーブに合わせるためにリムカーブを修正した場合に生じる他の部分の修正箇所について、誤っているのはどれか。
A.フロントそり角の修正が必要な可能性がある。
B.テンプル開き角の修正が必要な可能性がある。
C.テンプル傾斜角の修正が必要な可能性がある。
D.テンプルチップ曲げ位置の修正が必要な可能性がある。
リムカーブを修正すると、フロントそり角、テンプルの開き、が変わります、
それに伴い、テンプルの屈曲点と耳介の頂点にズレが起こります。
C.35.楕円に近い形状のツーポイント加工の穴あけ位置や角度の影響について、誤っているのはどれか。
A.ブリッジ側の穴あけ位置や角度は玉型の水平度に影響する。
B.テンプル側の穴あけ位置や角度はテンプル開き角に影響する。
C.テンプル側の穴あけ位置や角度はレンズのそり角に影響する。
D.ブリッジ側の穴あけ位置や角度は左右レンズ面のねじれに影響する。
すべて影響しますよね。
テンプル側の穴あけ位置と角度でテンプルの開き角に影響しますので、
それが狭くなりすぎると、テンプルを押し開くような圧力が掛かるので、
その力でレンズのそり角にも影響してくるはずですが・・・。
納得はできないですが、一応、一番影響は少ないとして答えを選ぶと
C.36.リムロックの無いねじ無しフレーム(シートメタルフレーム)加工について、正しいのはどれか。
A.溝の部分に細丸やすり等を使用して面取りする方が望ましい。
B.レンズサイズをデモレンズと同じに加工すれば他に考慮すべき問題はない。
C.溝の深さを1mm以上にする方が外れにくくなって加工組み立てもしやすくなる。
D.レンズサイズを小さくしながら加工する場合に、小さくしすぎた場合の救済方法はない。
シートメタルはレンズが欠けたりしやすいのでしっかり面取りはしたいところ。
A.37.チタンろう付けの注意点の説明として、正しいのはどれか。
A.「ろう」は、温度変化に対応しやすい軟ろうを使用する。
B.修理する素材を赤く熱することで強度の高いろう付けとなる。
C.チタン素材の表面は酸化しにくいため空気中でのろう付けが可能である。
D.素材へ直接「ろう」を流し込むことができないため、補助部品として合金テンプルを介する。
融点の高い硬ロウを使います。素材を熱し過ぎてはいけません。チタンは酸化するので空気中ではロー付けできません。
D.38.フィッティングの目的について、誤っているのはどれか。
A.光学的フィッティングでは、視線とレンズ幾何学中心が一致するように調整する。
B.解剖学的フィッティングでは、筋組織、血管、神経が少ない箇所の見極めが必要となる。
C.力学的フィッティングでは、過度の圧力を抑え摩擦力によって調整することが重要である。
D.美観的フィッティングでは、装用者のイメージ構築に大きな影響を与えるフレーム位置の調整が必要となる
光学的フィッティングで重要なことは、視線とレンズの光軸の一致です。
A.39.光学的フィッティングについて、正しいのはどれか。
A.角膜頂点間距離が広がるほど歪曲収差は小さくなる。
B.注視野は、角膜頂点間距離が広がるほど大きくなる。
C.装用時前傾角のズレは非点収差を発生させ、変化量はマーチンの式で求められる。
D.光学的なそり角は、玉形中心に光学中心がない場合、左右フレームのなすフロント角と常に一致する。
角膜頂点間距離が広がるほど歪曲収差は大きくなり注視野は狭くなります。
レンズの光軸は玉形上の通る場所にて変わります。
C.40.鼻の角度(片側)が30゜、片側の鼻にかかる眼鏡の重量が10gとする。
片側の鼻の面に垂直にかかる力をビッセルスの公式を用いて計算した。正しいのはどれか。
A.5g
B.10g
C.20g
D.30g
ビッセルズの公式は昨年も出題されてます。
公式を覚えるか、10°で5.8倍、20°で2.9倍、30°で2倍程度には覚えておくと良いかと。
C.金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102
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21.眼鏡レンズの素材について、誤っているのはどれか。
A.ガラスレンズの多くは射出成形により作製される。
B.プラスチックレンズの多くは熱硬化性の成型方法となっている。
C.眼鏡レンズの素材は基本的に屈折率が高くなると比重も大きくなる。
D.本格的に採用された最初のプラスチックレンズ素材はCR-39(ADC樹脂)である。
ガラスレンズは原料を溶解して型に流し込みプレスしてブランクスというブロックを作り、
研磨して仕上げます。
射出成型はプラスチックレンズの成型方法です。
A.22.二重焦点レンズについて、正しいのはどれか。
A.像の跳躍は、小玉の光学中心にて発生する。
B.小玉上部がストレートトップの形状はB型と分類される。
C.エグゼクティブの二重焦点レンズは、像の跳躍が顕著である。
D.スラブ・オフ加工のレンズには、スラブ・ラインが外見上の特徴となる。
像の跳躍は小玉との境界で発生しますし、ストレートトップはA型に分類されます。
エグゼクティブ型は、遠用部と近用部の光学中心をそれぞれ設定可能なので像の跳躍を少なく出来ます。
スラブ・オフ加工は、左右差のある二重焦点レンズでのプリズム誤差を軽減するものですが
ほとんど製作されることはないと聞きます。
D.23.JIST7330:2022眼鏡レンズの用語の、3.7レンズの種類による分類で定義されていないのはどれか。
A.単焦点レンズ
B.多焦点レンズ
C.屈折力変化レンズ
D.逆累進多焦点レンズ
逆進屈折力レンズは定義されていますが、逆累進多焦点レンズは定義されておりません。
D.24.累進屈折力レンズについて、誤っているのはどれか。
A.累進帯の子午線から外れた領域には球面収差が生じる。
B.外面累進はレンズ中心の子午線上の曲率半径が変化している。
C.フリーフォーム加工装置の開発によって内面累進が可能になった。
D.一般的にレンズ各部のレンズメータによる測定度数は装用度数と異なる。
非点収差です
A.25.眼鏡の使用上の注意について、誤っているのはどれか。
A.中近レンズでの車の運転時、バックでは注意を要すると伝えた。
B.調光レンズの濃度は紫外線の強さや気温により濃度が変化することを伝えた。
C.ハードコートのみで染色されたカラーレンズはお湯に浸けると退色する可能性を伝えた。
D.ナイロン糸でレンズを固定する眼鏡では、1年を目安にナイロン糸を交換することをおすすめした。
いやらしい問題ですね。
中近レンズは基本的に自動車の運転には不向きとされております。
バックの際の注意以前に、運転してはいけないレンズです。
A.26.眼鏡の使用方法について、熱によるレンズへの影響が最も少ないのはどれか。
A.眼鏡をかけたままサウナに入った。
B.眼鏡をかけたままドライヤーを当てた。
C.眼鏡をかけたまま焚火に近づいて当たった。
D.炎天下の駐車場で眼鏡をかけたまま車から離れた。
普通に読み取れば考える余地もありません。
D.27.視覚障がいの等級で、1級の障がいの程度はどれに基づいているか。
A.視力の悪い方の眼の視力値
B.視力の良い方の眼の視力値
C.視力の悪い方の眼の視力値と周辺視野角度
D.視力の良い方の眼の視力値と周辺視野角度
2~5級については視野角が規定されていますが、1級は視力のみです。
視力の良いほうの眼の矯正視力が0.01以下。
B.28.平坦な道が上り坂に見える可能性がある補正度数はどれか。
A.右:S±0.00D C-1.00D Ax180° 左:S±0.00D
B.右:S±0.00D C-1.00D Ax90° 左:S±0.00D
C.右:S±0.00D C-1.00D Ax45° 左:S±0.00D C-1.00 Ax135°
D.右:S±0.00D C-1.00D Ax135° 左:S±0.00D C-1.00 Ax45°
Cは左右眼がハの字方向に長く見え、Dは逆ハの字方向に長くなります。
となるとC.が上りに見える可能性が高いです
C.29.現用眼鏡と同度数で新しい眼鏡を作製した。数日経って現用眼鏡と比較すると見え方が違っている。
原因として誤っているのはどれか。
A.角膜頂点間距離
B.装用時前傾角
C.光学中心の高さ
D.パッドの当たり
「見え方」の違いなのでパッドの当たりは関係ないです。
でもパッドの当たりを調整すれば、角膜頂点間距離、装用時前傾角、光学中心の高さも合うかもしれませんよ。
D.30.処方箋の略記号の意味で誤っているのはどれか。
A.左眼:O.S.
B.両眼:O.D.
C.加入度数:Add
D.円柱、乱視の表示:Cyl
正直、A.とB.が表記された眼鏡処方箋は見たことがありません。
O.S : Oculus Sinister 左眼
O.D : Oculus Dexter 右眼
ほとんど、R・L、右・左になっていると思いますが・・・
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11.光の干渉で生じるのはどれか。
A.青空や夕焼け
B.コントラスト感度の低下
C.歪み計で観察されるパターン
D.製品の形状検査で観察されるパターン
マイケルソンの干渉計。製品の形状検査に使われます。
D.12.+3.00Dのレンズの手前1mに物体があるとき、像距離として、正しいのはどれか。
A.+250mm
B.+333mm
C.+500mm
D.-143mm
ガウスの結像公式ですね。うーむ、私も苦手な奴。
物体とレンズとの距離:a
レンズと像との距離:b
焦点距離:f
として、1/a+1/b=1/f
この式よりbを求めると
b=fa/(a-f)となるので・・・・・
え?違う??
正直、わかりません。
C.【追記】
計算式は合っていました。
結果は0.5(単位はメートル)になるので、500mmで正解でした。
13.グルストランドの模型眼について、誤っているのはどれか。
A.角膜の屈折率は硝子体の屈折率より高い。
B.角膜前面の曲率半径は角膜後面の曲率半径より大きい。
C.角膜前面の屈折力は眼球光学系全体の屈折力より小さい。
D.弛緩時の眼球光学系全体の屈折力はListingの模型眼の屈折力より大きい。
難問続きですね。模型眼の個別の数値まで覚えて何の役に立つのだろうか?
但し、A.B.Cが正しいことは想像が付くため消去法でD.が導き出されます。
D.14.倒乱視のコノイドについて、誤っているのはどれか。
A.後焦線は垂直方向になる。
B.強主経線は水平方向である。
C.最小錯乱円は各焦線の物理的距離の中間にできる。
D.水平方向の光線束より垂直方向の光線束の方が集光位置は遠い。
コノイドは昨年も出題されました。定番化するかも。
作図すれば簡単ですね。
A.15.レンズについて、誤っているのはどれか。
A.円柱レンズは平行光線束を入射させたときに焦点を結ばない。
B.トーリックレンズは経線方向により異なる曲率半径の屈折面を持つ。
C.トーリックレンズは後面がトロイダル面なので前面頂点屈折力を測定する。
D.クロスシリンダーレンズはマイナス円柱レンズとプラス円柱レンズとを軸を直交させて重ね合わせたものと同じ効果になる。
C.ただし、D.は同じ度数じゃないとクロスシリンダーとして役を果たせないので設問としては不完全ではないかと。
16.-6.00Dの球面レンズが5mm偏心しているときのプリズム作用として、正しいのはどれか。
A.0.83Δ
B.1.2Δ
C.3Δ
D.30Δ
再びプレンティス登場!
P=Dh/10 眼にタコが出来るほど覚えましょう。
C.17.次の文章で説明している眼鏡フレームの玉型デザインとして、正しいのはどれか。
「底辺が短い台形で丸みが強い」
A.オート
B.オーバル
C.オクタゴン
D.ウエリントン
オートはいわゆるナス型、オーバルは卵型、オクタゴンは八角形
丸みが強いの一文は必ずしも正しくないような気がしますが
D.18.次の文章で説明している眼鏡フレームのプラスチック素材として、正しいのはどれか。
「熱可塑性樹脂でエンジニアリングプラスチックの一種、強靭で寸法安定性に優れている。」
A.アセテート
B.セルロイド
C.エポキシ樹脂
D.ポリカーボネート
強靭がキーワードですかね。
D.19.通称「オプチル」として眼鏡フレームに用いられているプラスチック素材の名称として、正しいのはどれか。
A.グリアミド
B.エポキシ樹脂
C.ポリカーボネート
D.ポリフェニルサルフォン
オーストリアのアンガー社が開発した軽量素材で、
欧州の高級ブランド品に良く使われていましたが最近は見なくなりました。
B.20.次に示す眼鏡フレーム素材を、比重の小さい順に並べた場合、正しいのはどれか。
A.真鍮、チタン、金、プラチナ
B.真鍮、プラチナ、チタン、金
C.チタン、金、プラチナ、真鍮
D.チタン、真鍮、金、プラチナ
主材料としてプラチナなんて使いますか?
D.一応比重を書いておきますと、4.54→8.7→19.3→21.45
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1.強度近視の要素のうち、最も影響力が大きいと考えられているのはどれか。
A.眼軸が長くなる。
B.角膜の屈折力が増加する。
C.水晶体の屈折力が増加する。
D.外斜位の眼位ずれが大きくなる。
A.B.Cのいずれも近視の原因ですが、A.は軸性近視、B.C.は屈折性近視になります。
円錐角膜という特異な場合にB.でも強度近視化しますが、一般的には軸性近視のほうが影響は大きいです。
A.2.調節休止状態の裸眼で遠方視した際、横方向にぼやけるのはどの屈折状態か。
① 近視性単性乱視の直乱視
② 近視性単性乱視の倒乱視
③ 遠視性単性乱視の直乱視
④ 遠視性単性乱視の倒乱視
A.①② B.②③ C.③④ D.①④
なかなか良い問題かと。
強主経線が垂直方向なのが直乱視、水平方向なのが倒乱視です。
1Dの単性乱視だと仮定すると
|0.00 |0.00
| |
|______-1.00 |_______+1.00 の場合に横方向がボヤけるので、答えは
B.3.角膜乱視がC−3.00DAx180°の眼の全乱視をJaval's ruleを使って予測した場合、正しいのはどれか。
A.C-3.00D Ax180°
B.C-3.25D Ax180°
C.C-3.50D Ax180°
D.C-3.75D Ax180°
Javal's ruleが出るとは・・・眼鏡屋の業務に関係あります?
それはともかく、ケラトメーターで測定された角膜乱視から全乱視を推測するための計算式です。
1.25×(-3.00Ax180)-0.50Ax90=3.25Ax180
B.4.平成17年度厚生労働省研究報告書による、日本における視覚障害者1級原因疾患の第1位はどれか。
A.緑内障
B.強度近視
C.糖尿病性網膜症
D.網膜色素変性症
解説の余地も無く
A.です。
5.S+2.00Dの遠視眼でピント合わせ力(調節力)4.0Dの人の裸眼時における近点はどれか。
A.無限遠方
B.眼前50.0cm
C.眼前25.0cm
D.眼前16.7cm
昨年も出題された近点の計算です。
遠点、近点、明視域は基本中の基本です。
+2.00D-4.00D=-2.00D
ということで眼前0.5m
B.6.S+8.00Dの眼鏡で正視状態になる人とS-8.00Dの眼鏡で正視状態になる人がいる。
それぞれその眼鏡を装用して、眼前40cmにある視物にピントを合わせる場合、
必要なピント合わせ量(調節量)は両者でどれくらいの差になるか。
但し、角膜頂点間距離は両者とも12mmであったとする。
A.約1.25D
B.約1.00D
C.約0.75D
D.約0.50D
ついこの間、
無礼な電話があった「見かけの調節力」の問題が出たよ。(驚き)
計算式は『眼鏡学教本』に出ています。
B.7.中心窩での視力が1.0であると仮定すると、中心窩から5°離れた部位ではどれくらいの視力が期待できるか。
A.0.1
B.0.2
C.0.3
D.0.5
中心窩には錐体細胞のみが存在しますが、周辺部は杆体細胞が多く分布し、
周辺に行くにしたがって弁別能は低下します。
2°で0.5、5°で0.3、10°で0.2、20°で0.1
C.8.視標の輝度が最も高いところが200cd/m2で、最も低いところが50cd/m2であった。
この視標のコントラストとして、正しいのはどれか。
A.60%
B.70%
C.80%
D.90%
去年も出題されたコントラスト。これは定番になるのかも。
Lmax-Lmin/Lmax+Lmin
A.9.S+0.75D C-1.50D Ax180°の屈折補正で正視状態となる人が裸眼で乱視表を見た。
調節休止状態であると仮定すると乱視表はどのように見えるか。
A.縦方向のラインが濃く見える。
B.横方向のラインが濃く見える。
C.斜め方向のラインが濃く見える。
D.全体的に同じような濃さに見える。
混合乱視で、最小錯乱円が網膜上にある屈折状態。
D.10.右S-1.00D 、左S-4.00Dで正視状態となった。左右とも球面レンズで、
それぞれ中心より1cm下方を通して近方を見させた場合、
左右で生じるプリズム差として、正しいのはどれか。
A.左3ΔB.U.
B.左3ΔB.D.
C.左5ΔB.U.
D.左5ΔB.D.
これぞプレンティスの正しい使い方。昨年の問題はプレンティスの無駄遣いでした。
P=Dh/10
右眼は1△B.Down
左眼は4△B.Down
右眼に対し左眼は3△B.Down余計に負荷が掛かっています。
B.金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102
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