学校法人 銀海学園 日本眼鏡技術専門学校 より1枚のはがきが届きました。
私にとっては、いわゆる「母校」となるところです。

閉校のお知らせです。
令和4年3月31日を持って閉校ということなので、今年の入学生は取らなかったのかな?
もっとも、近年は入校希望も毎年ほんの数人だったということです。
私が通っていた時代は、学年に40人くらいの生徒がいたと思います。
一部、なぜかメガネ屋とは無縁の生徒もいましたが、
ほとんどがメガネ屋の子息、もしくは親族でした。
まあ、今の時代、自分の子供にメガネ屋を継がせたいと思う親も少ないと思います。
何か顧客を惹きつける魅力を持っているとか、運が良いとか、
何かアイデンティティーを持っていてよほど売れている店じゃないと、継がせようとは思えないです。
それが20年先、30年先まで続くかどうかはわかりませんけれどもね。(←皮肉)
かく言う当店も御多分に漏れず・・・・
息子が高校3年生のとき、悲惨な大学入試模擬試験の結果を持って帰りました。
「お前、行ける大学が無いからって、メガネ屋になるっていうのは無しやぞ。」と釘を刺しました。
私の代なら何とか食っていけるかもと思いましたが、2~30年後にはどうなっているか全くわかりませんので、
跡を継げなどとは口が裂けても言えるような状況ではありません。
幸い、他県の大学に拾って貰ってそのまま無事に就職してくれましたので、当店も、私の代で終了です。
私が生きている限り、アフターサービスなどを提供する手段は考えておりますし、
もし、跡を引き継ぎたいという奇特な眼鏡技術者が現れてくれたら、
私の経験で得た知見など、包み隠さずすべてお話しするのですが。

ちなみに、これは、日本眼鏡技術専門学校の入学案内のパンフレットの一部です。
全国で引く手あまたのはずの人材を養成する所がこれじゃ、お先真っ暗ですね。(;^ω^)
尚、眼鏡の専門学校は、他に東京にあります。
滋賀県には、眼鏡だけではなく、時計・宝飾を学べる学校がありますし、
名古屋と岡山県にも、大手眼鏡小売チェーンの系列の学校があります。
将来性を鑑みて、個人的には全くお勧めできませんが、この仕事に興味のあるかたはどうぞ。
金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102
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当店には2,000本ほどフレームの在庫があります。
強度近視用フレーム、丸メガネ、大きいメガネなど、需要を絞ったものを除けば、
来店客の年齢層や男女比、サイズなど諸々のことを想定して幅広く在庫するようにしています。
当店に来店のお客様は、比較的幅広く、あまり偏り無くおいでいただいておりますので、
何か対象を絞った在庫というのは特にありません。
それで、当店の品揃えにご満足いただけない場合も当然あるわけです。
希望に沿ったものが入手可能ならば、当然取り寄せもできるのですが、
なんだか、今、産地の福井がおかしなことになっているようで、
なかなか希望のものを探すというのがままなりません。
コロナ禍で、工場が稼働していないところもあったり、
部品工場が、イタリア資本の商社の直営工場に納品する分に追われて国内向けの部品が生産できないとか、
いろんな事情が重なって、国産フレームが品薄になっています。
インターネットで在庫照会できる問屋のサイトでも、
軒並み「完売」「入荷未定」となっていて、注文できないということも起きております。
当店とは20年以上取引があってメインになっている某問屋さんのオリジナルフレームも長期欠品となっており、
この1年ほどは取引額が一気に1/10くらいになってしまいました。
未だに入荷の目途が立たないそうです。
当店にお気に召すものが無い、取り寄せもままならない、ということになれば、
当店では提供できる手段がございませんので、残念ながら、他所様でお気に召すものをご購入頂くのもやむなし、
ということになります。
無い袖は振れません。
気に食わない物でも目をつぶって買ってくれ、とは申せませんし、申すつもりもございません。
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過日、
小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見という記事を書きました。
小児の目に悪影響がある可能性はもとより、
ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果がないという研究成果も併せて報道されております。
インターネット上でも色んなサイトにこのニュースが報道され、
「騙された気分」
「何を信じたらいいんだ?」などと、SNSなどでも色々な声が上がっているようです。
私は当初よりこのブルーライト悪玉説には懐疑的でした。
拙ブログの開設当初に、こういう記事を投稿しています。
2014年6月
目に青葉 ・・・・・体と心のメンテナンス>ブルーライト、超キモチいい~!(笑2014年11月にはこんな記事
ブルーライトブルーライト・続き当然、当店ではブルーライトをカットするというコートオプションは、
こちらから薦めたことは一切ありません。
お客様から依頼された場合に限り、
ブルーライトをカットすると目に良いという医学的根拠は乏しいということはご説明して、
それでも付けて欲しい、と言われた場合には、敢えてお断りすることはいたしませんでしたが、
それでも販売数は、片手の指で数えられる程度に留まるかと思います。
当店は全く関係ないので、
鬼の首を取ったかの如く好き勝手なことを言わせていただきますが・・・。
効果の無いものをさも効果があるように見せかけて売るなんて誇大広告じゃないの?
これリコールすべきじゃないの?
返品まではともかく、コーティングオプション代は返金すべきじゃないの?リコール、返金しないなら、
医学的な根拠を証明すべきじゃないでしょうか?
Scientific Reportsに掲載されて、アメリカの眼科医会に速攻で否定された、あのトンデモ実験結果みたいなのはダメですよ。
ちゃんと公正な臨床試験の結果を提示されることを望みます。
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「公益社団法人 日本眼鏡技術者協会」より会報が届きまして、
同封されていた「眼鏡技術者国家資格推進機構」によると、
来年あたりに省令改正で「眼鏡技能士」という国家資格(?)が誕生するかもしれないとのことでした。
現行の「認定眼鏡士」という
私的な資格は2001年にスタートしました。
全国に幾つかある眼鏡専門学校を卒業すると、教育年月に応じてS級もしくはSS級に振り分けられ、
所定の試験を受けると最高位のSSS級に進級となります。
卒業生ではない場合は、所定の条件を満たせばA級となり、講習、試験を経てAA級、AAA級となりましたが、
現在はA系の資格ははなくなり、S系に統合されました。
さて、この「認定眼鏡士」という資格、こういうリーフレットがあります。

以下引用----------消費者が眼鏡士の技術レベルを判断することができるように2001年にスタートしたのが日本眼鏡技術者協会の「認定眼鏡士制度」です。
「認定眼鏡士」は、
知識や技術の厳しい審査をパスした者だけに与えられる、メガネ関連では唯一の資格です。
----------引用ここまでん?厳しい審査なんてあったっけ?私は専門学校を出ているので無条件にSS級ですが、
この卒業生の中には、学校では日がな一日昼寝して、卒業試験で基準以下の成績でも、
とりあえずお情けで卒業していった連中も少なからずいます。
また、眼鏡専門学校出身であっても、長年実務から離れており、 実際は眼鏡調製がおぼつかないのだけれど 、
もしも国家資格になったら困るので、一応資格を保持したまま という人もいます。
そして、資格制度スタート時にあったA級というクラスは、
既得権、年齢での試験免除などの優遇措置があり、申告だけで取得することができましたし、
一部は試験とは名ばかりの簡単なものが行われたに過ぎません。
さらに・・・
以下引用----------認定眼鏡士の資格有効期間は3年間のみ。資格維持のためには生涯にわたって教育受講の回数が定められており、
規定回数を満たさなかった場合は、
資格を喪失するという厳しい内容となっています。
----------引用ここまで認定眼鏡士の3年ごとの更新には試験がありません。
指定の講習会などを受講するだけでよく、
その会場に居さえすれば、 たとえば、居眠りしていても更新できるのです。
会場に行けない場合は、通信教育の手段があります。
申し込むと、テキストとDVD(ビデオテープ)が送られてきて、テキスト巻末の試験回答を送付すれば受講したことになります。
試験内容はテキストやDVDにそのまま含まれていますので、
それを見ながら簡単に○や×を付けるだけで済んでしまいます。
しかも、
採点はされるものの、仮に全問不正解でも不問とされる甘い甘いものです。
厳しいのは、講習会に行く時間の都合を付けることと、丸一日座っていないといけないこと、
通信講座の場合はお財布にだけですね。
さらに、平成19年度までは、65歳以上の眼鏡士のかたには
更新講習受講免除特典がありました。
ここに、平成20年度版の日本眼鏡技術者協会の広報「教育特集号」があります。
教育本部長の冒頭のあいさつから一部引用します。
以下引用----------いよいよ、A級が廃止となり、認定眼鏡士もS級、SS級、SSS級に統一され、
65才の更新講習受講免除特典も廃止され、消費者に胸をはって、説明できる姿に近づいてきました。
----------引用ここまでそれまでは、
胸をはって説明できなかったんですかね?? (;´Д`)
消費者が、 眼鏡技術者の技術レベルを判断しやすいように、と設けようとしている制度なんですから、
胸をはれないような方が認定されていてはマズイんではないでしょうか・・・?
さて、早ければ来年度にも行われるという、この「眼鏡技能士」の検定試験。
国家認定資格ということでしたら、ある程度以上の水準が求められてしかるべきです。
答案に名前を書き忘れさえしなければ合格、などという甘い基準では消費者の利益になりませんし、
「認定眼鏡士」の時のように、
既得権だとか、ある年齢以上は免除だとか、では国家資格の名折れです。
さて、合格率はどのくらいになるのでしょうか。
私としては、落ちるつもりはさらさらありませんが、
せめて、私もうっかりすると落ちる、くらいのレベルには設定してもらいたいです。
そうじゃないと、現行の「認定眼鏡士制度」と大差なくて
取得するステイタスが全くありませんので。
ただし、日本眼鏡技術者協会の生涯学習の試験問題のような
実務の役に立たないふざけた問題は止めて欲しいです。
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国民生活センターから下記のような注意喚起がありました。
↓
眼鏡型の拡大鏡による見え方-視力・老眼等を矯正できるものではありません-今頃になってやっとといいますか、少々遅きに失した感がありますが・・・・
メガネの形をした拡大鏡は、2.0ディオプトリーから3.0ディオプトリーの凸レンズを、
頂間距離(眼とレンズの間の距離)を離して、
PD(左右の光学中心間の距離)を狭くしてベースインプリズム効果を使って、
凸レンズの持つ像の拡大効果を利用するものです。
眼前に凸レンズを置きますので、遠点(ピントの合う最も遠い点)は眼前の比較的近いところに来ます。
遠点より遠方は、ピントが会わずにボケて当然です。
ところが、この手の商品の広告には、
ルーペ型眼鏡を掛けてステージから遠くを見渡したり、
テレビ画面が大きくはっきり見えることをアピールするシーンがあったりします。
もちろん、それだけの量の遠視があれば遠くは見えるのですが、
そうだとすると、そのルーペでは、手元はおそらくぼやけて見えません。
片眼2枚のレンズを使って度数を可変させるものですと、場合によっては不可能ではないですが、
それでもテレビを明視できるかたは非常に限られます。
もし、正視からやや遠視気味のかたが、このルーペを使ってテレビ、もしくは以遠を見ようとすると、
加齢性遠視の進行の遠因になるかもしれません。
遠視になると、近くはもちろん、遠くの視力も落ちてきます。
さらに眼精疲労の大きな原因になりますので、なるべく増やさないほうが良いです。
また、この手のルーペは、屈折度数や残存調節力によって全く使えない場合も多く
常用しているメガネの上から掛けないと役に立たない場合も多いです。
ですので、購入は、通信販売でなく、店頭で確認してからのほうが良いです。
しかも、取り扱い上の注意をしっかり指導できる店で、納得して購入するほうが良いです。
尚、当店では、眼鏡型ルーペのサンプルはありますが、
常備在庫はしておりませんし、販売にも積極的ではありません。
なぜなら、この手の拡大鏡よりも、遠近や中近の累進レンズを使った「メガネ」のほうが
圧倒的に使いやすいと思うからです。
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