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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

眼瞼下垂矯正メガネ「クラッチグラス」

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眼瞼下垂矯正用のクラッチグラスを取り付けました。
眼瞼下垂はもちろん、眼瞼痙攣にも有効な場合があります。

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極太の丁番を使ったもの、ヒンジレス(丁番の無い構造)、丁番をネジ以外の方法で固定するものなど
一部取付のできないフレームがあります。

顔に固定されたフレームを支点に、バネで瞼を持ち上げる仕組みです。
フィッティングが疎かですと、瞼にメガネがズリ下げられて用を成しません。
従いまして、非常に高度なフィッティング技術が求められます。

普段は、後頭部を横から抱き込む形にソフトなフィッティングを好んでやりますが、
クラッチグラスを取り付ける場合は、耳介の後ろにタイトに合わせるフィッティングをすることもあります。

常備在庫に努めておりますが、
うっかりの注文ミスで品切れしているかもしれません。
ご来店前にご一報くだされば助かります。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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新兵器を導入しました

以前、「見えにくい隠しマーク」という記事を書きました。

累進レンズには必ず入っており、レンズの水平を確保するため、レンズの硝種を判断するために使われます。

これが、見つけやすいレンズと見つけにくいレンズがあり、
特に一部のメーカーのレンズは見つけるのに苦労したりします。
そこで新兵器の導入です。

昨年10月の展示会で新製品として発表されていたものがやっと入荷しました。
営業の話によると、出荷2号機だとか。(真偽は不明)

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Progessive Lens Mark Checkr
そのまんまの名前です。

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上の矢印の〇は、左右に入っていて、これで水平を見ます。

下の矢印の文字や数値は、レンズ銘柄、累進帯長、屈折率などの情報が刻まれています。
このレンズの場合、「gf13」とあり、HOYA Specty HG Field 累進帯長11mm 屈折率1.60を意味しています。
は屈折率1.60の略号です。

鼻側には、「175」あるいは「17」、「225」あるいは「22」という数値が入っていて、
近用加入度数を表します。


このレンズマークチェッカー、もう一つ使い道がありましたて、
光源と、接眼レンズ部に偏光レンズを軸を直交させる方向でセットすると
ひずみ計になります。

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開口部が広いので、専用設計のひずみ計よりも使いやすそうです。


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特殊面取り

お昼ごろに、富山ナンバーの車に乗った若いかたが来店し、
分厚いレンズの入ったフチなしメガネを取り出して
「インターネットで見たんだが、これを面取りして薄く出来るか?」
という趣旨の相談がありました。


たぶん、このあたりの記事をご覧になったのかと思います。

強度レンズのブリリアントカット
分厚いフチなしメガネ
鏡面加工と特殊面取加工

まず、自動玉摺り機で行う「特殊面取り」という機能は、
レンズを玉型にカットする際にだけ行えるもので、カット後のレンズに対して出来ません。
左右レンズを寸分の違いも無く(0.01mm以下の違いも無く)加工機械にセットして、
加工パラメータをうまいこと誤魔化せば不可能ではないかもしれませんが、事実上は無理です。


出来るとすれば、レンズ面に保護テープを貼って、
手摺り機械で大きく面取りして、耐水サンドペーパーで磨き、バフ布で艶出しする作業です。
これは、ひたすら人力で磨くだけの作業で、かなりの手間が掛かりますし、指が死にます。
また、研磨したレンズのカスやサンドペーパーの砂などでレンズを傷付けたりするリスクがあります。

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これが実際にその面取りを行ったものですが、
レンズは見掛け上薄くなります。
しかし、レンズ周辺に見える渦が光ってしまい、かえって目立ってしまいます。

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私自身は、この面取りをやる技術(技術というほどのものでも無いですが)は持っていますが、
基本的には目立つから止めた方が良い、というスタンスです。
そこまでして(レンズ度数の強さをアピールして)フチ無しメガネに拘る必要は無いのでは?と感じます。


現在は、レンズの厚みをかなり正確にシミュレーションすることが可能です。
事前に厚みを提示して、お客様の了解を得てから受注すべきなので、
それを怠ったメガネ店に瑕疵があると思います。
よって、出来るかどうかはわかりませんが、返品して返金していただいたらどうですか?
とお伝えしたところ、通販で買った、というお返事がありました。
そして、その店にメールで連絡したものの、返事が来ない状態だそうです。

まあ、通販をしているメガネ店なら、そんなものなんでしょうね。

私達、認定眼鏡士は、メガネの通信販売は禁止されています。

こちら→通販について




尚、この面取りに関する相談は、お断りさせていただきました。
理由は、主に3つあって
1)万が一レンズを傷付けたとしても弁償は出来ない
2)厚みよりも、ギラギラ光る面取りのほうが見た目が悪い
3)無責任な通信販売業者の尻拭いはお断り
というところです。

2)と3)の補足です。
時間工賃を10分1000円とすると結構な費用が掛かりますが、
とてもじゃないですが、その費用に見合った良い仕事とは言えないということもあります。
費用を掛けてむしろ見た目を悪くするような事は気が引ける、という私の技術者としてのプライドです。
また、有償無償に関わらず、私たちが通販で購入のメガネを修理調整することは、
通販業者を利することに繋がります。


わざわざ富山から来られて無粋な対応をするのもいかがかと思いますので、
一応、自分で行う場合の手順などをご説明させていただきましたが、
現実には止めた方が良いとは思います。


粘り強く業者に連絡するか、
消費者センターにでも相談したら良いのではないでしょうか



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フレーム交換

以前も書いた気もしますが、重要なことなのでもう一度書きます。


使用中のメガネが壊れたり、飽きたりして、
レンズを利用して別のフレームに入れ替えたい、という需要があります。


加工済みのレンズを入れ替えることは、条件が許せば可能です。
条件というのは、
1)全周に渡ってレンズとフレームの間に隙間が空かない、
2)レンズの光学中心(アイポイント)がズレない、
3)レンズのコーティングが加工に耐えられる
主にこの3点です。


隙間があっても外れ無ければ良い、というのであれば、数か所で支える形で入れられないことは無いですが、
見た目に悪いですし、汚れが溜まりやすいですしおすすめはできません。


レンズの光学中心、累進レンズではアイポイントがずれると、光学的によろしくありません。
単焦点レンズでは意図しないプリズムが発生しますし、
累進レンズのアイポイントがずれると有効視野が減ります。

フレームにはサイズが記してあります。

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テンプルの内側に書いてあるこの数字「54□17-140」とは、
玉型の横幅54mm、玉型の間隔(鼻幅)17mm、テンプル長140mmを意味します。

このフレームに削られたレンズを他のフレームに入れ替えるときは、
レンズを小さく削りますので、玉型が1サイズ以上小さく、鼻幅が少し広いものでないとレンズの光学中心はズレます。

鼻幅は国内向けのフレームの場合、15~18mm程度のことが多いです。
短いものなら、他のフレームに入れ替えることは容易ですが
18とか19mmなど長いフレームからの入れ替えは難しくなります。
クラシックなデザインのフレームや、丸メガネでは20mm以上の長いものがありますが、
天地の長いものが多いので、レンズの上下が足りないことが多いです。


レンズを加工機械に取り付ける際、強力な両面テープを使います。
コーティングを剥がしてしまう事があるので保護テープも使いますが、
古くて酸化したコーティングの場合、保護テープを剥がす際にコーティングまで剥がれてしまう事があります。
表面に細かいひび割れや傷が見えるときには、このコート剥げのリスクが高いです。

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玉型の変更

ナイロール(ハーフリム)フレームや、フチなしメガネの玉型を変えることは、条件はありますが可能です。
例えば、ナイロールフレームの任意の場所(ほとんど下ですが)を少し伸ばしたいとしたら、

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加工機のソフトウエアで対応は可能です。
玉型によりますが、1mmや2mm程度なら不自然にならずに変更できます。


もっと大きく変えたいとなると、「型板」というものを作らないといけません。
四角い大きなプラスチック板を、ハサミで切り取ってヤスリで削って型を整えます。

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30年ほど前までは、型取り器というものを使ってこの型板を作っていたのですが、
精度が悪くてヤスリでの修正は不可欠でした。

当時のメガネの精度は、この型板作りが命だったと思います。
これに一番時間と手間を掛けたものです。
今はパターンレス加工機になり、機械にセットしたら、
ボタンをピッピッピッと押すだけで、型板不要で自動でレンズを削ってくれるようになりました。


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