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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

レンズを活かしてフレームを交換するとき

壊れたメガネのレンズを活かして、他のフレームに入れたい、
というご要望がありました。

52□19という今風のセルフレームにSph-8.50Dのレンズが入っており、
最大厚は約6mmありました。

161206_1.jpg

フレーム交換にはいろいろと制約がありまして、
隙間が空かないのはもちろんのこと、
元のフレームより鼻幅が広いものでないと光学中心が内側にズレてプリズムが発生します。
近視レンズの場合、ベースアウトのプリズムが入ってしまいます。
わずかな量なら問題の無いこともありますが、やはり入らない方がいいです。
さらに、累進レンズだとアイポイントがズレてしまって、
中間部や近用部の視野が大きく損なわれて使い難いものになります。

元のフレームの鼻幅が19mmと割と広いものでしたので、
16~18mmといった一般的なフレームでは入らないので
ウスカルフレームの中から数本見ていただいて、43□23サイズの「Leopold」というフレームをお選びいただきました。
厚みは3.7mm程度、約4割ほど薄くなりました。

161206_2.jpg


ただ、今回は、この「Before After」を自慢したいわけではなく、
フレーム交換にまつわる最大のリスクについて記したいというのが本音です。


私たちがレンズを削る際、両面テープを使ってレンズを機械にセットします。
昔はゴムの吸着盤(サクションカップ)を使っていましたが、
レンズ表面に撥水コーティングが施されるようになり、
ゴムの吸着盤ではレンズが滑って加工出来なくなりました。

粘着力の強い両面テープですから、
レンズに直接貼ると、剥がす際にコーティングを剥がしてしまう恐れがあるので保護テープを貼ります。
この保護テープにも粘着力の強さにはいろいろとあります。
粘着力が強ければ、レンズの滑りはないですが、コーティングへの悪影響が出ますし、
弱いとレンズが滑って回転してしまう失敗が起こるという、痛し痒しの状況です。

161206_3.jpg

・加工に使う各種テープ

161206_4.jpg

・コーティングの剥がれたレンズ
お客様に処分を頼まれた古いレンズに粘着テープを貼って剥がしました。
粘着力の弱い部類のテープを使用しました。



古いレンズの場合、コート表面に目に見えないクラックなどもあって、剥がれる危険は高いですが、
逆に撥水コートの力が弱っていて滑り難い、という利点もあります。

それで、一番粘着力の弱いテープを使い、
自分の手のひらなどに一旦貼って、さらに粘着力を落とす、という裏技なども駆使したりもします。


加工中は、レンズが滑らないか緊張しますし、
テープを剥がすときは、コートも剥げないかドキドキしながら剥がします。


レンズを活かしてのフレーム交換、簡単にやってそうに見えても、結構苦労しています。



金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

コメント

わかってください!よーくわかりました!
懐かしい曲ですね。

  • 2016/12/07(水) 22:12:03 |
  • URL |
  • chiharu #-
  • [ 編集 ]

この動画を最後に挿入した意味を
わかっていただいてありがとうございます。

  • 2016/12/09(金) 10:06:50 |
  • URL |
  • Specky! #mQop/nM.
  • [ 編集 ]

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