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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

フィルムケースのような箱

直径35mm、長さ50mmの円筒形の筒の胴部分に、うっすらと「KODAK」の文字。

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銀塩カメラのフィルムを思わせますが
中はレンズ拭きの布です。

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KODAKブランドのレンズを「特注」した場合に付属してきます。

当店ではKODAKブランドのレンズは、高屈折プラスチックレンズで良く使います。
ただし、メーカー在庫レンズを取り寄せることがほとんどなので特注は余りしません。
納期遅いし、特注加算料金高いし。
納期とか特注加算料金などを考慮しますと、他社の方が都合が良かったりしますので。
今回は、「KODAK」ブランドでしか作れなかった調光レンズの注文でしたので
特注しました。

メーカー在庫レンズにも付けてくれたら良いのにな。
せめて、3174AS-PPくらいのハイスペックなレンズだけでも良いので。

金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

テーマ:☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆ - ジャンル:地域情報

カラーレンズの注意点

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レンズにカラーを入れたとき、、お渡しの際、鏡を覗きこんだお客様から
「思ったより濃い」
と言われることがあります。


実は、カラーレンズの入ったメガネを掛けて、ガラスに映った自分を見るとき、
レンズの部分は、2度光が通ります。
カラーレンズを通して、カラーレンズを掛けた自分を見る、
と書くと、わかりやすいでしょうか。

例えば、カラー濃度が15%だとして、正確に15%減光していると仮定しますと、
カラーレンズを通して視る視界は85%に減光されています。
その状態で15%のカラーレンズを掛けた部分を見るので
さらに15%減光されて、その部分は72.25%になっています。


カラーレンズを選ばれる際には、
サンプルを目の前にかざして視界の減光率を確認、
お肌に合わせる場合は、
右目で鏡を見るならば、左目の前にレンズを置き左目は瞑る、
という風に、ちょっとお気を付け下さい。


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玉型加工

レンズメーカーによる玉型加工というものがありまして、
型取り器(フレームトレーサー)で玉型データを計測し、インターネット経由でメーカーに送信すると、
フレームの形に削られて送られてくるというものです。

ただ、仕上がりサイズが正確では無いことが多いので、
当店ではほとんどすることはありません。

凸レンズの場合、玉型データを送信することでレンズを薄く作ることができますので、
もちろんこのシステムを利用はしますが、削らずに送って貰います。(アンカット注文)
薄く作られた丸い生地(乱視の方向によっては楕円)のまま届きますので
それを自店の玉摺機で削ります。


例外として、玉型加工をしないといけないのが、
HOYAというメーカーの混合乱視の度数を注文するときと、
近用部がプラス度数になる弱い近視の遠近両用の場合です。
効果はやや少ないとはいえ、これらの度数でも薄型加工は有効です。
それなのに、なぜか、HOYAでは、この度数のアンカット薄型加工の注文が出来ません。
カット指定をすると受け付けてくれるので「やむを得ず」玉型注文をすることになります。

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HELPというのは、「HOYA EDGE なんちゃらかんちゃら」の略だったと思いますが
薄型加工のことです。



結果はこの通り。
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合い口に隙間が空いています。
つまりレンズの周長が長いという事です。
このくらいの誤差は当たり前で、酷い時は2mmほど空く事があります。

幸い、この手の度数だとレンズの厚みが薄いので、手摺りが可能ですが、
これが有る程度のマイナス度数のレンズだと、小ヤゲンの段差を削ってしまわないといけなくなるので
見た目の問題が起こります。
よって、マイナス度数では絶対に玉型加工はしません。



HOYAの担当者が、ときどき、このブログを見ているようなので
この場を借りて業務連絡させていただきます。


MIXや弱度近視の累進のアンカットMETS受けるようにしろよな!



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ガラスの累進レンズ事情

最近はガラスレンズよりもプラスチックレンズのほうが圧倒的に多いわけですが、
今でも一定の需要はありますので、ガラスのレンズも入手は可能です。
ただし、累進レンズ、いわゆる境目の無い累進レンズは種類が非常に少なく、
また最近では新製品の投入が行われず、古い設計のまま販売が継続されています。

ガラスで累進レンズを作って欲しい、というお客様がいらっしゃいましたので、
いろいろ調べた結果、比較的新しい設計のHOYAのものを選びました。
価格的にも他社の物に比べて安かったというのも選択理由のひとつです。

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さて、日本のメーカーであるHOYAですが、
実はレンズは国産とは限らず、タイランドやハンガリーにある自社工場でも作っています。
現在はガラスのレンズはすべてハンガリー製です。

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3日の昼過ぎに注文したレンズが5日目に入荷しました。
昨日、大阪から当店に向け発送されたようですので、6日には日本に到着したものと思われます。

ガラスの累進レンズは、前面だけを成型したセミ品を在庫して、
注文が入ると後面だけ研磨してコーティングするという手順になります。
日本時間で考えると、もう4日には工場を出て、陸上便で空港に向かい5日あたりに出国、
6日に日本に到着というくらいでしょうか。

調べてみたら、ハンガリーと日本の間には直行便が無いので、
どこかで乗り継ぎか、陸上便で他国の空港に運ぶかしないといけないようです。

以前は早くても1週間、遅いと10日ほど掛かっていたので、もの凄い納期短縮ですが、
こうした運送費を使ってでも、国内生産よりもハンガリーで製造したほうが
コストが掛からないという判断なのでしょうね。

世界シェアNo2のワールドワイドな会社ですから、
一度に輸送する枚数も多いので、1組当たりのコストさほど掛からないということですかね。


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20プリズム

脳挫傷がきっかけで複視を訴えるようになったかたから相談を受けました。
もちろん、脳神経科、眼科などで治療を受けておられます。


眼科では、プリズムがどうとか言っていたそうですが、
結局何にもせずに「様子見」という名の放置です。

で、当店に相談に来られたのですが・・・・


外眼筋の麻痺性の斜視は、遠見時、近見時以外にも、
側方や上下、斜め方向に視線をズラしてもプリズム量が変わることがあるため、
すべての状況下で複視が消えるわけではないことをご理解いただいて、
第一眼位(水平に遠方視するときの眼位)で複視を消せるような度数があるかを調べました。

R=Sph0.00D Cyl-0.75D Ax130 18△B.out
L=Sph+1.25D Cyl-1.50D Ax85 2△B.up


で、複視が消えました。

外斜位と違って、内斜視の場合は、プリズムを全量入れないと複視が消えないことが多いです。
人の眼は、輻輳(寄り目)は得意ですが、開散は苦手ですので。


複視が消える度数が見つかっても、まだ問題が残ります。
これだけ量の多いプリズムでは装用感の問題が出てきます。
以前も書いていますが、直径38mmのテストレンズと、完成したメガネとは見え方に違いが出ます。
しかも、6△のプリズム3枚と、2△のプリズム1枚を重ねて18△B.out 2△B.upを作っています。
これも1枚もののメガネレンズとは違います。
一応、装用は大丈夫のようです。
プリズムの違和感よりも、複視が消える快適感のほうが圧倒的に高いでしょうから、
そうなることが多いです。

そして、もうひとつの問題。
このプリズムを作ってくれるレンズメーカーがあるかどうか。
多くのメーカーのレンズ製作範囲表では、製作出来るプリズム量に制限があります。

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3△~4△くらいが多いのですが、
一部のメーカーは、製作範囲外でも応じてくれることがあります。

もし足りなければ、プリズムレンズにさらにフレネル膜プリズムを貼るという方法もあるのですが、
フレネル膜は解像度も落ちますし、汚れたり傷でくすんだりしやすいので、
1枚レンズで出来るほうが、(厚みの問題はあるにしても)有利です。

アチコチの特注窓口で交渉の結果、
やっと出来るレンズが見つかりました。

ただし、左目の混合乱視は、8△B.out 1△B.upが限界で、外径も50mmまでということ。
右目のレンズなら10△B.out 1△B.downが出来るということで、
左右のプリズム量は変わるものの、何とか18△B.out 2△の上下プリズムを得ることができました。

まあ、これだけのプリズムがあると、レンズは厚くなります。
強度近視用のウスカルフレームを使ってもこうなります。

171028_4.jpg


複視は必ずしもプリズムで解消できるとは限りませんし、
見る方向によってもプリズム量が変わることがあるので、
常に解消できるわけでもありません。
ただ、第一眼位だけでも複視を解消できるだけで、快適さは全然違ってきます。

患者さんから複視の訴えがあって、プリズムでどうたらこうたら(出来るかもしれない)と言っておきながら
検査すらしない病院っていったい何なんでしょうか。
実はこのような事例が過去何度かあって、そのたびにブログ記事を書いているのですが、
余り感情的に書くとよろしくない、という判断でボツにしてきました。

余りに多いので、今回は、内容をややソフトに意識して投稿することにしました。


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