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こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

大人の内斜視

自動車運転免許の制度改正から、
急激に深視力用メガネのご相談が増えております。


深視力と言うのは、両眼視機能という両眼のチームワークの中で、
もっとも高次元となる精密な立体視のことになります。
両眼の黄斑部中心窩のパーナム融像エリアにおいて
視差のある映像が投影された場合に立体視に変換されます。


その状態になるように正しく眼鏡矯正することで、
また必要ならばビジョントレーニングやパーナム融像エリア左右均衡を図ることで、
多くの場合、深視力検査のボーダーラインまで引き上げることが出来るのですが、
中には、残念ながら、両眼視機能が不完全なために、正攻法的な処置がとれない場合もあります。


今朝一番にご予約を賜ったお客様も、
間歇性内斜視のために、遠見時の両眼視が極めて不良でした。
バゴリーニSGテストでは、眼前から1メートルくらいまでは中心窩融像もあり両眼視可能でしたが、
1mを超えたあたりから、右目に抑制が掛かります。

左右共にSph-3.0D Cyl-1.00Dほどの近視性倒乱視でしたが、
21△基底外方、左に3△基底下方のプリズム矯正をして、
やっと5m検査表にて左右単一視が可能となりましたが、
立体視と言うには程遠い状態でした。


大人の、強度の内斜視の場合、
脳や血管の異常などの可能性もありますので、
斜視手術の適応なども含めて、眼科で相談されるようにお話しいたしました。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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準備はお早めに!

今週の月曜日(26日)のことですが、
掃除などの開店前の準備をしていた10時前、
高校を卒業したばかりの男の子とお母さんが来店されました。
今しがた、県の運転免許センターにて、適性テストの深視力に落ちたとのことです。

所持していたメガネは
R=Sph 0.00D
L=Sph+1.75D Cyl-1.50D Ax180
というものでしたが、最近作ったけれど、全然使っていない、とのこと。

幼児の頃にはもっと強い遠視があったと想像は付きますが、
斜視や弱視の指摘を受けたこともなければ、治療もメガネも経験がないとのことでした。

メガネを見てお話を伺った時点では、
ちょっとやばいかも?というのが頭をよぎりましたが、
幸い、左目の矯正視力は右目よりも落ちますが、
ぎりぎり1.0程度はありましたので、弱視というほどではありませんでした。
そして内斜視でもなくて、むしろ外斜位がありました。


いつも通りに検査を進めて行きますと、
最初は反応は鈍かったですが、結果的に深視力は問題なく出ました。
むしろ問題は時間でした。

こんな時期ですから、すでに入社が決まっていて、
新入社員研修が始まるので、4月1日には東京に発つという日程がすでに決まっています。
つまり、3月30日までに免許を取らないとダメだということです。

本当はレンズを特注したかったのですが、
そんな時間がありませんでしたので、在庫のあるレンズで当日お渡ししました。


いつも書いていることですが、
運転免許の取得、あるいは更新の際は、日程に余裕をもってお臨みください。

特に新規取得の場合は、自動車学校を卒業する前に準備をおすすめします。
在校中に、自動車学校に備えられている深視力計(運転免許センターと同種)で練習して、
自信を持って適性検査を受けていただきたいからです。


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深視力のアドバイス?

自動車学校を卒業して、運転免許センターの適性検査で不合格になった18歳の男性の相談を受けました。
準中型の限定を解除する免許ですので、深視力検査が必須になります。


メガネやコンタクトの経験は無く、
「見えにくい」という自覚も全く感じていない状況です。

自動車学校の検査でも深視力は全然わからなかったようですが、
自動車学校の職員から、「音を聞け」というアドバイスを受けて
無理やり「卒業させられた」ようです。 (-_-;)

自動車学校にとっては、
教習料受け取って教習が済めば、速やかに卒業して貰いたいでしょうしね。

170712_2.jpg

深視力検査用の三桿計は、
モーターと減速用のギアを、チェーンでプーリーと繋ぎ、
真中の桿はレール上を前後に動くようになっています。
黄色の丸の部分がこの装置のミソで、
縦に設置したカーテンレール状の筒に、やはりカーテン部品の「ランナー」のようなものがあります。
このランナーがチェーンに直付けされており、両端のプーリーまで来るとレールの中を上下して
反転していく仕組みです。

この反転するときに、微妙な音が発生するのですが、
音と音の間をカウントして、その真中で押せば良いという理屈です。

しかし、自動車学校の検査室はともかく、
運転免許センターのざわついた環境の中で、その音が聞き取れるとは思えませんし、
他の騒音と聞き間違えたならばさらに悲惨です。
絶対にやめましょう。


結果的には、自覚を感じていない程度の弱い近視性乱視がありまして、
それの矯正と、ちょっとしたトレーニングで無事に合格圏内まで持って行けました。
まあ、問題なく免許の取得は出来るでしょう。


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混合性不同視

お電話で深視力用メガネのご予約を賜ったお客様が来店されまして、
使用中のメガネを拝見すると

!!

R=Sph-3.00D
L=Sph+1.50D Cyl-1.00D Ax35


くらいの、混合性不同視の度数でした。

不同視というのは、左右眼の屈折度数に差があるものを言います。
(視力の差では無く、屈折度数の差です。)←ここ重要
そして混合性というのは、片目がそれぞれ遠視と近視の場合を言います。

深視力とは精密な立体視のことです。
両眼視機能と呼ばれる両眼のチームワークにおいて最高次元の能力になります。
この精密立体視という機能を阻害するもののひとつが不同視だったりするわけですが、
不同視が大きいのももちろん、混合性なのでさらに難しい予感がしました。

片眼遮蔽屈折検査、不等像視検査を含む両眼視機能検査を経て、
両眼開放屈折検査にて

RV=(1.5*Sph-3.50D Cyl-0.25D Ax120)
LV=(1.2*Sph+2.00D Cyl-1.50D Ax40)


を得ました。
不同視の場合、不等像視(左右眼の網膜像の大きさの違い)や斜位(左右の眼位のズレ)があることも多いですが、
幸いなことに不等像視はほとんどなく、眼位のズレも全くありませんでした。


偏光視標による立体視検査も問題なかったので三桿計で検査をしてみると、
あっけなくボーダーラインはクリアしています。


が、これは私の手柄でもなんでもなく、
かなりの強度な不同視にも関わらず、
これまでしっかりと左右差を付けたメガネを掛けていただいていたお客様の手柄です。

お話を伺いましたところ、
子供の頃は、右目が正視で、左目が強い遠視で、小さい頃からメガネを使用しておられたようです。
そのおかげで、左目も弱視や内斜視にならずに済み、両眼視機能も獲得できていました。
片目が見えていると、メガネを掛けたがらなかったりした結果、
遠視眼の視力が発達できないこともあるので、非常に良かったです。


最初は、さすがにドキッとしましたが、
上手くいって安心しました。

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深視力のコツとか何とか・・・

深視力ネタが続きますが・・・・

昨日、深視力計を自作した例がインターネット上で公開されていないか探していたら、
「深視力検査のコツ」と称して以下のような記述がありました。


1.先に行なう人があって近づけるなら、検査官の後ろから少し早口でカウントし覚える。

2.たしか反転する時にカチッとかガチだか、小さい音がしていたと思うので、それを聞き漏らさない。

3.怒られない範囲で、立ち位置を数センチ横によるのはどうでしょうか?



1)前のかたの終わった位置からスタートするので、スタート位置がランダムです。
カウントをスタートする位置が間違っていたら、元も子もありません。
最も前、最も後ろのポジションがわかるなら、そのポジションに行った時からカウントすれば良いですが、
それがわかるくらいなら、揃った瞬間もわかるはずです。


2)昨日、深視力計の仕組みについて書きましたが、確かに反転する際、レールとランナーの擦れる音が微かににします。
しかし、周囲のざわついた環境の中で、その音が聞き取れるとは思えませんし、
他の騒音と聞き間違えたならばさらに悲惨です。絶対にやめましょう。


3)一窓式のリアル2.5mの機械なら、まあ「有り」かもしれません。
微妙に左右に動きますので、真中に来た時が3本の桿が揃った時です。
しかし、顔の位置を固定されたり、二窓式ミラー折り返しの疑似2.5mの機械ですと、
ほとんど無理です。



残念ながら、上記の「コツ」は真に受けないほうがよろしいかと・・・

さらに以下のような「コツ」も。

もちろん、三桿法の原理はご存じかと思いますが、3本の棒が並んだ場合
・3本の長さが同じくなる。→実は、並んでいない場合は微妙に長さが違う。
・太さが同じくなる。
・3本のピントが均等に合う。



A)確かに長さは変わって見えますが、内部で、桿の最上下が見えないような仕組みになっていますので、
現実には長さの違いでは判断できません。


・太さが同じくなる
・3本のピントが均等に合う。


それはその通りですが、
深視力の苦手なかたは、それがわからないので、「コツ」を求めて彷徨っているのです。


170713_1.jpg

感覚は人によって違います。
3本の桿の
・太さが揃う
・黒の密度が揃う(色が揃う)
・ピントが揃う
などで判断しているかたもいらっしゃいますし、
片方の固定した桿にピントを合わせておいて、動く桿のピントが揃ったタイミングを計るかたもいらっしゃいます。

何度か書いてますが、私などは、3本の棒が二等辺三角形を作っているのが俯瞰的にイメージされます。
三角形の頂点が、手前や奥に行ったり来たりしますが、三角形が直線、あるいは面に感じた時が3本の桿が揃った時です。


尚、ピントが揃ったタイミングを判断基準とする場合の最も基礎的な準備ですが、
ちゃんと2.5m先にピントが合ったメガネを掛けていないことには始まりません。
リアル2.5m式にしろ、ミラー折り返し式の機械でも、固定された両端の桿までは2.5mあります。
ということは、「遠点」が2.5m以上先に無いとピントが合いません。
すなわち、完全矯正値(無調節の状態で平行光線が正しく網膜上に焦点を結ぶ状態)
より0.40ディオプトリー以内の雲霧でないと、2.5m先にピントは合わない計算です。

多くの近視のかたは、0.50D以上の雲霧をされた「弱い」屈折状態のメガネを掛けています。
乱視の度数や軸度もいい加減なことも多いです。
所先生の「低矯正のススメ」の影響もありますし、
検査方法の未習熟から、完全矯正値を得ることが出来ないので、
「弱めにしときますね」とお茶を濁すパターンも多いと思います。

「コツ」も大事ですが、準備も怠ることの無いようにご注意ください。

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