こちら金沢市のメガネ店OptPal(オプトパル)です

深視力のアドバイス?

自動車学校を卒業して、運転免許センターの適性検査で不合格になった18歳の男性の相談を受けました。
準中型の限定を解除する免許ですので、深視力検査が必須になります。


メガネやコンタクトの経験は無く、
「見えにくい」という自覚も全く感じていない状況です。

自動車学校の検査でも深視力は全然わからなかったようですが、
自動車学校の職員から、「音を聞け」というアドバイスを受けて
無理やり「卒業させられた」ようです。 (-_-;)

自動車学校にとっては、
教習料受け取って教習が済めば、速やかに卒業して貰いたいでしょうしね。

170712_2.jpg

深視力検査用の三桿計は、
モーターと減速用のギアを、チェーンでプーリーと繋ぎ、
真中の桿はレール上を前後に動くようになっています。
黄色の丸の部分がこの装置のミソで、
縦に設置したカーテンレール状の筒に、やはりカーテン部品の「ランナー」のようなものがあります。
このランナーがチェーンに直付けされており、両端のプーリーまで来るとレールの中を上下して
反転していく仕組みです。

この反転するときに、微妙な音が発生するのですが、
音と音の間をカウントして、その真中で押せば良いという理屈です。

しかし、自動車学校の検査室はともかく、
運転免許センターのざわついた環境の中で、その音が聞き取れるとは思えませんし、
他の騒音と聞き間違えたならばさらに悲惨です。
絶対にやめましょう。


結果的には、自覚を感じていない程度の弱い近視性乱視がありまして、
それの矯正と、ちょっとしたトレーニングで無事に合格圏内まで持って行けました。
まあ、問題なく免許の取得は出来るでしょう。


金沢市西念4丁目19-26 プレイヤード102 OptPal(オプトパル)

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混合性不同視

お電話で深視力用メガネのご予約を賜ったお客様が来店されまして、
使用中のメガネを拝見すると

!!

R=Sph-3.00D
L=Sph+1.50D Cyl-1.00D Ax35


くらいの、混合性不同視の度数でした。

不同視というのは、左右眼の屈折度数に差があるものを言います。
(視力の差では無く、屈折度数の差です。)←ここ重要
そして混合性というのは、片目がそれぞれ遠視と近視の場合を言います。

深視力とは精密な立体視のことです。
両眼視機能と呼ばれる両眼のチームワークにおいて最高次元の能力になります。
この精密立体視という機能を阻害するもののひとつが不同視だったりするわけですが、
不同視が大きいのももちろん、混合性なのでさらに難しい予感がしました。

片眼遮蔽屈折検査、不等像視検査を含む両眼視機能検査を経て、
両眼開放屈折検査にて

RV=(1.5*Sph-3.50D Cyl-0.25D Ax120)
LV=(1.2*Sph+2.00D Cyl-1.50D Ax40)


を得ました。
不同視の場合、不等像視(左右眼の網膜像の大きさの違い)や斜位(左右の眼位のズレ)があることも多いですが、
幸いなことに不等像視はほとんどなく、眼位のズレも全くありませんでした。


偏光視標による立体視検査も問題なかったので三桿計で検査をしてみると、
あっけなくボーダーラインはクリアしています。


が、これは私の手柄でもなんでもなく、
かなりの強度な不同視にも関わらず、
これまでしっかりと左右差を付けたメガネを掛けていただいていたお客様の手柄です。

お話を伺いましたところ、
子供の頃は、右目が正視で、左目が強い遠視で、小さい頃からメガネを使用しておられたようです。
そのおかげで、左目も弱視や内斜視にならずに済み、両眼視機能も獲得できていました。
片目が見えていると、メガネを掛けたがらなかったりした結果、
遠視眼の視力が発達できないこともあるので、非常に良かったです。


最初は、さすがにドキッとしましたが、
上手くいって安心しました。

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深視力のコツとか何とか・・・

深視力ネタが続きますが・・・・

昨日、深視力計を自作した例がインターネット上で公開されていないか探していたら、
「深視力検査のコツ」と称して以下のような記述がありました。


1.先に行なう人があって近づけるなら、検査官の後ろから少し早口でカウントし覚える。

2.たしか反転する時にカチッとかガチだか、小さい音がしていたと思うので、それを聞き漏らさない。

3.怒られない範囲で、立ち位置を数センチ横によるのはどうでしょうか?



1)前のかたの終わった位置からスタートするので、スタート位置がランダムです。
カウントをスタートする位置が間違っていたら、元も子もありません。
最も前、最も後ろのポジションがわかるなら、そのポジションに行った時からカウントすれば良いですが、
それがわかるくらいなら、揃った瞬間もわかるはずです。


2)昨日、深視力計の仕組みについて書きましたが、確かに反転する際、レールとランナーの擦れる音が微かににします。
しかし、周囲のざわついた環境の中で、その音が聞き取れるとは思えませんし、
他の騒音と聞き間違えたならばさらに悲惨です。絶対にやめましょう。


3)一窓式のリアル2.5mの機械なら、まあ「有り」かもしれません。
微妙に左右に動きますので、真中に来た時が3本の桿が揃った時です。
しかし、顔の位置を固定されたり、二窓式ミラー折り返しの疑似2.5mの機械ですと、
ほとんど無理です。



残念ながら、上記の「コツ」は真に受けないほうがよろしいかと・・・

さらに以下のような「コツ」も。

もちろん、三桿法の原理はご存じかと思いますが、3本の棒が並んだ場合
・3本の長さが同じくなる。→実は、並んでいない場合は微妙に長さが違う。
・太さが同じくなる。
・3本のピントが均等に合う。



A)確かに長さは変わって見えますが、内部で、桿の最上下が見えないような仕組みになっていますので、
現実には長さの違いでは判断できません。


・太さが同じくなる
・3本のピントが均等に合う。


それはその通りですが、
深視力の苦手なかたは、それがわからないので、「コツ」を求めて彷徨っているのです。


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感覚は人によって違います。
3本の桿の
・太さが揃う
・黒の密度が揃う(色が揃う)
・ピントが揃う
などで判断しているかたもいらっしゃいますし、
片方の固定した桿にピントを合わせておいて、動く桿のピントが揃ったタイミングを計るかたもいらっしゃいます。

何度か書いてますが、私などは、3本の棒が二等辺三角形を作っているのが俯瞰的にイメージされます。
三角形の頂点が、手前や奥に行ったり来たりしますが、三角形が直線、あるいは面に感じた時が3本の桿が揃った時です。


尚、ピントが揃ったタイミングを判断基準とする場合の最も基礎的な準備ですが、
ちゃんと2.5m先にピントが合ったメガネを掛けていないことには始まりません。
リアル2.5m式にしろ、ミラー折り返し式の機械でも、固定された両端の桿までは2.5mあります。
ということは、「遠点」が2.5m以上先に無いとピントが合いません。
すなわち、完全矯正値(無調節の状態で平行光線が正しく網膜上に焦点を結ぶ状態)
より0.40ディオプトリー以内の雲霧でないと、2.5m先にピントは合わない計算です。

多くの近視のかたは、0.50D以上の雲霧をされた「弱い」屈折状態のメガネを掛けています。
乱視の度数や軸度もいい加減なことも多いです。
所先生の「低矯正のススメ」の影響もありますし、
検査方法の未習熟から、完全矯正値を得ることが出来ないので、
「弱めにしときますね」とお茶を濁すパターンも多いと思います。

「コツ」も大事ですが、準備も怠ることの無いようにご注意ください。

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単眼視による深視力

以前「単眼視で深視力検査は通るか?」というブログ記事を書きました。


昨日、深視力計を片付ける前に、いつも通り、自分の眼でやってみました。
1度目は、1.0cm、2.5cm、0.5cmで、誤差の合計4.0cmで合格!
合格レベルで出来たのは初めてです。

2度目は、5.0cm、1.5cm、2.0cmで不合格でした。


結構良いところまでは来ているのですが、
まだまだボーダーラインまで来たとは言えません。

両眼では、3本の桿が作る三角形を俯瞰的なイメージで捉えられるのですが、
単眼視の場合は、桿の太さと色の密度で感じるしかありません。
近付いている、離れていく、という感じはわかるようにはなりましたが、
やはり正確に捉えるにはまだ練習が必要です。
ただ、練習さえすれば、いつかはボーダーラインに行けると言う自信は得ました。


単眼視で免許取得を目指したい、というかたの場合、その練習が問題です。
深視力計をいつでも自由に使える、という環境があれば良いのですが、
難しい場合の方が多いのではないでしょうか?

当店も深視力計は、キャスター付きのワゴンの上に乗せて検査スペースの脇に仕舞ってあり、
必要な時に引っ張り出してきて使います。
検査スペースの使用中はもちろん、
合否の判定は誰かが見ていないとわかりませんので、私が手の空いている時にしかお相手はできません。
もっとも、手が空いたら空いたで、経理関係や顧客管理コンピューターのメンテナンス、ホームページの作成など、
やらないといけない雑用がたくさんあるので、いつでもOKというオープンな状況ではないのが現状です。

買うと税込価格で15万円ほどしますので、あまり現実的とは言えません。
練習のために見ることが目的ならば、ボタンとか、判定装置は必要ありませんから、
動かすだけの構造は単純ですのでDIYも可能かと思います。

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レール上を真中の桿が前後に動くようになっています。
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このランナーがチェーンに直付けされており、両端のプーリーまで来るとレールの中を上下して
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深視力の誤差

大型免許取得のため自動車学校を卒業したものの、
運転免許センターでの深視力に不合格になったかたの相談を受けております。(現在進行形)


裸眼視力は0.8程度あり、普通免許(現・中型限定)には眼鏡使用の条件は付いておりませんが、
夜間の運転時にだけ、メガネを掛けることもある、という日常の生活です。

そのメガネの度数は
R=Sph-0.75D
L=Sph-1.00D プリズム無し


偏光立体視標では5′程度しかなく、精密立体視は余り良くないです。

両眼開放屈折検査による完全矯正値
R=Sph-0.50D Cyl-0.50D Ax82
L=Sph-1.00D Cyl-0.50D Ax105 2△Base.In


外斜位の矯正をすると、偏光立体視標は1′まで見えました。
ただ、深視力計(三桿テスト)は全くダメです。

眼球運動的には、追随運動は問題ないのですが、跳躍運動は苦手なようです。


原因はコレ!と断定できるならば簡単な話なのですが、そんな簡単なものでもありません。
疑わしい点はいくつか想像は出来ますが。

矯正による見え方の変化に慣れていないだけかもしれませんし、
斜位の放置による、ドイツ式のハーゼ理論でいうところの「感覚神経性変化」なのかもしれません。
あるいは、眼球運動の問題かもしれないし、
もしかしたら、自信の無さからくるメンタルな問題かもしれません。

それでも、簡単なビジョントレーニングとパーナム融像圏の刺激で、
なんとかボーダーライン近くまでは来ました。(2週間目)

不思議なことに、「計ったように2センチ早い」タイミングでボタンが押されます。 ^_^;
すなわち、近付いてくるときには2センチ奥、離れていくときには2センチ手前です。
ただ時折、離れていくときに4~5センチ早くなることがあって、
安心して運転免許センターに行っていただける状態でもありません。
まあ、タイミングが常に早い、というのは、
自身の無さからくる焦りのことが多く、自信が持てれば自ずと直ってくる場合が多いのですけれど。

そして、3週間目。
離れていくときの誤差はやはり計ったように2センチ早いのですが、
近付いてくるときの誤差は減りました。
これで何とかいけそうなのですが、まだ自信なさげなご様子。
まあ、苦手意識が刷り込まれてしまっているので仕方ないです。


深視力は、連続3回の誤差の合計が6センチ以内が合格圏内です。
単純に平均すると2センチですので、2センチが合格圏内と思われているかたも多いです。
2センチと意識すると、非常に狭く感じて自信を無くすかたも多いでしょう。
焦って早く押し過ぎたり、それを意識するあまり押すタイミングを逃したりすると不合格となり、
さらに自信を失う悪循環です。

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これは、当店の深視力計の横にある目盛です。
被検者には見えませんが、検者が確認するためのものです。
赤く塗られている部分は前後それぞれ2センチ、すなわち4センチの幅があります。

そう、誤差の許容範囲はたったの2センチではなく、
この4センチある赤いゾーンの中に入れれば良いのです。
焦る必要は無いので、落ち着いてやってみてください。


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